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【千葉3分の2周の旅 #1】

以前からやりたかった自走で犬吠埼に行く事を決めました。さてその後どうしようかと考えてたら、そのまま房総半島を下り金谷まで行き、そこからフェリーにて神奈川県に渡り、帰って来る千葉県3分の2周を企画しました。

ゴールデンウィークの3日を仕事の予備日にしてたので、4日出発です。

グーグルマップでおおよその距離とコースは決めてましたが、途中歴史的な施設などあれば訪ねようとも考えてました。ただ、宿を予約してるのでチェックインを優先しなければならないので、余り立ち寄れないだろうと予測してました。

都内を抜け柏まで北上して、そこから房総半島の首根っこを横断です。

(この辺を右に曲がって進むんだよな?)

そう思いグーグルマップを見ると曲がるべき交差点の一つ先に〝根木内城跡〝と言う表記を見つけました。ここまで順調に進んでいるので、ちょっと寄り道です。


千葉氏の配下の高城氏か原氏の居城跡らしいです。

この旅に出なければ絶対出会わなかった殿様だと思います。これもロードバイク旅の楽しみの一つです。

残り距離から逆算して急がなければならないので、ほんの一回りで犬吠埼へとペダルを回します。

相変わらずちょっと迷いましたが、兎に角利根川沿いを行けば良い事は分かってますので、その方向へ走ります。

直ぐに印旛沼が現れてひたすら沼沿いに進みます。中学校で習ったなぁー。田沼意次の時だったかな、これを開発したのはとあやふやな記憶を思い出しながら、快適に進みます。

なんせ本日初夏を思う様な快晴で走りやすいのです。

暫くすると利根川に当たりました。地図をみるとあとはひたすらこの川沿いを走れば銚子の河口に辿り着きます。

途中何も無さそうです。なので昼飯もセブンで軽く済ませて、利根川君と河口までのランデブーです。

川沿いにはサイクリングロード(トネサイ?)もあり、国道356と並走してます。しかし、ただの1人も見当たりません。チャリダーもランナーも散歩の犬さえおりません。

何故か分かりませんが、あまり使われてる形跡もないようです。タマサイやアラサイとのあまりの違いに驚きです。

それにしても景色が変わらないのと先の先まで見渡せて、何もありません。左に雄大な利根川君が流れてますが、川幅も広く水流も多いので流れは感じれません。

そうまったりとした時の流れと空間がそこにあり、何十キロと変わらないのです。

これはかなりキツイです。脚がないわけでは無いのですが、スピードも上がりませんしテンションダダ下がりです。

初めての経験ですが、思わず音楽を掛けながら走る事をしました。そうでもしなければ心が折れそうです。

こんな状況ですから遅々として進みません。
店はないし、見る所もない。

おまけに誰もなく、孤独にペダルを回すオヤジ一人です。

ふと何やら鳥居が見えました。速攻寄り道です。

何故かほっとします。

暫くトネサイを走りながら利根川に語りかけます。家康により流れを変えられて今の所に居るけど、本当はどうなの?それにしても大きいね?

そんな会話をしながら走る事小一時間かな。

やっと銚子の名前が出て来ました。
なんとか宿の時間にも間に合いそうだし、少しはケイデンス(ペダルを回す速さ)も高くなります。

実は犬吠埼灯台には過去に3度も来てます。
灯台下の君ヶ浜と言う所で車中泊をしたり、初日の出を見に来たりしてるのです。

なので灯台に辿り着くには少し登るのは知ってました。

さて、いよいよかなとペダルを漕ぐと意外にも見慣れた場所に辿り着き、本日の目的達成です。

ポストが白になってました。前もそうだったかな?

まあまあ予定通りでしたが、平地で景色の変わらない道を走る難しさを思い知らされたライドになりました。普段からサイクリングロードを走るのはあまり好きではないのです。何故かテンションとケイデンスが上がらず、スピードの乗らない走りになりがちです。

本日の後半は延々その状態でした。
それでも念願の犬吠埼まで辿り着けたので、満足です。

さて、明日は九十九里海岸を下ります。ここもどう考えても平坦で真っ直ぐです。

今日の様な優しい悪魔がいるのでしょうね?

そんな思いを胸に夜の戸張ででプチ事件が発生!

これに関しては基本私が悪いので、詳細を語りません。ただ、残念な記憶が残ってしまいました。

このモヤモヤ気分を払拭してくれる出会いを期待して千葉の旅の1日目は終了です。

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