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アイルランドの港町にあるホステルは

一見すると築何十年といった貫禄があった


自分で建てたというオーナーに訊くと “ 築3年 “ という

とてもそんな風には見えない! と驚いていると

すべて解体された建物の材を使っているという

窓はもちろん屋根を覆う “ スレート” と呼ばれる石までリサイクル

材料が経てきた時間が折り重なり 

いい味を醸し出していた


ホステルや自宅の為に古材を集めているうちに

それを見た町の人の中から

パブやレストランの床材・カウンターなどに

古材を使いたいという人達が出てきて

それがどんどん口コミで広がり

今はアイルランド、お隣のイギリスにまで

古材を売るビジネスをしているという

“ 人生何が起こるかわからないね ”

と笑いながら話してくれた