暑い日が続きますね🎈

今日お話するのは先日
私が経験した実話を元にした
コメディーですっ🙌

少し長めですが、
暑さを笑いで吹き飛ばして貰えたら
嬉しいです📯

それでは、どうぞですヾ(≧∇≦)

☆☆☆

あれは今日みたいに暑い夏の日だった。

久しぶりに会う友人と待ち合わせをして
ピンクのポンチョで風を切りながら
ランチを楽しみ、プラプラとお散歩を
していた。

アイスクリームの美味しい季節に
なったよね！

そうだね(*･ω･人･ω･)

そんな他愛ない会話を楽しんでいたとき
ふと、腰回りが緩くなった気がした

締めていたベルトが切れたような感覚

だが同日、お腹いっぱいご飯を
食べるために敢えてベルトを外していた
記憶がある私は一抹の不安を抱き
お腹あたりにそっと手を当ててみた

すると

小さく冷たい鉄の感触が
私の指先にヒンヤリと触れた

その感覚が感覚神経を通して
脳に伝達され、脳は瞬時に
次の分析結果を掲示した

ポンチョのフックが外れた

指先に触れた金属の冷たさは
背中当たりまで一気に広がり
暑さも冷却するほどの冷たい汗が
こめかみをすーっと流れた

とは言え、友人の手前
動揺するわけにも行かず

彼女と会話を進めながら
私は脳内で次の一手を
思案していた

その間にも外れたフックから
解き放たれたチャックが下りよう
としている感触が服越しに
ジワジワと伝わる

とりあえずお手洗い行こう！
と考えついた私は

ちょっとお手洗い行かへん？

と彼女に聞き

良いよ！行こう〇

と了承して貰えたことに
ひとまず安堵した

そしてやっとの思いで個室に入り
腹部を確認してみると

やはり
フックが外れていた

暑さにやられたようにダラリと
垂れ下がるその金属を見つめ

私はどうするべきか悩んだ

ベルトはないし、こういう時に
便利なクリップやピンもない

仕事の時は持ち歩いているのに
今日はプライベートだからと
鞄を持ち替えたのがここに来て
徒になった流れだ

そんなコトを悔いながら
鞄を探っていると
あるものを見つけた

それは、、

カーディガンだった

私は即座に

コレだ！！

と確信した

そうして袖の部分を細くして
ポンチョのベルト掛けに通した

ベルト掛けにかかった
カーディガンの袖を今度は
両端ともつかみリボン結びをして

一時的なベルトの完成だ

試しに小さく跳んでみるが
外れる気配はない

難を逃れた私はその後
友人ともう少しお散歩をして
楽しい時間を過ごし
無事に帰宅した

部屋着に着替えた後、
よくぞ持ちこたえてくれたと
カーディガンやポンチョに
お礼を伝え

カーディガンは洗濯へ
ポンチョは裁縫場へ

各々持っていった

翌朝

カーディガンは綺麗な洗剤の香りに包まれ
ポンチョは白い糸と針で見事に復活した

さて、今日のその時はですが、
いつも冷え性の為に持参していた
カーディガンが役に立ったようですね。

そのカーディガンを見つけ
ベルト代わりに使用したのも
妙案と言ったところでしょうか。

機転を利かすことの大切さを
学べた大切な経験でしたね。

脳内で勝手に松平定知さんの
ナレーションをかけながら

カーディガンを畳んで鞄に入れ
裁縫箱を箪笥に仕舞ったのであった

☆☆☆

ちなみに冒頭のタイトルは
昔よく見ていた
「その時、歴史が動いた」の
パロディーですっ〇

気付いて下さった貴方は
流石ですね＼(^o^)／

本日も最後までお読み頂き、有難う御座います♪🐈