アンチョビは突然に

人の思考とは不思議なもので、私がいま何を考えてるのかなんて誰にも当てられないし、数分前の私ですら予想できない。

で、何を考えてるかというと、コロコロコミックの人気漫画、コロッケに登場するアンチョビというキャラクターのことを考えていました。

なぜアンチョビ。百歩譲ってコロッケのことを考えるのは認めるとしても、そこはフォンドヴォーかウスターかティーボーンでしょ。私の性癖を鑑みるに。

まあ、アンチョビも普段の姿はかわいい部類か。うろ覚えだけど、おぼっちゃまヘアーの小学生みたいな感じ。おぼっちゃまと言っても、コロコロつながりの「おぼっちゃまくん」じゃないからね。あんな人造人間19号みたいな頭じゃなくて、ナメック星に行くときの悟飯ちゃんみたいな髪型。


もはや何一つ伝わってない気がしてきた。しかし突き進もうではないか。


いったいなぜアンチョビなのだろう。そんなに思い入れもないのに。

たしか彼は敵だったはず。コロッケはストーリーバトル漫画なので、基本的には章ごとにボスが存在します。フリーザ編とか、セル編とかあるでしょ。アンチョビはそういうボスの立場だった気がします。

あとなんか、素手で攻撃してた。切れ味のいい手刀みたいな。腕が伸びたりもしてたな。ボスにしては地味な攻撃手段です。

あ、思い出した。アンチョビは変形するんだ。なんていうか、フリーザの最終形態みたいなやつに。脱皮したらダメージが全回復するというチート能力を持っていて、それがアンチョビの強みだったかもしれない。魔人ブウだって復活しなきゃあそこまで手こずらないしね。再生能力は強い。

脱皮するときは、頭の角の部分を握って「ずるん!」って感じに皮を剥いで、つやつやピカピカの健康体に戻る。


ってあれ?


変形後の髪型、人造人間19号じゃん!


おぼっちゃまくんじゃん!


こうしてね、思考はつながっていくのですよ。とりとめのない知識の残骸が、ある日突然結びつく。今度からひらめいたときはエウレカじゃなくて、アンチョビって叫ぼうかしら。いや、そもそも叫ばないけども。

コロッケかあ。多分もう完結してるよね。どうなったんだろう。アンチョビをどうやって倒したのかすら覚えていない。もしかしたらまだアンチョビと戦っているかもしれない。なんてったって彼は無敵の再生能力を有してるから。

ハンバーグー。いただ禁貨。かめはめは。気円斬。ぴかぴかぴかりんジャンケンポン。そんなものばかり蓄えられてる私の脳で、いったい何と何を結びつけろと言うのか。


あ、ひらめいた。アンチョビ!

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