お寺_こども_今と昔

お寺 × こども × 今と昔

これまでの人生のなかで お寺 は正直馴染みの薄い存在でした。
 在っても無くてもほぼ生活に影響が無いもの 。
そんな私がとあるきっかけで お寺 と関わるようになり、今では自ら企画して お寺 でいろいろなイベントを行うようになりました。
地元のこどもたちにお寺でプログラミングを教えてみたり、精進料理の会をひらいてみたり。
それはお寺に魅せられたところがあるから。

最近よく感じるのは、何をやるにもお寺ってすごく良い! ということ。

どんなところが?どうしてそう思うのか?
外の世界にいて、中の世界に入ったからこそ感じられる お寺の良さ 。
それについて、続けて書いてみたいと思います。

きっかけは、お寺の娘さんをお嫁にもらったこと

これがお寺と関わるようになった最初のきっかけでした。
親戚として、年に数えるほどですがお寺の行事を手伝うようになりました。
実は、このお寺地元では少し知られたお寺で、毎年屋台がならぶような大きなお祭りがあります。お祭りの準備で提灯を吊ったり、五色幕を張ったり、年末には除夜の鐘ついたり。

ただ、最初の数年はあまり興味が沸かずに、お寺の良さを感じることもほとんどありませんでした。

とあるきっかけでお寺でプログラミング教室

2018年の夏からPCN武生という団体をたちあげて、お寺で地元のこどもたちとプログラミングを楽しんでいます。もともと、こどもが好きで、職業柄プログラミングもいける。せっかくなら、ちょっと変わったやり方をしてみたい。例えば、昔の 寺子屋 みたいにするとか。

こうして、単純だけど身近なものの組み合わせではじめました。

はじめてみたら広がりをみせる寺ネットワーク

ひとつ言い忘れていました。
実は、この地域(福井県越前市)はものすごくお寺の数が多い地域です。
それもあってか、いいご縁があり、他のお寺からお声がかかりました。
そのお寺のご住職は、当然のことながらお寺のこれからについて普段からよく考えられており、自分のこどもたちの世代になったときの、お寺の在り方や存在価値について、今のままだけではいけないと強く感じていました。

お寺は、これからの世代を担っていくこどもたちが集い、めいっぱい遊んだり、様々な体験をしたりと、そんな場所であって欲しい。

これはPCN武生の理念とも近いものがあったあったので、一緒に プログラミングと昔からの日本文化を組み合わせたイベント をやるようになりました。(お抹茶×プログラミング、腕輪念珠づくり × プログラミング、 一泊二日の宿坊体験 × プログラミング 等)

徐々にわかってきたお寺の良さ

お寺でのプログラミング教室や、様々なイベントをすると、いつも感じることがあります。

・程よい緊張感が生まれている
・特別感に引っ張られて、その気になりやすい
・境内で思いっきり友達と走りまわれる

きっと、同じことを公民館の一室でやっても、お寺でやるのと、こどももおとなも感じられるものが違ってくるんじゃないかなと思います。本格的なロケーションがこんなにも身近にあるのに、なかなか利用されていない現状もある。これは、もったいないことだなと感じます。

もちろん、いいことばかりではありません。
冬は大分寒いですし、夏は大分暑いです... 。

ただ、そういう自然の不都合さを、今のこどもたちはもっと肌で感じることが必要なのではないかと思います。
実際にこれらを体験しているこどもたちを見ていると、そういう不都合すらも楽しんでいるように見えます。不都合に文句を言い合いながら、友達どおしの絆を深めているようにも見えます。
だからきっと、実際に必要なんだと思います。

お寺の意味をアップデート

昔からの風習や良さを壊そうという気はありません。むしろそういったものを残していき、今生きている人たち にもっと体験してもらいたい。

きっと、昔のままの言葉だけで伝えようとしても、今の人たちにはなかなか響かない、意味が伝わらないものだと思います。だからこそ、言葉に代わる体験として、気軽に足をはこんでもらい、本格的な良さを改めて感じてもらい、そして、ここでの 学び 体験 を周りの人たちや次の世代のこどもたちに伝搬させていけたらと思います。

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