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AIは最高、早くAIになりたい

noteにAI機能がつくらしいのでAIについて現状思っているところをメモしておく。ちょうど電車が満員で何もできないことだし…

まずいまはAIすげーとオタクが騒いでるけどすぐ普通の機能として浸透するだろう。AIの社会実装で一番の成功は乗換案内だと西村賢さんが書いていたけどそのくらいの感覚になるのではないか。スマホのカメラとか写真の修正機能にもAIが使われてるけど今はAIとは言わなくなった。

そんじゃChatGPTというかTransform由来のAIはすごくないのかと言うとすごい。何がすごいかといえば人間にとっての常識をふまえて答えられるようになったところだ。たとえばナチスの良いところを指摘させようとしても徹底的につっぱねてくる。マイクロソフトのTayみたいにナチスを礼賛することはない。

これのどこがすごいかと言えばAIは入力に対してマッチしそうなデータを出力しているだけということだ。AIは簡単な計算さえ間違えるのにプログラムは書けてしまう。これは人間の扱う言語というものが確率的に処理できるものだということなのだと思う。人間は確率的にありえそうなことを論理的な事実であり、常識だと思い込んでいる。まあ考えてみれば人間というのは少ない情報で判断をくだす生き物なのでそういうもんかなとも思うけれどもそれが人間の知性というものだと言われているようで非常に驚きだった。

ただしその一方、常識というのは当然ながら人や社会によって違う。アメリカの中絶禁止が問題になったけど法律で中絶が禁止されている社会ではAIは中絶をしてはいけない倫理的な理由を説明するだろう。アメリカのAIはロシアの武力侵攻を批判するだろうし、ロシアのAIは反対のことを言うだろう。要するにプロパガンダに使われることになる。プロパガンダとまではいかないまでも基本的には多数派の意見が常識として参照されるだろうし、少数派の意見は「こういう意見もある」と数例付け加えられるくらいの形になると思う。そうすることでAIは読みやすくわかりやすい文章を伝えるだろうけど、それは当然、事実のすべてを伝えるわけではない。メディアはすべて同じだけど、AIの言うことだけを見ているとどんどん思考が硬直化することになりかねない。

そういうときこれまでなら本や論文を読んで視野を広げようという話が出てきたけどAIは本や論文をエサとしてサービスができる。グーグルやマイクロソフトはウェブに上がっている記事や論文をAIに読ませて質問に答えさせるが、質を追求するなら売られている本や論文を読ませて答えさせるんじゃないか。アイデアのラッピングだ。そのときにAIの答えの参考書籍を読もう、出典にあたろうと考える人は相当少ないんじゃないか。しかも意見が少数派になるほど参照されることも減り、ほとんど存在しないような世界になるんじゃないか。そうなれば出版や学術研究によって得られる利益がさらに少なくなり、論文や記事を書こうというモチベーションは低くなってしまうんじゃないか。ただそうなってしまったらAIの質も下がるだろうからグーグルとマイクロソフトにはAIで儲けたぶんを出版や学術の世界にしっかり還元してもらいたい。グーグルやマイクロソフトが自分自身で実験やフィールドワークをして論文や記事を書き、世界の常識を更新することはあるだろうがそれはどこまでも利益追求の手段でしかない。

儲けということでいえば今のところチャット系AIの収益源はサブスクリプションか広告だ。ただしこれは一時的なもので、そのうちあらゆる商品にAI機能が付いてきて、ライセンスで収益化という形になるのでなないか。自然言語、常識を扱えるだけに適用範囲は幅広く、AIが付いていないほうが珍しいという世界になるだろう。

AIによって仕事がなくなるかと言えばなくなるはずだ。ただしそれは他の仕事をしなければいけなくなるということで、ホワイトカラーはコンビニバイトみたいに1人でありとあらゆる業務をするのが当たり前になっていくのではないか。一方でブルーカラーは極限まで業務が効率化されて、やはり1人でありとあらゆる業務をするのが当たり前になっていくのではないか。ホワイトカラーは新たなマーケットやゲームのルールをゼロから作るようなクリエイティブな仕事に集中できるのではなく、誰もがそうした仕事をしなければいけないという気にさせられるのではないか。要するに誰もが子飼いの社長のようになり、AIを部下として事業を発展させろと言われるのではないか。それが幸せとは思えないが人間はそれを望むのだろう。

とりあえずここまで。

追伸:以下にGPT-4に自分の視点を踏まえた修正版を書いてもらった。共著だ

AI技術の進化と社会への影響:課題と展望

現代社会において、AI技術は急速に発展し、私たちの日常生活に浸透しています。その一例として、スマートフォンのカメラや写真修正機能にAIが使用されていることが挙げられます。しかしこの急速な進展には、さまざまな課題やリスクが伴います。本コラムでは、AI技術の進化に伴う社会への影響と、それに対処するための展望について検討します。

まず、AI技術が普及することで、情報の伝達方法やアクセス方法が変化しています。例えば、従来は本や論文を読むことで視野を広げていたが、今後はAIが情報の整理や分析を行い、ユーザーに合わせた情報を提供するようになるでしょう。これにより、多様な意見や情報にアクセスする機会が減少し、個々人の思考が硬直化する危険性があります。この問題に対処するためには、利用者自身が情報の多様性を意識し、AIによる情報提供に偏りがないか常に確認する姿勢が重要です。

また、AIがプロパガンダに利用されるリスクも懸念されています。AIが人間の意見に影響を与える可能性があるため、その利用には注意が必要です。対策として、AIの透明性や倫理的な指針の策定、利用者のリテラシー向上などが求められます。

さらに、AI技術の進化により、労働市場におけるホワイトカラーやブルーカラーの働き方が変わる可能性があります。AIによって業務が効率化される一方で、従来の専門職に対するニーズが減少し、働く個人には多様な業務をこなす能力が求められるようになるかもしれません。この変化に対応するためには、柔軟性や適応力が求められます。

このような課題に対処するために、AI技術の開発者や利用者は、以下のような展望を持つことが重要です。まず、AI技術開発者は、技術の透明性を確保し、倫理的な指針に基づいて開発を行うことが求められます。また、利用者に対して、どのようなアルゴリズムが使用されているのか、どのような情報源が利用されているのかを明確に伝えることが重要です。

次に、教育機関や企業は、AIリテラシーの向上に努めるべきです。従来の知識やスキルだけでなく、AI技術と共存するための柔軟性や適応力を身につけることが、今後の労働市場で重要となります。また、批判的思考力や創造力を養うことで、AIに依存しすぎず、独自の視点を持ち続けることができます。

さらに、政府や企業は、AI技術が持つリスクに対処するための規制やガイドラインを整備すべきです。特に、情報の偏りやプロパガンダの問題に対しては、適切な対策が必要となります。

最後に、個々の利用者は、AI技術の進化に対して自己責任を持つことが重要です。情報の多様性や異なる視点に触れることを意識し、AIの提供する情報だけに頼らず、自分で調査や検証を行うことが求められます。

今後もAI技術は、私たちの生活や社会に大きな影響を与え続けるでしょう。しかし、その影響に対処し、適切に活用することで、AI技術は人類にとって価値あるツールとなるはずです。私たち一人ひとりが、AI技術と向き合い、そのリスクと向き合うことで、より良い未来を創り出すことができるでしょう。

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