4月16日にあんなに大好きだった硫黄島を出た
自分でもこんなことになるなんてびっくりだ

友達には全くお知らせしてなくって、
今も知らない人がほとんどだと思う。
いつもみんな突然でびっくりだよね、ごめんね笑

やっぱり無理だったんだって言う人とか
大学のこととかはどうでもよくって
ただただ、大好きな島の人たちにすぐに会えなくなってしまった環境が辛い

そもそもなんで島を出たかって綺麗に言葉で説明するのは難しいんだけども
すごく簡単に言うと自分の力なのなさだったり、価値観の違いだったり
自分にはどうしようもないたくさんの理由もあるとわかっているけど
今はとにかく不甲斐なさでいっぱいなのだ。

これから自分にできることなんて、
コツコツと力をつけるために前に進んでいくことだけだと頭ではわかっている。
すごく頑張っていきたいのに
切なくて悔しくてなんだかずっとくよくよしちゃう
とても弱虫、今は弱虫のウジ虫

なんでこんなに島のことが大好きになったのか考えてみたんだけど
島の人たちって「何ができるのか」みたいな物理的な能力じゃなくて
１人の人間として何者なのかを見ていてくれてたんじゃないかなと今となって思う。
最初は唯一の大学生とか、島を盛り上げたい気持ちとかに興味を持っていただろうけど
どんどん孫や娘ように接してくれて家族だと思える存在になっていった。

移住してたった一年足らずででこんな気持ちになるなんて
どれほど素晴らしいことなのか、感謝し尽くしてもしきれない。
島を出る時もたくさんの人がお見送りしてくれて
学校なんて授業時間調整して港まで来てくれたりして
みんなからありがとうって言われて、面倒を見てもらっていたのはこっちの方なのに

島に移住して、そして島を出てこの１年間で
自分は周りの人からどれほど大きな愛情を注いでもらっていたのかに気がついちゃったよね。
そして島に移住することを応援してくれた人たちや、
移住することに反対してくれた人たちも全て根底には私のことを思い遣っての行動だったと気がつくのに23年もかかりました。

私はたくさんの人から愛されていて、愛されるべき人間であって、
そしてそれは世界中の人がそうであるべきなのだ。
だから私はどんな人でも生きやすい世の中を作っていきたいし
特に私を育ててきてくれた人たちには、この感謝を返せるような人間になりたいと、
一皮剥けたいまより強く思うのです。

さらに最強の人間に近づいた今、
やっぱり私にできることはより最強になるしかないですね。
たくさん勉強して、たくさんの経験をして、伝えられる時に感謝を伝えて、
くよくよしている今の自分も面白がってみたりなんかして、
全ての思い出を力に変えてここからやっていきますよ

新たな拠点である淡路島でまた足掻いていこうと思います。
みんな会いにきてね、私も会いにいくね