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チャレンジ休暇 -一年間のヒモ生活!?-

私の勤めている株式会社ジークスには、一年間籍を残したまま休職し、いろいろなことにチャレンジできる、チャレンジ休暇制度 というものがあります。
2020年度。この制度の利用者第一号としてチャレンジさせてもらうことになりました。

今年39歳。こども3人。家のローンもあります。
周りからは思い切ったことするねとよく言われますが、ここ数年感じていたさまざまな違和感を、違和感のまま過ごしていく方がわたしにとってリスクでした。そして、幸いにも理解のある家族や周りの人たちにも恵まれ、今回の決断にいたりました。

このチャンスをどう過ごしていったのか、これから定期的に書き残していこうと思います。

チャレンジ休暇制度

まずは、チャレンジ休暇制度について少しふれたいと思います。

・休職なので基本無給
 (基本というのは幾分か業務が残ってしまったという意味で。)
・社会保険料等これまで会社が負担してくれていた分はそのまま会社が負担
・毎月状況を会社に報告

つまり、結婚してから初めて、妻に食わせていってもらうという、、、いわばヒモの状態になります。(もちろん、今後収入になる動きはしていく予定ではありますが。)家事やこどもの世話も、完全に妻と同じようにとはいきませんが、メインでやっていくことになります。この辺りの生活のペースを、どれくらいでつかめるかも、ひとつ大きなポイントになってくると思っています。

目的は"今後の生き方の方向性を決めること"

二年ほど前から、本業とは別にPCN武生という団体を立ち上げ、お寺でこどもたちにプログラミングを学んでもらう活動をはじめました。もともと、こどもが好きだったということもありますが、活動を通して社会的な重要性を感じるようになり、また良き仲間にも恵まれ、もっとこの活動にウェイトをかけられるとよいなと感じるようになってきました。

昨年度一年間は、特に両立を考えて試行錯誤してきましたが、どちらも本気でやろうとすると、完全に睡眠時間が足りなくなる状態。
こうなってくると試行錯誤自体も鈍り、正直あまりよくない状態だなと感じるようになってきました。

このままでは、流れにのまれたまま、生き方の方向性が決まってしまう

そんな危機感に近いものを感じ、まずは自分が誰と何をやって生きていきたいのか、ちゃんと向き合って考えられる時間を作る必要があると強く感じるようになりました。

妻に相談してみたら意外とあっさりとOKがでた

当然私が独断ですすめるわけにはいかないので、まずは家族の理解が必要です。しっかりと現実をみる妻なので、もっと頭ごなしに否定されるかなと思いつつ相談したのですが、、、一年限定で一年後は同じ収入を保証することという条件でOKと。意外とあっさり。(おそらく妻にとってはあっさりではないと思いますが。)

「本当にいいの?」と理由を尋ねたところ「もし逆の立場だったら、やってみなよって言うでしょ」という回答。

まぁ、たしかに逆だったらそう言っちゃいますが、そういう視点で返しがくるとは予想していなかったので、一瞬キョトンとしてしまいましたが、今思うと、なんだかんだと、いろいろと見透かされていたのかもなと思います。

そして次は会社に相談

まだ誰も利用したことがない制度だったので、多くの人に忙しい時期にもかかわらず動いてもらったことにまずは感謝しています。

ただ、「いろいろなことにチャレンジしてください」という割には、「内容が今回の制度に当てはまるチャレンジなのか」という話だったり、資料を用意しないといけなかったり、その内容についていろいろと言われたり(助言してもらえているという頭もあるのですが)、すでに収益化を見越した事業としてチャレンジをしようとしている人だったら、辞めてチャレンジしちゃうんじゃないかなと思ったりもしました。(会社が幾分かお金を出すということ、組織の中でやるということは、そういうものなのかもしれませんが、私も途中で辞めて一年後に戻ってきた方が楽でいいなと思った記憶があります。雇ってもらえない可能性もありますが、その時は仕方ないので他を考えるかと思っていました。)

プレゼン資料を何度か手直しし、上長、役員に説明してOKがでました。
(以下、一部資料を抜粋)

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そして時は過ぎ2020.4

年度末はいろいろな納期に追われて、完全にきれいな形ではチャレンジ休暇にはいることはできませんでした。さらに、新型コロナウィルスの流行により、当初考えていた動きがしづらい状況になっています。

とはいえ、やりたいこと、目指したい未来に変わりはありません。

今後の進め方/やり方を再考する2020.4にし、家族とのバランスも大事にしながら、引き続きこの一年間を有効に過ごしていけるよう努めていきたいと思います。

(つづく)

サポートを歓迎します!皆さんのサポートを社会やこどもたちに還元していきたいと思います。