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■マルウェアに感染したデジタルビデオレコーダーから大量の不審な通信、確認を - JPCERT/CC

テレビ録画用のハードディスクレコーダー、いわゆるDVR（デジタルビデオレコーダー）がマルウェアに感染しているケースが多々見つかっているんですって。

最近の家電はいっぱしのコンピュータ

感覚的に、家電品はコンピュータほどプログラミングの余地がなく、ROMに焼き込まれた決まった動きしかできない風の印象を持っていましたが、昨今はネットにもつながりますしバージョンアップもします。

なんならAI搭載と謳っているものも増えてきていて、いっぱしのコンピュータと見なした方がよくもなってきています。

そのような高機能家電だと本当に高度なマルウェアやウィルスの駆動を心配しなければなりません。家電だと10年使うこともざらで、保守切れでバージョンアップされなくなることもあり得ます。今の最新ネットワーク家電が10年後に高度な悪さをし出すこともあるかもしれません。

低機能な古い家電でも要注意

ストレージを漁って個人情報を特定のところに送信したり、中のファイルを勝手に暗号化して解除するのに身代金を要求するなどの複雑なプログラムを動作させることはできない家電が大半であろう一方、無駄なパケットを特定のIPアドレスに送り続ける程度の動作ならできそうな気がします。

1台が出すパケットは薄くても、数万台、数十万台単位になれば攻撃力は増すはず。むしろノーマークなぶん危なそうです。

うちにも古いネットワーク家電がたくさんあった

もうほとんど使っていないけれどコンセントとネットにはつながっているDVRやネットワーク家電、うちにはいくつもありました。

ブルーレイプレイヤー兼HDDレコーダー、楽曲名をネットから拾って表示するCDオーディオ、防犯用ネットワークカメラ、楽譜がダウンロードできる電子ピアノ、PlayStationの1と2、そしてテレビのHDD録画機能を備えた往年の名機「PSX」などなど。

これらの機器に具体的な危険性があるかどうかはわかりませんが、念のため使わない時は電源を抜いておいた方がよさそうです。