見出し画像

3.5%の力が起こすもの

9/18に代々木公園で行われた「ワタシのミライ」という環境イベントに参加して来ました。
 
環境団体「POW」(Protect Our Wintersの略)のお手伝いをさせて頂きながらの視点となりますが、そこで感じた事をここに記して行きたいと思います。
 
イベント趣旨は、化石燃料や原発使用の削減反対を訴えるもの。若い人達中心となっているムーブメント。若者自身の将来地球環境対する考えを訴えるものです(と私は理解しています)。
 
これに賛同する様々な団体が合わさって約8,000人が参加する大きなイベントとなりました。
実際は東京のみならず全国の都市、世界各国で同時期に実施されています。よってトータル参加で計算するともっと大きな規模のイベントになるでしょう。
 
「環境保護?」
 
環境保護を訴える点、特にデモ含める為、固い。
もしくは強行的なイメージを持つ方多いと思います。
しかし、参加してみた感想としては、とても柔らかな雰囲気のフェスに近いものでした。(様々な方がおられますので公害を強く訴える方なども居られます)。
 
この和やかな雰囲気を出している理由の一つに多くのアウトドアブランドが参加している事もあると思いました。
彼らは、自身が自然を楽しむ様に、その延長線で自然環境保護を楽しみながら行っています。
その雰囲気かイベント全体に拡がっているだと思います。
 
「POW」代表である小松吾郎さんは、“3.5%ルール※”をベースにアウトドアスポーツ愛好家が率先して環境改善を訴えれば世論は変わるとおっしゃっていました。
 
 
・日本のアウトドアスポーツ人口支持率は約25%。
(スポーツ自体を楽しむ方は人口の60%程はいる)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000303.000004729.html
https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2022/05/seiken_220518_01.pdf)
 
これらのアウトドアスポーツ愛好家の内、15%が支持に動けば、日本人口の3.5%を超えてる。つまり世の中は変わる計算になります。
 
※「3.5%ルール」は、ハーバード大学の政治学者、エリカ・チェノウェスが発見した法則。20世紀のさまざまな革命、抗議行動を調査したところ人口の3.5%以上が関与する抗議行動は必ず何らかの変化を生んでいると結論付けた。
https://www.bbc.com/future/article/20190513-it-only-takes-35-of-people-to-change-the-world
 

スケボーをしながらデモ


 
「ワタシのミライ」では様々な発表やワークショップがありました。
私も隣に居合わせた方と環境問題について語り合うセッションに参加しました。
皆さん考え方はさまざまですが、危機意識感じ行動をしてみた点は共通であると感じました。これらの最大公約数を民意として伝える。届いていない人々に考えるキッカケを与えるイベントであったと思います。
 
翌日、電車の中で、このイベントがあった事がニュースとして報道されていました。
 
 
世の中で変革が起こる時、
制度が変わってから変革が起きるわけではありません。
人々の考えが変わってから、変革は訪れます。
 
そんな動きの真っただ中にあると思います。
 
 

渋谷スクランブル交差点前にて


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?