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『無料語学アプリ「Duolingo」が同時翻訳機付きイヤホンを開発?AirPodsが翻訳イヤホンの本命』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.3.31

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■無料語学アプリ「Duolingo」が同時翻訳機付きイヤホンを開発? 中の人の“おもしろ回答”も話題

 無料語学アプリ「Duolingo」の日本公式Xアカウントが、3月28日(木)に更新。マスコットキャラクターののDuoをデザインに用いたワイヤレスイヤホンの写真を公開し、反響を集めている。
(中略)
 今回の「Duolingo」の投稿には、明治が3月26日(火)から実際に販売した「きのこの山ワイヤレスイヤホン」にまつわるポストが引用されていることから、これをオマージュしたようだ。

AI翻訳機能搭載「きのこの山」イヤホンに続いて、語学学習の専門家であるDuoligoが人目を引くジョークグッズのようなデザイン+同時翻訳機能付きイヤホンのビジュアルをXにポストしました。

エイプリルフールの4月1日に投稿されていたならジョークだと思えたのですが、投稿されたのは3月28日。「きのこの山」イヤホンもジョークだと思われながら実際にAI翻訳機能を搭載して発売されましたので、Duo鳥イヤホンだって本当に発売されるんじゃないかと期待が高まります。

こうやって後続製品が出るようになれば、イヤホン型の同時翻訳ガジェットは当たり前になってくるでしょう。なにも毎回ジョークグッズなデザインにする必要もありませんし(笑)


AIで英語学習不要に?

「未来はAIテクノロジーの進化で自動翻訳機が実用化されるから英語の勉強は要らなくなる。」

みたいな言説は昔から多いですよね。

上記の「機械翻訳の限界」のように、機械翻訳の精度は高くないから英語は勉強しておいた方がいいという反論も多かったのですが、当時の機械翻訳では確かに無理だと感じても仕方がないレベルでした。

しかし最近のAIの急速な進化で「本当にAI翻訳だけでいいかも」と感じられるようになってきました。

AIで英語学習が不要になるというのはまだまだ期待しすぎだと思いますが、それでも5年前の機械翻訳では鼻で笑っていた状況が、今のAIがそのまま進化すればいつかは行けるかもと思えるレベルには到達したように思います。


同時翻訳ガジェットは通訳さん

自力で英語を使いこなせるに越したことがないのは未来永劫その通りだと思いますが、AI翻訳は「通訳スタッフがそばにいるコミュニケーション」だと考えています。

通訳を介した会話は、直接話をするのとは違う独特の手順になります。また通訳さんは(日英の通訳の場合は)英語と日本語の両方の言語の習熟、両方の文化の理解、そして話す内容に応じた専門性の3点セットで期待しますが、全部パーフェクトな通訳さんはなかなかいません。

つまり、もともと「通訳」は英語を訳す以上に難易度が高く、使う側にも理解と工夫が必要な部分があります。人間の通訳さんでも3点セットを高いレベルで持ち合わせている人は稀ですし、仮にいたとしても24時間同行してもらおうとすると非常に高額です。

数万円で世界中の言葉に対応できる通訳をいつでも連れていけるのがAI翻訳デバイスの真の価値です。


次期AirPodsが同時翻訳イヤホンの本命

次期AirPodsが同時翻訳機能を積んできても全くおかしくありません。そうなれば同時翻訳イヤホンは本格普及の段階に入ります。

スマホもここ数年はカメラ性能くらいしか大きな進化が見られず、AI搭載もGoogleの消しゴムマジックのようなカメラ機能に付随する部分しか変化がありませんでした。

そんな中、「AIスマホ」という考え方や「rabbit r1」「Ai Pin」のようなAI専用デバイスも登場し始めています。

歴史的な円安とインバウンド観光客の急増で英語に限らない多言語に対応しなければならない人も増えていますし、長期的には日本の人口減と市場規模縮小でグローバルに仕事を求めなければならない人も増えるはずです。

AirPodsが同時翻訳機能を持つようになれば、多くの人が通訳を雇っている状態になります。「きのこの山」や「Duo鳥」にできたんだもの、Appleにできないはずがありません。

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