君はほんとに僕をよく
振り回すよね

昨日はあれ
今日はこれ
明日はそれ

毎日毎日ほんとに
僕を振り回してくれる

僕の開けた口の中に
白粉やキャンディを
好き勝手に放り込んで

後はヨロシクっ！
って言って僕を放置するんだ

暫く時間が経つと
僕の知らせを聞きつけて
君はやってくる

お疲れ様っ！

そう言って僕の口から
色々と取り出して行くんだ

ほんとに悩ましい子だ

特に1番最後は
かなり照れるよ

君のその細くて白い腕が
僕の口の中に入って
クルクルと撫でて行くんだ

あれ、くすぐったいし
ちょっと小っ恥ずかしいよ

でも、本当は少し
嬉しいんだ

僕は明日も君に
振り回されるのを
待っている

〇〇〇

私はいつもあの人を
振り回してしまうの

昨日はあれ
今日はこれ
明日はそれ

あの人の香りが欲しくて
白粉とキャンディを
ポンポン入れちゃう

でもあの人、少し遅いの

私はそんなに待てないわ

だから暫く放置しとくの

そしたら出来たよっ！と
言ってくれるから

お疲れ様っ！と
声をかけて
あの人の香りを楽しむの

あの人ったらお口を大きく
開けて自己主張してくるから
少し悩ましいわ

でも、良いの。
そう言う所も可愛いの。

だから、1番最後はね
明日もお願い！と
心の中で思いながら

あの人のお口の中を
撫でていくのよ

え？何で言わないかって？
そんなの、決まってるわ！
恥ずかしいからよ！！

ふふ。でも、まぁ
明日も振り回しちゃうから
覚悟しててよね！

〇〇〇

洗濯機と私
にゃーん🐈