見出し画像

【社員インタビュー #12】「自ら考える」と「ときには頼る」、バランスが大事

アカウント:turnip
出身:神奈川県横浜市
趣味:ゲーム、絵を描くこと

趣味を仕事にすると決めた瞬間

幼い時からインターネットや Web が好きで、小学生の頃は夜な夜な携帯電話で HTML を調べてホームページを作り、自分が描いた絵を公開していました。手元で打ち込んだものが動いたり、世界に発信されたりすることが、感動的で楽しかったです。ただ、パケット通信量が定額制ではなく、当時小学生だった私には到底支払えない金額になってしまったことを今も時々思い出して、両親に迷惑をかけたことを猛省しています。

自分にとってコードを書くことは趣味だったので、それを仕事にするという考えはもともと全くありませんでした。大学では経営学を専攻し、簿記や保険について学んでおり、周りが金融業界や保険業界を目指していたので、自分もそういう道に進むものだと考えていました。
エンジニアという職業を意識したのは、大学でゼミに入ってからです。経営学専攻でしたが、プログラミングするゼミがあったので興味本位で入りました。そのゼミで、それまで趣味だと思っていたことで働けるなんて、そんな幸せなことがあっていいのかと衝撃を受けました。就職活動がエンジニア一本になった瞬間でした。

広い世界をもっと知りたいと感じた

大学卒業後は SIer に入社し、SE として客先常駐していました。製造業の品質保証関連システムのプロジェクトで、運よくちょうど既存システムを1から作り直そうとしている現場に配属されました。そこでは設計・開発・テストのほか、その後の保守まで一通りの工程を担当させてもらいました。
色々な業務をさせてもらえたうえに、チームの空気もよく、本当に働きやすい居心地のいい職場だったのですが、長く同じ現場で過ごすなかで危機感を感じることもありました。検証を行い、そのスクリーンショットを撮るという作業が多かった時期には、本当にこのままでいいのだろうかと漠然とした不安に襲われました。得られた知識はその現場でしか通用しないものも多かったです。

他の現場に行った途端に何もできないのはまずいと思い、入社5年目に差し掛かった頃、働きながらプログラミングスクールを受講しました。そこで初めてオープンソースのライブラリや Git、テストツールなどに触れたのですが、世の中のエンジニアはこんなツールを使って開発していたのか!と驚きました。
知らない技術が当たり前のように色々なブログやコミュニティで語られているのを見て、同じ IT 業界という括りの中でも、自分が属していたのはほんの一部だったことを知りました。もっとこちらの世界を覗いてみたいという気持ちが募り、 Web エンジニアに転身を決めました。

かつての経験から、ムーブの価値観に共感

ムーブのことは、転職活動中にスカウトメッセージが届いたことで初めて知りました。当時は前職の退職後1年くらい無収入でも生活できる目処が立っていたので、転職活動はあまり急がず「いい会社があったら」ぐらいの気持ちでいました。しばらくはスクールから紹介してもらった会社だけを見ていましたが、なかなか自分にとってピンと来るところがないと思っていました。

「エンジニアの価値を向上させる」という考え方にまず惹かれました。そもそも前職時代に「自分は特定の現場でしか通用しない = 社会的価値が低いのではないか」と感じたことが、私が転職を考えるようになったきっかけです。この会社なら自分の目指したい方向性とマッチしているかもしれないと思い、すぐに返信しました。
後日、選考ではなく面談という形で訪問したのですが、終了間際に選考をしてもらえるようお願いし、その日の内に面接をしてもらいました。今振り返ると、我ながらなかなかすごいこと言っていると思うのですが、求人内容や公開されている社員インタビューを読み、実際の会社の説明を受けたり雰囲気を見たりして、「働くならここがいいな」と感じました。いきなりの申し出にも関わらず、すぐに話を進めてもらったことは申し訳なくも感謝しています。

画像1

時には頼ることも必要だと再確認

入社して最初に参画した HTHL メール生成システムの開発案件に、現在も携わっています。何もない状態からシステムが少しずつ作られていく過程を体験できて、日々いい経験をさせてもらっています。
この案件では、フロントエンド部分のタスクを中心に担当していますが、入社当初はあまり実務経験がなく、実装方法の見当すらつかないこともありました。他のメンバーに助けていただきながらも、参考にできそうな記事を探し回ったりして、色々試行錯誤したすえに意図していた形になった時は一番面白いですし、達成感もあります。
ただ最初は1人で考え込んでしまい、1日経ってから SOS を出すようなことが多々ありました。結果として自分の進捗が遅れ、他の方の進捗も遅れる…と迷惑をかけることになってしまいました。自分自身で考えることはとても大事ですが、場合によっては早めに相談することも必要だと改めて実感しました。自分1人で仕事をしているわけではないことを忘れずにいたいです。

最近の具体的な課題を挙げるなら、サーバーに対する苦手意識の克服です。ムーブではサーバーに直接入って作業をする文化があるのですが、私は知らないことが多すぎることもあり、いまだに恐さを感じています。
また、まだまだ何かとフォローしていただいているので、Web エンジニアとして早く独り立ちしたいです。何かを実装しようという時に「こうしたらいいのかな」とすぐ見当がつくくらいの経験や知識を身につけていきたいです。今は他の人が書いたコードをじっくり読んで引き出しを増やしたり、趣味として自分なりのコードを書いてみたりしています。

環境の変化を通じて

ムーブの好きなところは、各エンジニアが技術に対する興味を持っていて、それが当たり前であるところです。各自が勉強になった記事や興味のある記事を社内 Slack で共有しているのですが、単純に面白い情報だったり、業務に関係する技術の話だったり、バラエティ豊かです。
誰に言われるでもなく、それぞれが積極的に新しい情報をキャッチアップしていて、その状態が自然と継続されているのは、あまり見かけたことのなかった光景でした。Web の技術が好きな人が集まっているからこそ、いい雰囲気ができているのだと思います。

コロナ禍ということもあり、今はフルリモートで仕事をしています(出社している社員もいます)。慣れない間は手間取りましたが、環境が整えば、思っていたより問題なく作業できています。
必然的に文字でのやり取りが増えましたが、文字だけで伝えるのが難しそうな時は通話も挟んで、相手との認識に齟齬が生じないよう気をつけています。口頭でやり取りしたことでも、他の人が見える場所に記録を残しておくのは大事だなというのは改めて感じました。書かないで困ることはあっても、書いておいて困ることはほとんどないはずです。
とても個人的な話ですが、毎日の通勤がなくなったのは大きな変化でした。住んでいる場所の都合上、出勤していた時は朝6時前に家を出ていたのですが、リモートワークでその時間が丸ごと自由に使えます。今は買ったまま放置していた本を読む時間にしていますが、今後は資格試験や英語の勉強をしようと考えています。

この記事が参加している募集

社員紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?