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【近所の以外と知られてない町を旅するシリーズ

第一回めは池上です。
ご存知日蓮宗総本山本門寺の寺社町ですが、そもそもは池上宗仲が日蓮さんの為に建てて寄進した物です。それ以来寺社町として発展してきたのだと思いますが、実は川崎にも「池上」があるのをご存知でしょうか?江戸時代後期に池上さんは川崎の海沿い引っ越して、そちらの開発に尽力したそうです。川崎時代の4代目(池上幸豊)が相当な人物で埋め立てて町(村)を作った物が今も残っており、それが池上新町と言う町名で残ってます。コストコの辺りです。この方はこれ以外にも製塩や砂糖の製造、梨ぶどうの栽培など川崎の産業の発展の基礎を築いたそうです。江戸幕府にも重用されて活躍したとの事。最近名前(苗字)と町名の由来などを調べているのですが、ひょんな事から地元の歴史を知り訪ねる旅をしてみました。どの町にも綿々と続く歴史があり、その中で生まれた名前があります。その由来を訪ねる旅(自転車で1時間以内)も楽しいと思います。これから、地元を中心に色々調べて訪ねて参りたいと思います。

さて、折角なのでこの近辺の隠れた歴史を探ろうとプラリ走ってみました。電柱に目印が出てきました。「四谷義田」なんだろう?
矢印に導かれながら訪ねてみると、なるほどの歴史がそこにあり人々の暮らしが忍ばれます。義田(ぎでん)と言う言葉も初めて知りました。この町は名所の案内に力を入れているのか、色々電柱広告で教えてくれます。行政側に歴史好きがいるのかな。石観音堂をみて、若宮八幡宮に行きました。ここは「カナマラ祭り」で有名ですね。4月の第1週めに開催されるそうですが、今年は中止でしょうか。先日お客様からこれの為のTシャツを依頼されて納めてるのですが、大丈夫でしょうか?ここを訪ねて知りましたが、この地で300年以上前に「酒飲み比べ大会」があったそうです。日本人は世界的にみてもかなりの酒好きなのかな。いや、酒文化を熟成して来た民族とした方が良いですね。性といい、酒と言い、寛容な文化を持った我々日本人の一旦をみれました。海外から憧れと驚きを持ってやって来るのも分かりますよね。宗教の話になりますので、これに関してはいずれにて。
ここまで来れば目と鼻の先に川崎大師があります。久しぶりに訪ねてみて、ビックリです。人が居ません!ま、外出自粛命令が出てるのですから当然かとは思いますが、以前との景色の違いに唖然としました。弘法大師様なんとかして下さいと、普段不信心なくせにお願いしたくなります。池上から川崎のプチトリップは図らずも日蓮さんから空海さんへを訪ねる旅となりました。地名を訪ねるのはそこに関わった偉人さん(市井の人含む)を発見する事になりますし、その繋がりが現代まで生きてることの証明でもありますね。非常に楽しく興味深いし、自分自身それが好きなことを改めて発見しました。歴史っておもしれー!
次はもっと地元を探索します。

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