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ジョーカーの短い感想

子の話ばっかしてたのでジョーカーの感想でも書いとこうと思いまして。ネタバレしますのでよろしくおねがいしますね。

めっちゃ笑えない映画でしたね。下敷きにしてるキング・オブ・コメディと違って人は死ぬし逆転もないし。銃は本物だし喜んだのは大衆じゃなくて暴徒だし。そもそも殺人犯がアイコンとしてまつりあげられる話が笑えるわけないですね。本人も生きづらさを誰にもわかってもらえないまま持ちあげられてしまい、そうだよなあわかるわけねーよなあと口に指つっこんで笑ってるという印象でした。悲しい。

「ハングオーバー」の監督がこんな笑えない映画撮ったのはすげーなという感じで時代が時代だからなあと思いつつ、これが笑える映画になったらどうなるだろうと考えたら「コミック雑誌なんかいらない」じゃないかなと思いました。

内田裕也がテレビ番組のレポーターとしていろんなところに突撃するって映画で、悪徳企業の社長を取材しようというのでマスコミが社長がいるとされるマンションの部屋にはりついている場面で、ヤクザのビートたけしが来て「どけよコラ」と窓をぶちわり、逃げようとする社長をぶっ殺してしまうんですね。内田裕也が窓から入って止めようとするけど止められなくて。血まみれになったたけしが出てきて、マスコミにヘラヘラしながら「犯人オレや、殺したのはオレ」というんですけど、近くないですか?もちろんジョーカーとヤクザじゃ全然違うんですけど。

これから少子高齢化で生きづらさを抱える人たちがあふれようという中、日本は公務員を半分に減らせと言ってるおじさんがいるような時代です。ただでさえ少ない公務員が必死に地域守ってるのにおまえは何を言ってるんだという感じなのですが日本からジョーカーが出てこないといいなあと思った次第でした。ハッそろそろ子の迎えに行かねば…

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