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マーケティングの本

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note急成長のカギ、「グロースモデル」徹底解剖

note急成長の秘訣、それは「ひとつのKPIではなく、”グロースモデル” で、バランスよく施策をまわしたこと」かもしれません。 この「グロースモデル」とは一体なんなのか。noteの開発を語るうえで必須用語であるものの、全体像が語られることはありませんでした。 そこでnoteのプロダクトマネージャー(PdM)である石坂さんが、グロースモデル発案者でCXOの深津さん、グロースモデルに沿った開発と運営を先導してきたCEOの加藤さんに話を聞きました。 Amazon創業者ジェフ・

価値実現するプロセスと大事な1つのこと

世界を少し良くするには、良いモノを世に出すことで良い変化がきっと起こります。良い変化があると自分に良い報酬が返ってきて自分も良い変化が起こると言われています(玉樹真一郎氏の「コンセプトのつくりかた」から) 所属していたオプトではこのようなことを「先義後利」と言っていますが、サービスやプロダクトにおいては、ユーザーに価値を提供することで、ファンになってもらえたり対価が得られたりし、ビジネスが継続できることで、掲げたVisionや描いた世界観に近づいていける。価値実現している。

「メディア」ではないライブ配信をつくるーPocochaの設計思想

はじめまして、水田大輔です。2017年にサービスを立ち上げてから4年間、ライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」のプロダクトオーナーをしています。 おかげさまでPocochaはサービス開始以来、規模を拡大することができています。最近では、IR説明会などの機会に業界の方が話題として取り上げてくださることも増えてきました。 ▲DeNA 2022年3月期第1四半期 決算説明会資料より 実は僕は学生時代からサービスを立ち上げてはつぶす、を10回繰り返していて、Pococh

Pocochaのロングテールプラットフォーム「戦略」のつくりかた〜施策設計編〜

はじめにライブ配信アプリ「Pococha(ポコチャ)」のプロダクトオーナー、水田です。前回(というには昔過ぎますが)、Pocochaが目指すプラットフォームビジネスモデルのコアコンセプトが「ロングテール」だというnote記事を作りました。 Pocochaは今、まさに急激な事業成長を遂げています。お陰様で後発ながら、国内トップクラスのアプリに成長しました。 個人的には残念ではあるのですが、よく「Pocochaの次はどうするんですか?」という風に聞かれたりします。 前提には色

あこがれの存在から身内の関係に変わったブランディング戦略:ファンベース

前回紹介したPURPOSEはおもに企業の内側の視点でしたが、今回紹介する本は外側=ユーザー(ファン)に向けてのことが書かれた本です。 どちらの本も共通しているのはブランディングという考え方に対して「好きになる仕組みや仕掛け」をつくることで、「便利だから買う」「性能が優れているからこっちにする」といった合理的な判断ではない人間の感情を大切にしていることだと思います。 ファンベース 佐藤尚之 ちくま新書 2018.02 これまで多くの本を読んできた経験上、新書系の本(文庫本

アンダーマイニング(報酬とやる気):行動経済学とデザイン04

「お金じゃなく、やりたいからやってるだけ。」 今回は報酬(お金など)と動機(やる気やモチベーション)についてのことです。僕が尊敬してやまない佐藤雅彦さんとその仲間でつくった『ヘンテコノミクス』は行動経済学をマンガにした本ですが、その1つにアンダーマイニング効果のことが書かれています。 行動経済学まんが ヘンテコノミクス 佐藤雅彦 + 菅俊一 + 高橋秀明 マガジンハウス 2017.11 こんなお話です。 壁に落書きをするいたずら坊主たちは、怒鳴られても懲りなく落書きを

【売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」要約まとめ

【売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」要約まとめ 最近読んだ本が面白かったので書きます!面白かったです(^。^)(^。^) 【売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」 マーケティングの本です。 1994年の本だけど、2021年に48刷発行されてる位人気な本です。 おすすめです! まとめました♪ それではどうぞ〜♪ 売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則 ◾️一番手の法則 先頭をきれる分野をつくる ◾️カテゴ

あなたは「人々が求めているもの」が作れるか?

"Make something people want" 「人々が求めているものを作れ」 これは、Y Combinatorを作ったPaul Grahamの言葉だそうです。いつ聞いたのか定かではありませんが、スタートアップ界隈とはみじんも縁がなかった僕も、何かの拍子で読んだり聞いたりして、頭に残っていた言葉でした。 すごい技術、でもなく、圧倒的な美しさ、でもありません。「人々が求めているものを作る」というシンプルなことが、企業最大の課題です。"作る"という中にはプロダクトだ

「感動」のSTAR(スター)分析:後編

こんにちは、“映画おばけ” です。 企業様の広告コミュニケーションや、 プロモーションを企画したり、 サポートするお仕事をさせて頂いてます。 今回のnoteも、前回に引き続き、 感動の構成要素を整理するフレームワーク 「感動のSTAR(スター)分析」について。 『感動のメカニズム 心を動かす Work&Lifeのつくり方』 前野隆司 著 (講談社現代新書)より引用 前編では、フレームワークの前提となる、 「経験経済」「経験価値マーケティング」について触れました。 後

「感動」のSTAR(スター)分析:前編

こんにちは、“映画おばけ” です。 普段は、企業様の広告コミュニケーションや、 プロモーションを企画したり、サポートするお仕事をさせて頂いてます。 とりわけ、映画や音楽、漫画やアニメといったエンタメ商材に関わることが多い身の上ということもあり。 エンタメ体験にまつわる「面白い」という感覚を科学し、自身の企画のノウハウにフィードバックして体系的な整理をしたいなあと、色々な先行研究を調べています。 この度、前野隆司(まえのたかし)氏の著書『感動のメカニズム 心を動かす W

(無料ダウンロード)新規事業の意思決定の壁を突破する『VALUE DESIGN SYNTAX』

こんにちは。NEWhのビジネスデザイナー・堀雅彦です。 2022年6月に『なぜ【ロジックだけ】で新規事業は実現しないのか? -100件以上のプロジェクト支援から導いた意思決定の“正解“-【実践編】』というセミナーを開催しました。 セミナー内で、紹介したVALUE DESIGN SYNTAXというフレームワーク、その背景にある考え方について、Twitter中心に、想像以上に反響をいただきました・・! 多くの人に興味を持ってもらえたようで、せっかくなので、自由に記入ができる

PIVOTの大木優紀さんのPRスキルシリーズが、今の広報やPRの変化を象徴していてめっちゃ面白い

個人的に、PIVOTの動画は日経テレ東大学と並んで、私のYouTubeのメインコンテンツになりつつあるんですが。 特に個人的にお勧めしたいのがこちらのシリーズです。 正直なところを言うと、一人目の講師がいきなり三浦さんという剛速球の変化球から入ってきたので、ちょっぴり最初は心配してしまったんですが(笑) その後、ベクトルの吉柳さんや、電通の眞鍋さん根本さんと王道もカバーして、直近2回の食べチョクさんと中澤さんが、個人的にはスタートアップの広報向けとしては芯を食った神回だっ

Spotifyがフリーミアムモデル界の最強モデルである理由

新着記事を(無料で)LINEへお届けします。以下のリンクからLINEで友達登録してください。 https://line.me/R/ti/p/%40pap3801g ---------------------------- 最近はアメリカで、大型の株式上場が相次いでいます。つい先日はDropboxを取り上げましたが、今日は音楽ストリーミング界最大手のSpotifyを取り上げたいと思います。 今回、Spotifyがニューヨーク証券取引所に上場申請を行った際の申請書が公開さ

クリエイターエコノミー。今アメリカではどうなってる?

はじめにスタートアップへの投資を行っているDCMベンチャーズの本田です。 これまでMediumで記事を書いてましたが、日本ではnoteで記事を書かれる方が圧倒的に多い&Twitterとの相性が最高なので意を決してプラットフォームを変えました。今後思い立ったら記事を書いていこうと思うのでTwitterと合わせてフォローいただけたら嬉しいです。 この記事では米国で急速に盛り上がりを見せているクリエイターエコノミーについて書いていこうと思います。クリエイターエコノミーという言葉