見出し画像

『OpenAI、Google I/O前日に何かを発表へ「GPT-5でも検索でもないよ」じゃあ何が発表される!?』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.5.11

先進テックで未来の生活はもっと良くなる!」と信じて、Web3・AI・ガジェットなどのデイリーニュースから毎日ひとつピックアップしてご紹介しています。

新規ビジネスのアイディアのタネがほしい方、未来を想像してワクワクしたい方、読んでちょっといいなと思った方、ぜひフォロー・高評価よろしくお願いします!


■OpenAI、Google I/O前日に何かを発表へ 「GPT-5でも検索でもないよ」とアルトマンCEO

 米OpenAIは5月10日(現地時間)、13日午前10時(日本時間の14日午前2時)に「ChatGPTとGPT-4」に関する更新についてライブ配信するとXで告知した。
 同社のトップページには本稿執筆現在、「Spring Updates」と表示されている。ライブ配信はここで視聴できるようになる見込みだ。

これはワクワクするティザーニュースです。
日本時間で14日午前2時ですからあと2日半後に「ChatGPTとGPT-4」に関する更新についてライブ配信するとのこと。

各種ニュースメディアでも何が発表されるのかを待ち構えるような報道がなされています。

「ChatGPTとGPT-4」に関してだということと、「GPT-5や検索ではない」ということ、そして

 ライブ配信のタイミングが米Googleの年次カンファレンス「Google I/O 2024」の基調講演配信の24時間前に設定されていることも、Googleと競合する発表になるのではないかと予測させる。

Googleと競合するものかもしれない、というのが今のところのヒントです。

GPT周辺の発表だとしたら既報の動画AI「Sora」の一般開放ではなさそうですし、何なのでしょうね。ちょっと妄想を広げてみましょう。


Android競合のAIデバイスだったら嬉しい!

きっとハードウェアに手を出すことはないだろうなとは思っていますが、「Googleと競合するサービス」だとして一番OpenAI社に出してほしいと思うのは、Android競合のAIデバイスです。

「スマホの次」を標榜したAI専用デバイスが大きな期待とともに発表されましたが、実機が手に取れるようになって以後のレビューでは酷評が相次いでいます。

「夢で買い、現実で売る」のが先進テック系の株式の格言だったりしますが、期待された「rabbit r1」も残念な仕上がりのようです。

そもそもスマホと同じアーキテクチャで、カスタムしたAndroid OSを搭載したAIガジェットは、サイズや価格の制約により、スマホより劣ったものになるのは自明の理。より技術力の高いメーカーから、独自のハードウェアやソフトウェアで構成されたAIガジェットが登場することに期待したいものです。

Androidをカスタマイズしても最適なAIデバイスにはならないので、AIデバイスとしてゼロから設計する必要があります。「より技術力の高いメーカー」といえば、現時点で最強そうなのが財力も含めてOpenAI社が筆頭。

であれば「rabbit r1」で夢見たAIデバイスを、OpenAI社製で見てみたいものです。


2019年にはロボティクスもトライ

ロボット側の開発が主眼ではなかったように感じますが、過去にOpenAI社はルービックキューブを片手だけのロボットハンドに解かせる実験も行っています。

ただ、ロボティクス技術はGoogleと競合するものではありませんし、ティザーはコンシューマ向けに思えますので、産業用ロボットではないだろうと思います。

技術的・指向的にハードウェアもアリなのだなとは思います。


AI音声アシスタント説が有力?

テクノロジー産業の情報誌The Infomationは10日、OpenAIがAI音声アシスタントの開発に注力していると報じた。すでにChatGPTのスマートフォン用アプリが音声機能を備えているが、同製品のコミュニケーションはテキストに基づいたものである。新しい技術は、テキストだけではなく音声でもスムースに会話し、物や画像も認識するマルチモーダルAIだという。「スパイク・ジョーンズ監督の映画『her/世界でひとつの彼女』のバーチャル・アシスタントのような、応答性の高いAIを開発し、AppleのSiriのような既存の音声アシスタントをより便利にすることを目指している」としている。

音声アシスタントに関して、AI導入強化を宣言しているAppleが次期iPhone用OSに生成AIを搭載するためにGoogleおよびOpenAIと交渉していると報じられている。iOSのデフォルト検索エンジンがGoogle検索であることが、モバイル時代にGoogle検索の強力な競争力に貢献した。スマートフォンでの情報検索手段がAI音声アシスタントに置き換わるとしたら、Appleとの契約は生成AIの勢力図に大きな影響を与える可能性がある。

少し長く引用しましたが、AI音声アシスタント説を唱えている紙面もありました。

確かにAI音声アシスタントであればGoogleだけでなく次期iPhoneまで視野に入りますし、rabbit r1もAI音声アシスタントをベースとしたデバイスです。ハードウェアそのものを開発しなくても、iPhoneに採用・搭載する前提でソフトウェアだけを開発・提供した方がインパクトは大きいでしょう。

アイコンが画面に並ぶ今までのスマートフォンの使い方を大きく変えるOpenAI社製のAI音声アシスタントを新型iPhoneに搭載するとなれば大事件です。

まぁ妄想ですが、OpenAIとAppleのタッグなら、rabbit r1が叶えられなかった夢がものすごく高いレベルで実現されそうな予感がします。14日午前2時は確実に寝てますが、朝起きてどんなニュースが流れているのかが今から楽しみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?