ちょっとだけ謎がバレたまま物語が進んでいく、変則的ミステリー♪

以前、ぼくが書いた「失恋バスは謎だらけ」という小説。
これ、少し変わったミステリーにしてみたんですね。

タイトルに「謎だらけ」と銘打つだけあって、
数人のキャラクターごとに
いくつかの謎を仕込んでいるんですけど、
そのなかで、わりとメインとなる
主人公にまつわる謎のひとつを、
「読者にバレてもいいように」書いたんです。

で……、
読者からいただいた感想を拝読してみると、
ぼくの狙い通り、ちょうど半分くらいの方が
その謎の真相に途中から気づいているようでした。

読んでいる途中に気づいた読者は、
おそらく、そこから先をやきもきしながら
読むことになります(笑)
というのも、主人公がそのことに気づかないまま
物語が進んでいくからです。

早く気付いて〜!
おーい、鈍感すぎるだろ〜!

という心の声を抑えながら読むことになります。

「やきもき読み」です(笑)

一方、謎に気づかないまま読んでいる読者は、

え、なんで?
どういうこと?
この人、何を隠してるの?


と、悶々としながら謎を追いかけていくことになります。

「悶々読み」です(笑)


謎に気づいた人は、やきもき。
気づかない人は、悶々。

正直、執筆中は「微妙にバレるように…」という
さじ加減にけっこう気を使いました。

結果、ちょうどいいバレ具合で落ち着いたようなので、
著者としてはホッとしています。

現在、Amazonでは買えなくなっていますが、
もしご興味がありましたら、
書店さんに注文して読んでみてくださいネ。
絶版ではないので!(笑)


ちなみに、いま書いている小説は、
決してバレないように
あれこれ伏線を仕掛けております。

遅筆ですが、ぱやや〜〜ん!
(ぱややーん、はタイ語で「頑張る」の意)

アディオース\(^o^)/
森沢明夫



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