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「0歳から保育園」の日常がくれたもの。

この夏に生まれた0歳息子の保育園申し込みをしてきた。運良く入園できれば、生後9ヶ月から通うことになる。どうかどうか、希望の園に入れますように…!!!

「0歳から保育園に預けるなんて、かわいそう」

0歳入園を目指す親なら、一度は考えるし、言われたことがあると思う。わたしも迷いがないか?というと、ウソになる。

ただ、わたしの迷いは「0歳から保育園に預けるなんて、かわいそう」ではなく、愛しいわが子と離れるのが寂しいだけ。ようやく笑うようになった息子は、最高に可愛い。わたしが守ってあげなくては!という使命感にもかられる。

それでも、0歳からの保育園の良さも知っている。

だから「保育園に預けるのがかわいそう」って罪悪感をおぼえる必要はないんだよ。と迷える同志に伝えたくて、このnoteを書いてみる。


主人公は0歳の息子…ではなく、6歳の長女。生後10ヶ月から保育園に通う、勤続6年目のベテラン園児だ。先生も非常勤のおばちゃまたちも、調理師さんも、保育園のとなりに住んでいるおじいちゃん(よく犬の散歩をしている)も顔なじみ。

「みんなが自分のことを大好き」だと信じて疑わぬ性格は、この保育園で培われたものだと思う。

0歳から娘を保育園に預けて、わたしは良かったことばかりだった。


子供との時間を大切にできるようになった

まっさきに挙げたいのは、これ。

育休中、家事をしていても、読書をしようとしても、いつ泣き出すかわからないわが子に作業はしばしば中断させられた。時間はあるといえばある。でも、何をしていたわけでもなく、子どもの授乳やオムツ替え、寝かしつけ、合間に自分の栄養補給をしていると1日が終わっていた。

子どもの相手をしていても、好きなときに好きなことができなくなった自分に、小さなストレスが積もっていく。

そんなモヤモヤとした期間を終えて、仕事に復帰すると「話が通じるって最高!」「なにも気にせずに食事できるって最高!」「1人で乗る電車って最高!」「なにかやるだけで、褒められてありがたがられる“仕事”って最高!」だった。

仕事を終えて、保育園でわが子と再会すると「なんて可愛いんだ!」と本気で思える。限られた一緒に過ごす時間を大切にしなくては、と集中できるのだ。

仕事のストレスは子どもに癒され、育児のストレスは仕事で発散。ほどよく息抜きしながら生活ができるようになった。

成長にあった働きかけができる

保育園の0歳児クラスには、まだ寝返りもうてない子もいれば、ハイハイしている子、歩き始めた子、と子どもたちはバラバラの段階にいる。その成長に合わせて、3人に1人の割合で配置されている先生がきっちり付き合ってくれる。

離乳食は保育園のおかげで一気に進めることができたし(この食材は食べましたか?という一覧を渡されるので、家での食事はまだ食べてない食材を用意するだけ)、育児のプロである保育士になんでも相談できた。

お箸の持ち方もトイレの使い方も脱いだ服のたたみ方も、いつの間にか保育園でおぼえて帰ってきた。栄養いっぱいの給食が大好きで、お代わりまでして食べるから、家では納豆ごはんしか食べなくても気にならない。

育休中は、親のやりたいことに子どもをつき合わせていた。人見知りな性格にムチ打って、児童館に通ってママ友作りに挑んでみたり。学生時代からの友人とひたすらランチをしたり。

それはそれで楽しい時間だったが、これで良いのか?という疑問はつきない。保育園のおかげで、育児の方向性に自信を持つことができた。

成長を喜んでくれる仲間が増えた

入園前は「首がすわった?気がする(でも違うかも)」とか「寝返りした!!(写真撮り忘れた)」とか、1人ささやかに喜んでいた。後から夫や両親に共有するくらいだ。

保育園では担任の先生がその日の様子を教えてくれたり、お迎えで会う保護者が「●●ちゃん、こんなことしてましたよ。すごい」と褒めてくれたり、先輩園児たちが「●●ちゃん、ばいばーい」と声をかけてくれたりする。

自分の娘に注がれる視線が一気に増えて、私が知らない娘をいろいろな人が教えてくれた。笑顔を振りまきながら園内を歩く娘を見ると、わたしも元気がでる。


ちなみに。保育園に通うことが、ベテラン園児な娘の”当たり前“だ。小学校に上がれば、もっと多様な家族の存在に気がつくだろう。

どんな選択をしても、良かったこと、後悔することはある。「かわいそう」と呪いをかけるのではなく「だから良かった」と笑顔で振り返れるようにしていきたい。

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