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エンジニアマネジャー必読:公平と平等の違い

長年、マネジメントをやっているとぶつかる壁の一つとして、公平と平等の違いを理解する必要があります。

公平とは

公平は、公に平らなこと、すなわち一定の集団において、偏らないということである。 
人間には、「先に手を出したもの勝ち」とか、偏り、えこひいき、仲間外れなどがつきものである。
公平とは、義務履行の結果として、平らに報じるとの概念である。

「先に手を出したもの勝ち」とかがない状態。

平等とは

平等(びょうどう、英: equality)とは、偏りや差別が無く、みな等しいこと。 仏教用語。物事のあり方が真理の立場から見ればすべて同一であること。

物事のあり方が真理の立場から見ればすべて同一であること。の真理の立場からという所がポイント。

公平と平等の違い

会社の中でのマネジメントの立場としての僕の理解では、

公平とは

若い、シニア、スキルある、スキルなし、ポジティブ、ネガティブに関しては、不問として、全ての人に同一のチャンスを与える事。

公平な必要があるもの

公平な必要があるものとしては、福利厚生だったり、有給だったり、残業代、資格手当等の手当だったり全ての人に久しく権利を提供する必要があるものは、公平さが必要となります。
一方、プロジェクトへの参加チャンスやリーダーへの登用チャンス等の仕事上でのチャンスは、公平に与える必要がありません。成功する可能性が高いメンバーにチャンスは与えるべきであり、チャンスのために日頃から準備をしているメンバーにチャンスを与えるべきです。

平等とは

全員に一律、公平に与えるものではなく、メンバーに合わせて適切な権利やチャンスを適切なタイミングで与える事。

平等な必要があるもの

シニアエンジニアよりも、若いエンジニアを「幅広い技術が取得できる可能性があるプロジェクト」にアサインする事は平等です。シニアエンジニアは過去に「幅広い技術が取得できる可能性があるプロジェクト」にアサインされた事があるでしょうから、タイミングがずれて平等なチャンスを与えられてます。平等とは、タイミングずれて与えられる事があるし、優先順位が関係する事があります。又、より適任な人に適切なタイミングで適切なチャンスを与える事も平等だと言えます。

まとめ

公平と平等をしっかり説明できる様になろう
マネジメントをやってると悩みます。

  • 平等にチャンスを与える事が出来ているのか?心配になる

  • 公平に権利を与えられているか?心配になる

  • メンバーから平等にチャンスを与えて欲しいと言われる
    公平と平等の違いが正しく理解できていれば、マネジメント側としてジャッジにブレがなく適切な権利を与える事ができます。又、メンバーにもしっかりと公平と平等の違いを説明できれば、納得度が向上します。

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