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どんな小さなものでも見つめていると宇宙につながっている

 おはようございます!(*'ω'*)森本輝線です。

 新年度ですね!
地域によっては桜も咲いていると思います(*'ω'*)

 天気も良く、私の住む地域でも続々と屋台も構えられて会場が作られて行ってます🤔楽しみ。

 皆さんはお花見いってますか?
 もしかしたらコロナ禍でそういったイベントに行く習慣が無くなった方もいらっしゃると思いますが気晴らしにでも見に行ってみてください。

 眺めて音を聴いていると心が穏やかになります(^^♪
 まあダメな酔っ払いとか絡んでくるかもしれないのでそこだけは注意してくださいね笑

 私の住む地域には徒歩圏内でお花見出来る場所があります。
普段から散歩コースでもあり、そこで詩を考えたりするのが趣味でもあります(*^^)v 花見の時期に酒瓶片手に散歩したら酒の詩が書けるかもしれませんね笑

 詩に関わる本も好きでその散歩コースで読んだりもするのですが今回は『詩』の中で皆さんも馴染みのある『まどみちお』さんの著書をご紹介したいと思います"(-""-)"

 ただ今までのように『要点を掻い摘んで伝える』ではない気がするので感じた部分を書いていこうと思います。レビューに近いかもです🤔

 本書を読んで正直、かっこつけて表現していた自分が恥ずかしくなりました。人間味の深い内容でもあり、クリエイターにも刺さる内容でもあると思いますので興味が湧きましたら読んでみてください。

それではご紹介します!

『どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている』


著:まどみちお
発行:2010年12月20日
値段:1200円+税
読みやすさ:★★★★★

オススメ度:★★★★☆

↓URL

https://amzn.asia/d/iiGOp6W


・まどみちおとは

 高校の頃、通学列車で知り合った仲間達と同人誌活動を始める。1934年にペンネームまどみちおで『コドモノクニ』という雑誌に作品を投稿したところ北原白秋の目に留まり特選となる。

 その2年後『ふたあつ』という詩が本人の知らぬ間に作曲され、童謡として世に出され、国内でヒット。その後も『ぞうさん』などの有名曲を生み出しながら抽象画の画家としても活動し続けた。

 1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞を受賞。その後も活躍し続けた。


・タイトルの意味


作者は幼少期、引っ込み思案な子供でした。
 そしてアリや花のおしべなどの小さいものをじっとみつめることが好きでした。小さいと、ひと目で全体が見えるから、そこに宇宙を感じていたのです。

 すごい感性ですよね。
これこそが『詩的』表現なのだと感じます🤔
 辞書で調べて取り繕ったような文章ではなく、自分自身の疑問や見えているものをそのまま表しているのが伝わってきます。

 また『電信柱の列がだんだん小さくなっていくような光景に出会うと、今でも泣きそうになる…。』と述べています。

 その人の受け取り方にもよりますがこの光景を見た時、郷愁にふけることがありますし、寂しさを感じることもあります。

 人によって感じることが違うからこそ、自分自身の感性を大切にし、そして自分自身の本当の言葉を綴り続けたからこそ、人の心に響くような作品を作ることが出来たのだと思いますね(*'ω'*)


・詩を書きたくなる時

 著者は作中でこう述べています。

『シーンとした田んぼに独り。空にはヒバリが鳴いている。寂しさを感じている状態が、詩を書きたくなる状況と似ているのです。』

 著者にとって『孤独』『寂しさ』を感じる心こそが作詞をする際に必要な感性なのかなと思います🤔

 『本はあまり読まなかった』そうです。
ただ代わりに『目に映る全てが本だった』そう述べています。

 これは私達が普段考えない身の回りの小さな物まで感じ取っているということです。確かに有名な作品は人間以外の作品が多いですからね。国語の教科書に『くまさん』が載っていたこともありましたね"(-""-)"

 買った物に対して『どんな背景があるか』など考えたことがあるでしょうか?私はこの作品を読むまでは水を飲むためのコップや布団について『消耗品』としか見ていませんでした。

 動物園や水族館でも同じです。
『この生き物達はどう生きてきて今何を考えているのか』
きっと著者はそんなことまで考えて生きているのだろうと思います。

 それを変態的と言えばそれまでですが私自身作詞を手掛けているので大切な感性だと思っています。


・素敵な感性

 まどみちおさんの目の上には『イボ』があります。
これが原因で二重に物が見えたり、かすんで見えたりするそうです。

 これを聞いてどう思いますか?

『病院に行こう!』

 たぶん大半の人はそう言うと思います笑
ですがこの方は違いました。

『このいぼのおかげで、私の世界の見え方にはバリエーションが増えている。楽しくて、うれしくしょうがないことです。』

…正直意味がわかりませんでした。
ただこれが例えばイボ以外の病だったとしましょう。

 例えば私は腎臓結石を二度拗らせて病院に搬送されたことがあります。
動けないですし死ぬんじゃないかと思うくらいの激痛と嘔吐で苦しかったです。

 ですがこれを経験した私にしか語れないことがあります。
そしてこの経験を通して、水をちゃんと飲むようになり、食生活を見直すきっかけになりました。水をちゃんと飲むようになったら足を攣ることも無くなり、良い事ばかりでした。

 ただこれを病気まみれで不幸自慢しているアル中に伝えても響きません。これは明らかにアル中の身体を改善する提案です。

なぜ伝わらないのか…。
『経験していないから、つまり自分以外に無関心だから』です。

 私達は皆そうです。
相手を肯定する・共感するような言葉を言いはするけど理解しようとしません。それはわからないからです。

 まどみちおさんにとって自分に起こること、他人に起こること全ては興味の対象です。そしてそれは向上心だけでなく、他者への気遣いになり、他者への教えになります。だから心に響くのです。

 私は『教えたがり』です。職場でも学校でもそうでした。
たぶん鬱陶しいと思われていたと思います笑
 恥ずかしい話、これって自分のためにしか動けていないんですよね。
だから相手のためという言葉を使って自分を正当化する。

 自分が気持ち良くなりたいだけなんでしょうけどね…笑
きっとこういう『本物の人間』に憧れているだけで。

 でも本気で相手が教えてくれと言ってきて自分も本気で準備した時は絆が芽生えましたし、私にもわからない私が見えた気がしています。

 このnoteだって本音を言えばアウトプットするため、つまりは自分のためのツールです。ですが適当に記事は書いていません。それは本当に良いと感じた著書を選択して紹介して自分の言葉を出来るだけ取り入れているからです。

 自分が本気で良いと思った作品を自分の本気の言葉で紹介する。私はその先に自分の感性を磨く道があるのだと信じて続けていきますので良かったら読み続けて頂けると嬉しいです。

 そして興味を持った作品があれば実際に手に取って読んで頂ければそれ以上の喜びはありません。

 あ、温泉で一番風呂に入れた時が一番嬉しいかもしれませんね🤔

 『流行』に乗ることって商売やコミュニケーションとしては正しいと思います。ただ流行に乗るだけでは『自分』はいません。『本の言葉』『他人の言葉』を使用しているだけでは自分は出てきません。

 自分の感性を信じ、貫きながら流行を取り入れ、そして時折こういった方の言葉を感じ、自分を磨き続けていきませんか。


・あとがき

 最後までお読み頂きありがとうございました。
詩の紹介ということでいつもとは違った形で締め括ろうと思います。
たぶんネットとかでも読めるかもしれないので興味があれば読んでみてください。

 私は言葉が好きで『心からの言葉』を感じる瞬間が人生で一番好きです。生きていく度『社交辞令』を言う能力が上がっていくと思いますが表面だけでなく、自分の言葉を創る場を忘れずに学び続けていきましょう。皆さんの素敵な言葉に出会える日を心からお待ちしております。
 まどみちおさん、素敵な詩をありがとうございました。


・ex)忙しい人のための3分クッキング

これでは理解出来ません😮‍💨

ほれほれ

これは本心です🙄

生き物も物も大切にね


 今回少し毛色の違う著書を紹介させて頂きました。自分としても初の試みでしたが詩を書くことに興味を持って頂ければなと思います。

 私自身の想いも書いてしまったので少し小っ恥ずかしいですが今後ともよろしくお願いします🙇

 それでは最後までありがとうございました!

 See you Next time…

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