見出し画像

第1幕・第2部🎼

第1幕の第1部が終わり
少しナレーションが入ります💮

“日差しは美しく、私は忙しくて”
と夫へ向けた溢れる愛情を込めた
“春の到来を喜ぶ詩”である「春がきた」

“心なお 仄かに明るく 空に漂い”と
歌い上げる切なく心に染みるメロディー
「みやこわすれ」

2曲、続けてどうぞ。

ナレーションが終わり
新たに気を引き締めて
歌い始めるコーラスメンバーに
伴奏を続けるピアニスト
そして先導する先生🌻

さぁ、第2部が開きます🙌

与謝野晶子さんの書かれた詩である
「春がきた」

  春が来た。
  せまい庭にも日があたり、
  張物板の紅絹(もみ)のきれ、
  立つ陽炎(かげろふ)も身をそそる。

  春が来た。
  亜鉛(とたん)の屋根に、ちよちよと、
  妻に焦がれてまっまろな
  ふくらすずめもよい形。

  春が来た。
  遠い旅路の良人から
  使(つかひ)に来たか、見に来たか、
  わたしを泣かせに唯来たか。

  春が来た。
  朝の汁(スウプ)にきりきざむ
  蕗の薹にも春が来た、
  青いうれしい春が来た。


そして野呂昶(のろさかん)さんの
書かれた詩である「みやこわすれ」

ゆうもやのむこう
うすむらさきのはなが うかんでいる

わたしは てをのばす
どんなに てをのばしても
とどかない
みやこわすれ
そのすがたの なんというすずやかさ

とおいあのひ
ただただ せつなく くるしく
かぜのゆらぎにも ふるえ
ときめいていたこと


最初の曲では
高音パート(ー)と低音パート(~)が
各々に力強く

「春がー」
  「春が~」
「きーた」
  「き~た」
「春がー」 
  「春が~」
「きーたー↗️」
  「き~た~↗️」

と歌い上げ、命の芽吹きを
囁く優しくもエネルギーに満ちあふれた
春の風を躰いっぱいに浴びている感覚を
聴いている私達に与えてくれていました💫

ナレーションで語られていた
“日差しは美しく、私は忙しくて”は
与謝野晶子自身の日記からの
引用だった模様です(^-^)

それにしても
〈朝の汁〉と書いて〈スープ〉と
呼ぶとは流石ですね😆

そして2曲目では
[どんなに手を伸ばしても届かない]姿を
[切なく]そして[苦しく]歌い上げており、思わず胸が締め付けられる🍁
そんな思いになりました🌱

静かな月明かりに1人
手を伸ばしても届かないその月に
それでも手を伸ばそうとする

そしてその頬には一滴の涙が流れ
月夜にひっそりと照らされる🌙

そんな情景が思い浮かべられました✳️

ちなみに余談ですが、この「みやこわすれ」
は全部で4つの組曲から構成されており
今回歌われたのは最後の組曲でした🏞

最初のナレーションで詠われていた
“心なお 仄かに明るく 空に漂い”は
最初の組曲である「薔薇のかおりの夕暮れ」
に出る一節でした(^^*)

もう一つ余談ですが、
〈みやこわすれ〉というお花が
実在するそうですよ♪

貴方はご存知でしたか?
(以下のスクショ参照)


明日から第2幕が開演されます〇
第2幕では主に童謡が歌われます♪

どんな童謡が登場するのでしょうか?
キット貴方がご存知の童謡も登場しますよ🌈

良ければ、また見に来て下さいね🤗

少し長めになりましたが、本日も最後まで
お読み頂き、有難う御座います♪🐈

日常と非日常を放浪し、その節々で見つけた一場面や思いをお伝えします♪♪ そんな旅するkonekoを支えて貰えたなら幸せです🌈🐈 闇深ければ、光もまた強し!がモットーです〇