見出し画像

親中・媚中議員と対中非難決議案

中国共産党は2021年7月1日、創建100年の記念式典を北京で開き、習近平国家主席が演説をおこなった。中共によるウイグルチベット南モンゴルへの人権弾圧や、尖閣諸島・台湾・南シナ海への軍事的覇権拡大に対し、米国はじめ民主主義国から批判が高まるなか、日本の親中媚中 国会議員から祝賀メッセージが送られた。

二階俊博 自民党幹事長(衆院・和歌山3区)

自民党の二階俊博幹事長は、中国共産党に幹事長名で祝意を示す電報を送った。(産経)
中国側から依頼があり、外交儀礼を踏まえて応じたと、党幹部が明らかにした。
党関係者によると、電報には、日中両国が東アジア地域の平和と安定への責任を果たすことや、国際社会の期待に応えることの重要性について盛り込こまれていた。

「親中派」とされる二階俊博幹事長が陣取る幹事長室は6月30日時点で、「何とも答えられない。こちらは『党間外交』の窓口だが、党全体としての対応はしていないと思われる」「確認中だ。軽々に答えられない」との回答だった。(夕刊フジ)

加藤勝信官房長官は6月29日の記者会見で、中国共産党創建100年の記念日である7月1日に、日本政府として特別な対応をしない方針を示した。「一般論として、他国の政党に関し、政府として対応を取るというのは特段予定していない」と述べた。

山口那津男 公明党代表(参院・東京都)

公明党の山口那津男代表は7月1日、創建100年を迎えた中国共産党について「一つの政党で100年を迎えること自体、なかなかないことだなお一層、世界の平和と発展、安定のために力を尽くしていただきたい」と述べた。東京都内で記者団に語った。(産経)

中国とのパイプを誇る公明党は、「中国共産党側から要請があり、山口那津男代表名で、お祝いのメッセージを出した」(広報担当)という。(夕刊フジ)

枝野幸男 立民代表(衆院・埼玉5区)

立憲民主党も枝野幸男代表の名義でメッセージを送った。
「香港やチベットなどに対する人権侵害については甚だ遺憾だ。もろ手を挙げてお祝いする状況ではないが、北京政府(中国政府)とわが国は物理的に避けられない近い距離にある。その政権を担う政党に対する儀礼的なメッセージは用意している。私の名前で出す」6月30日記者会見

同党幹部は会見直後、「うちは、あくまで中国側からの打診(要請)に儀礼で応じたまでだ。そこは分かってほしい」と、繰り返し記者に念を押した。(夕刊フジ)

小沢一郎 いつの間にか立民(衆院・岩手3区)

立憲民主党の小沢一郎議員は祝賀メッセージで「中国共産党は創設以来、幾重もの困難を克服し、中国を大きな政治的経済的影響力を持つ国に成長させ、揺るぎない国際的地位を築き、輝かしい歴史の1ページを記した」としました。
さらに「国際社会は中国の発展に大いに注目し、それぞれの分野で中国にかつてない大きな期待を寄せている」と述べました。(中国国営・新華社通信)

小沢氏事務所は「依頼され、礼儀として送った。中国は国際社会で影響力が増しており『大国にふさわしい責任を果たしてほしい』というのが主旨だ」(産経)

福島瑞穂 二人ボッチの社民代表(参院・比例)

社民党の福島瑞穂党首は、「中国共産党成立100周年に心より祝意を表する。中国共産党が中華民族の偉大なる復興を実現する道を勇敢に歩み続け、かつ国際事業でより重要な力を発揮することを祈る」と表明した。(中国メディア)

社民党も「福島瑞穂党首が出した。これをもって『党として出した』と言っていい」(福島氏の国会事務所)と回答した。(夕刊フジ)

河野洋平 元衆議院議長(河野太郎・父)

自民党総裁を務めた河野洋平元衆院議長が祝意を寄せたと中国国営通信の新華社が報じている。

中国共産党は団結して中国人民を指導し、社会主義制度を打ち建て完全なものとしてきた。これは目を見張るばかりの輝かしい成果である。中国共産党が中国の発展をさらに大きく推進し、世界の平和と発展を守るためにさらなる貢献を果たすことを期待している。』(遠藤誉氏の中国語からの訳)

維新・国民民主・共産党は、中共からの要請無し!


対中非難決議案

中共による人権弾圧を非難する国会決議案通常国会(~6月16日)で採択されなかった
全ての野党が、対中非難決議の原案に賛同を示したにも拘わらずである。

自民党の長尾敬(たかし) 衆議院議員と、ジャーナリストの有本香 氏が、対中非難決議案の提出に至らなかった経緯を、いくつかのメディアで暴露しているので、その流れを記したい。

【6月15日】自民党外交部会などの合同会議で、中国当局による人権侵害行為の即時停止を求める国会決議案を全会一致で了承した。

そして、さらに自民党四役幹事長政調会長総務会長国対委員長)の了承、サインを取ろうとした。

その日の午後下村博文政調会長(衆院・東京11区)、古屋圭司元国家公安委員長(衆院・岐阜5区)、長尾敬衆院議員(衆院・大阪14区)らは、幹事長室に二階幹事長を訪ねた
林幹雄 幹事長代理(衆院・千葉10区)も同席していた。二階氏の中国詣でにも随行している人物だ。

下村氏の説明を聴いた二階氏が承認のサインをしようとペンを手に取ろうとしたその瞬間幹雄代理語気を荒げた感じで「ちょっと待ってください」と引き留めた

林幹雄代理は7月4日に迫った東京都議選で、いかに公明党と連携するかを語りながら承認を渋り、最後の最後、「僕はこういうの(ウイグル問題)、あんまり興味ないんだよね」と言い放ったという。

【6月16日】二幹二国(自公の幹事長と国対委員長の会議)で、公明党が「慎重に検討します」と言ったことで、今国会での対中非難決議は見送りとなった。

【6月17日】公明党の北側一雄副代表(衆院・大阪16区)は記者会見で、中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害を非難する国会決議案が採択されなかったことについて「(公明党が)決議を止めたという話は全くない。自民党がまず党内で一致しないといけないが、最終的にそこまでに至らなかったと認識している」と述べた。その上で「自民できちんと取りまとめられたら、公明としてもしっかり受けて議論していきたい」と語った。(産経新聞)

公明党側は、自民党に責任があるかのように言っているが、

【3月30日】公明党の山口那津男代表は記者会見で、中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害をめぐり、日本が対中制裁に踏み切る欧米諸国と足並みをそろえるべきかについて慎重な考えを示した。「わが国が制裁措置を発動するとすれば、(中国当局の)人権侵害を根拠を持って認定できるという基礎がなければ、いたずらに外交問題を招きかねない」と述べた。(産経新聞)

以上のような経緯をたどり、長尾氏が最後にたどり着いた結論が、
この決議案で一番ブレーキを踏んだのは、(公明党の)山口代表じゃないでしょうか。』

【6月16日】国会閉幕日に、公明党のある議員が長尾議員に立ち寄ってきて、「我が党はね、腐っているよ」一言だけ残して離れて行った。
(『正論8月号』・ 虎ノ門ニュース 7月1日 有本香)

我々有権者に出来ること

私たち国民に出来ることは、地元の議員に陳情すること、そして選挙で投票することぐらいだ。

しかし、議員にとって、選挙ほど怖いものはない落ちればただの人になり、職も失うことになるからだ。

上記を読んで頂ければ、選挙でどの議員を応援し投票すればよいかどの議員を落とせば中共の悪影響を排除できるかは、一目瞭然である。

とにかく、議員の日頃の活動や言動を注視し、真に国益を護ろうとする人物に必ず投票することが、国家・国民の安全・平和・民主主義を守ることに繋がる

とにかく #選挙が大事

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!