見出し画像

千葉3分の2周の旅 #2

多少の筋肉の痛みを感じつつ、楽しい酔いでグッスリと眠れました。本日も快晴なり。

地図でのコース取りが上手く行かず、とりあえず途中の御宿までを設定してスタートです。

出発から直ぐに房総半島の三日月ライン(勝手に命名しました)に乗れました。

さあーて、ここからひたすら平らな真っ直ぐな道との戦い(?)です。

海岸線からほんの数10メートルにその道路はあります。よく見る地図のアールラインをなぞる様に走る事になります。

昨日の様な何も無い景色の絶望感を受ける事はなかったです。道の両サイドには住宅があり、意識しなければ海沿いを走ってるのを忘れそうです。

暫くすると海沿いに自転車道も整備されてるらしく、少し走ってみました。

道路幅も狭く砂もあるので快適な走りとはいきません。多くのサーファーさんが波を捕まえようとしてましたが、その行動の源泉は分かる様な気がします。波に乗れた時や自分の形を作れた瞬間など、ZOONに入るのでしょうね。

そんな人達を眺めながら元の道に戻ります。

mapを見てもこの辺は白いのです。そう、緑色が無い平地で三日月ラインを作ってます。

不思議に感じたのが太平洋からの波や風に侵食されない為の工夫が特に無い様に思います。

湘南では防風林を作ったりしてますが、ここにはそんな物は無いのに、しっかりと住宅街が続いてます。気候や風の影響なのでしょうか?

流石に脚の疲れもあるのかと思います。向かい風も微風ですが、地味に襲いかかってきてます。

ペースが上がりません。昨日の奥の手を再始動しまして、青春時代の音楽を流しながら走ります。

旅に出た時に意識して見るのが地名です。
人名、地名に興味があるので聞きなれなかったり、これはと感じた地名などを発見するとチェックします。

オドロキました。

後で調べてみましたが、税の高さに驚いてこの名前がついたとか。にわかには信じられない話ですが、この辺の曖昧さや適当の中にある反骨心を感じさせてもらえる日本文化が好きですね。

そうこうしてるうちに半分弱くらいの所まで来てるようです。まだまだ弓なりの途中ですが、お昼どきなので飯をどうしようかと考えます。

時間は微妙な感じです。一宮と言う辺りに来たら、街道沿いに和洋中華のオシャレな店が沢山出てきました。何処も混んでは居ませんが、店で食べるとなるとなんやかんやで1時間はきります。その時間は取れそうにないので、本日もセブンさんでお世話になります。

いよいよ白地の房総半島から緑地帯に投入です。といってもそれほど厳しい山道では無いはずです。

御宿〜勝浦〜鴨川のラインは少し山道でした。
この旅で初めて登った気がします。

程よいアップダウンを繰り返し、鴨川シーワールドに到着です。

以前逆周りで来た事があります。

後は館山を回って本日のお宿までです。

グーグルさんで調べたらショートカットの道を提案されました。チーバ君のくるぶし辺りを横切るコースです。

時間的にこれなら余裕ですし、館山回りだと明らかに遅刻です。mapを見ると最後に少し坂道があるのが不安でしたが、なんとかなるっしょっとこちらを選択して走り出します。

30数キロしかなく房総半島もこの辺りまでくると細っているのだと実感します。

前半は平坦コースです。途中の酒屋さんでお決まりのソフトクリームを頂き、最後の坂道に挑みます。

そこそこでしたが、悶絶するほどではなく西房総半島の海に出ました。

宿は海沿いでしかも部屋が2階です。
疲れた身体をほぐしながらふと見ると富士山がお迎えしてくれてます。

絶景かな。

疲れや昨日の嫌な思い出も全て吹き飛びます。
日本人で良かったとの思いを強く感じる瞬間ですね。

ここまでで約300キロの走行ですが、意外に疲れはありません。流石に太腿の筋肉とその裏側の筋の腫れは否めません。

それでも心地よい疲労感を友達として健やかに眠りにつきました。

おはよう 富士山は曇りで出来ませんでした。

最終日は金谷から船に乗り東京湾を渡り、久里浜に上陸です。この航路はロード2回で車1回を乗船してます。40分の短い船旅ですが、実に優しい気持ちになります。

湾内ですから波もほとんど無いですし、カモメの挨拶も楽しいひと時です。

今回は1羽だけでした。

走りなれた道を辿りながらいつもの温泉で癒されてこの旅を終わります。


家の手前の川崎の温泉でこのデータは終了です。

走行距離約350キロ。

平らな道は飽きる⁉️

これが今回の一番鮮明に感じた感想です。
無論ロングライドは良かったのですが、やはりもう少し起伏があった方が楽しいですね。

結果として君津辺りをまだ制覇してないので、ここを含めて次回からの企画を考えたいと思います。

年齢による衰えとかしんどさはまだ感じないけれど、もう少しゆっくり見て廻りたい願望が強くなってきてるかなと感じました。

ディスカバリージャパン

って古いコピーですが、益々色々訪ねたいと感じた千葉の旅でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?