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先日 ニホンミツバチの養蜂歴30年以上の師匠を訪ねたら
ちょうど蜂さんたちは分蜂の最中だった

新しい女王蜂たちが誕生し 
それぞれの女王蜂と共に
働き蜂は新しい住処へと移動

約1万匹と言われる蜂さんたちが
一斉に飛び出してくるから
群れを遠くから見ると
それはまるで生き物のよう

私も移住して最初の年に
ニホンミツバチの生態などを勉強し
巣箱を置いて養蜂を始めた

翌年の春に巣箱は3つに増え
初夏には初めての採蜜を経験した

しかしその後
スムシという蛾の幼虫に巣を食べられたり
蜂の数の割には蜜源が少なかったらしく
真夏 一番花が少なる前に去って行った

1年ちょっと という短い期間ではあったけれど
養蜂を通して沢山のことを学んだ

もともとは減少傾向にあるニホンミツバチを
少しでも増やそうという趣旨で始めたが
今は養蜂はしていない

理由はいくつかあるけれど
主なものは2つ

一つは 人が介在することで
蜂の弱体化が進んでいること

師匠は山にも巣を置いて 
遺伝子が遠い蜂さんとも
交わるように配慮してきたが
30年前の蜂と比べて
明らかに生命力が弱まっていると感じている

二つめに まずは蜂やその他の生き物が生息できる
環境つくりのをした方が良いと痛感したこと

そのことに気づいてから
家の周りの土中環境を見直し
森つくりを始めた