『サムスン、CES2024でボール型ロボット「バリー」新型を発表。「ハロ」と比較してみた』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.1.10
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■サムスン、CES2024で家庭用ロボット「Ballie(バリー)」新型モデルを発表
1979年に「機動戦士ガンダム」が放映されてから45年後の今年2024年、ハロがようやく実現!サムスンがCES 2024でハロ似の家庭用ロボット「Ballie(バリー)」の新型モデルを発表しました。
Ballie(バリー)をハロと比較してみる
歴代ハロの性能をまとめたサイトを参考に、バリーの機能をハロと比較してみます。
移動性能
ガンダムのハロは、手足を伸ばして階段を上る、転がり、飛び跳ねるという移動性能を持っています。
バリーはタイヤで走行移動します。
この映像くらい広くて平らな部屋があるといいですが、我が家にはありません。
会話性能
ハロは劇中でもしゃべります。いわゆるロボットボイスで平板なしゃべり方が古風でかわいい。CEATEC 2017ではガンダムトリビアな会話ができるハロ型ガジェット「ガンシェルジュハロ」が出品、2018年10月に149,040円(税込)で市販されました。
IBM Watsonと連携して自然言語で会話できるとしていました。
しかし、2020年9月30日にオンラインサービスが終了、現在ではアラームや時間確認、Bluetoothスピーカー機能といったオフラインモードで動作する機能しか使えないようです。
バリーも、音声コマンドに応答できるとしていますが、会話ができるのかは明記がありませんでした。
ChatGPT以後のロボットですから技術的にはできるはずですが、スムーズにしゃべるハロは可愛くないので、しゃべるとしてもどんなしゃべり方をするのかで印象が変わりそうです。
ゲーム
ハロはトランプができます。
バリーは犬の遊び相手にはなってくれるようです。
リモート操作できる自動給餌機にコマンドを出してオーナー不在でも犬に餌をあげたり、映像で様子をオーナーに見せたりできるようです。
我が家のワンコたちは、間違いなくバリー自体に襲い掛かってボールとして遊んでしまうでしょう。
ペットだけでなく、バリーがゲームの対戦相手になってくれるといいなと思います。
映像投影
ハロは映像投影するプロジェクター機能も内蔵しています。
シャボン玉を吐き出す機能と組み合わせて壁がない場所でも投影できます。
バリーも映像投影は得意です。
オーナーが見ている方向や姿勢、顔の向きを把握して、自動的に映像を投影する機能を内蔵しています。
オーナーがエアコンがある壁側を見ていればそちらに映像を投影しますし、
フィットネスで床に寝た状態で運動していることを検知すれば天井に映像を投影し、
キッチンで料理をするときにはレシピ映像をキッチン側の壁面に投影します。
これまでのプロジェクター投影は人間が機会に合わせて見やすい位置に移動する必要がありましたが、バリーがある日常では機械に人間が合わせる必要はありません。
スマート家電を操作
ハロは、「水星の魔女」では街頭インフォメーション機器や撮影用ドローンと合体して操作主になります。
バリーは、スマート家電の操作ハブになります。エアコンの温度設定を壁に投影して、音声などで変更操作をバリーが受け付けてエアコンの設定を変更できます。
家の中のすべての家電がスマート化されれば、バリー経由で操作できるようになります。
バリーに必要なのは、広くて平らで薄暗い部屋
45年を経てようやく実現した現代版ハロであるバリーに必要なのは、広くて、平らで、薄暗い部屋です。
人間が機械に合わせる必要がなくなるのがスマート家電のよいところだったはずですが、住環境そのものがバリーに最適化させないといけないというのは残念。
欧米の家は日本よりも広くて、家具を置いても平らなスペースがあり、そしておおむね暗い。
間接照明を多用して部屋全体が暗いヨーロッパの家なら、バリーのプロジェクター機能も活躍できそうです。
しかし、日本の住環境だと投影した映像は見づらいでしょうし、ハロくらい飛んで跳ねて移動してくれないと、バリーはオーナーの移動に置いてけぼりをくらってしまいます。
日本の住環境向けバリーは、ガンダムSEED版くらい小型でいつでもオーナーが持ち歩くスタイルか、腕時計型のウェアラブルハロのようなスタイルのほうが適していますね。少なくとも我が家ではバリーが動き回るスペースはありません…
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