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誰かと一緒に食べるひととき|おにぎりの宴

初めまして。もりたせいやです。
普段は渋谷で働きつつ、色々な遊びに周りの人を巻き込んでは楽しんでいます。今回はその内のひとつである「おにぎりの宴」についてご紹介しましょう。

おにぎりの宴とは

おにぎりの宴とは、おにぎりを握って食べる、というシンプルなイベントです。遊び仲間のひぐまちゃん(@higumasan_gaoo)と共に2018年の冬から始め、2ヶ月に1度、都内のキッチンスペースをお借りし開催しています。これまで4回の宴を開きました。

「おにぎりを握る」というのは日常にありふれた行為ですが、実際はどんな雰囲気なのかというと…

本当に純粋に、おにぎりを握ったり。

和気藹々とおにぎりを食べたり。

傍らにお酒があったりします。

要は、いい歳した大人たちが、休日の昼間からお酒片手に酔っ払いつつおにぎりを食べる。というのがこのイベントの醍醐味です。

どうしておにぎり?

もともとは、私が学生時代に所属していた「Table For Two」での活動がきっかけでした(先進国と発展途上国の食の不均衡の解消に向けて活動している団体です)。

この団体では、10月16日の世界食料デーを記念し、期間中にアフリカ・アジアの子どもたちに100万食をプレゼントする事を目指す「100万人のいただきます」キャンペーンを毎年開催しています。その一環として、「おにぎりアクション」というイベントも行っており、これに参加しようとしたのが始まりです。

おにぎりアクションとは、対象商品を購入+写真を投稿することで、アフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントすることができるものです。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

宴のここがおもしろい!

私たちが開く宴には、3つのおもしろさがあると思います。背徳感のある贅沢を味わえること。初めましての人とおにぎりを握ること。大家族のようにひとつの食卓を囲むこと。この3つです。

背徳感のある贅沢
普段の暮らしの中で、休日の昼間から進んでお酒を飲んでだらけることはあまりないでしょう(飲んべえは除きます)。味の良いビールと日本酒に酔いしれながら美味しいご飯を食べるという、日常には出さないちょっとだらしない自分を素で出すことができるのは贅沢な時間かもしれません。

初めましての人とおにぎりを握ること
宴の参加者は初参加の人が多くを占めます。毎回10人前後の人が集まりますが、驚くほどに被らないのです。更には年代も、職種もバラバラ!というよりも敢えて狙ってお声がけしています。

そんなほとんど初めましての状態で、自己紹介もほどほどにおにぎりを握るなんてどうかしてる!と思いがちですが、やってみると案外しっくりくるのです。おにぎりを握るというシンプルな行為でも、握り方や具の入れ方は人それぞれ。話のネタが尽きないことにもおもしろさが詰まっています。

大家族のようにひとつの食卓を囲むこと
この宴を始める時に決めたことが「テーブルはひとつだけ使う」というものでした。居心地の良い空間、テンポの良いコミュニケーションは食卓の形で変わります。そのためなるべく参加者全員の顔が見える机と椅子の配置を探し続け、東日本橋にぴったりなレンタルキッチンスペースを見つけました。
この「テーブルひとつ」を囲んでご飯を食べていると、まるで夏休みに田舎へ帰ってきたかのような、おじいちゃんおばあちゃんも混ざってにぎやかに食事を楽しんでいるような感覚に浸って、どこか懐かしい雰囲気になれます。

こだわっていること

食にまつわるイベントは今日たくさんありますが、おにぎりの宴らしい特徴をまとめてみました。

好きなおかずを持ち込める
おにぎりの基本的な具は用意しますが、食べたい具材やおかずがあれば持ち込める形式にしています。
旅行先や近場でみつけた具材はもちろん、おつまみやおかずも大歓迎。最近はその場で調理してくださる方も出てきました。

誰がどんな食材を持ってくるのか、宴が始まるまで参加者も主催者も分からない。そんな、ちょっとした遊びというか、確実性のない余白を食卓に取り入れることで、日常では体験できない楽しみが増えるのかなと思っています。

美味しい食材を使いたい
せっかくの非日常だから、使う食材にもこだわりをもちたい、と回数を重ねるごとに思ってきました。ひとまず今は海苔にこだわることに決めて、各回で異なる種類の海苔をご用意しています。
実際に食べてみると、美味しいのひとことでは表現できないほど深くて異なる味わいがあるのですが、その話はまた別の機会に。

ちなみに、海苔はスーパーやオンラインショップではなく、「ぬま田海苔」さんという海苔専門店に直接足を運んで仕入れています。有明海の初摘みだけを取り扱っている、歴史あるお店です。ぜひ一度お試しあれ!

今後はお米や具材、お酒にもこだわっていければなぁと。

非公開で招待制
少しでも居心地の良い時間を過ごしていただくために、この宴では基本的に「主催者の友達とその友達」に参加のご招待をお送りしています。
誰も知らない状態のまま不安を抱えて参加することに比べて、友達の友達というだけで会話を始めるまでの壁が少しでも薄まるではという考えです。どの回でも2時間の宴の間に、気付いたら仲良くなっていることがほとんど。
おにぎりを握ることは共同作業。お話にも自然と花が咲きます。

最後に

色々とお話ししましたが、結局は楽しく食べて飲んで語り合うゆるりとした会なのです。
この記事を読んでちょっとでも参加してみたいなと思ったら、ぜひご連絡くださいね。この食材・お酒も使ってみてほしい、といったリクエストも受け付けております。
おにぎり、一緒に握りましょ。


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