鼻水が止まらない。花粉症か？季節的に違うか？コロナかも。怖い。耳鼻科に行こう。そう思い立って近所の病院に行ったら本日の受付は終了していた。絶望。明日の朝に行くか。寝る。

朝、起きる。ズビズビ。少し寝坊したが開院前に行けるだろう。昨日の耳鼻科に行く。ズビ。

長蛇の列が開院前の耳鼻科にできており、パチンコの様相である。私の次の人が「本日受付終了」のカードを持たされる。セーフ。

ほっとしていたが、8:30に受け付けて12:30の枠をとる。病院の12:30予約は実質13:00だろう。30秒経って、なんだか嫌になってキャンセルする。駅の逆側の耳鼻科へ。
ここなら1時間待ちで行ける。よかった。小さい子もちらほらいるが皆母親に怒られている。メンタリストDaigoのYouTubeを見せられている。わかるのだろうか。顔が好き？
元気な子どもは「お前、うるさい」と母に言われてて少し引く。まるで大人へ話しかけているようだ。私は子にこういうコミュニケーションはとりたくないが、変わるものなのだろうか。余裕を持って生きていきたい。
久しぶりの友達から「昨日久しぶりにxxちゃんと会ってて、もりゆかに会いたいって話してたんだよ」と連絡をもらう。わっ私のことを思い出してくれたんだ、うれしい。ふたりのあいだで私はどんな話題になったんだろう。うれしいなぁ。
待合室の鼻ズビズビの体がカッと喜びで満ちていって、ぽかぽかする。背筋が一瞬ピッと伸びて、また丸くなる。
やばい、ドーパミン出ちゃってる。刺激は良くない。オキシトシン、オキシトシン…じんわり幸せを噛み締めよう。
落ち着くために深呼吸したら、ウンチがしたくなった。腸は心と繋がってるという話はこういうことかな。腸までウキウキ。蠕動運動。かわいいやつめ。
診察結果は花粉症だった。年明けまで薬を出しましょう、と言われて「そんなに長期間処方できるものなんだ」とびっくりしてカレンダーを見たら、今年もあと少しで終わりになっていた。
今年はどんなだ。子どもを産んで、変化変化、へんかとへんげの一年だった。愛情は黄色い気体だけではなく、みずみずしいタイプもあると知った。人の幸せを心底願うと涙が出ると知った。時間とお金と人生の関係を考えた。来年も目まぐるしくなるのだろう。いつか今日のことを思い出すかな。幸せでウンチがしたくなった日。