カノヌシ考察(旧) #テイルズ考察

はいどうも、守屋日和です。
今回はテイルズ考察。
ゼスティリア時点でのカノヌシ、アルトリウス、マオテラス周りの考察と言う、ベルセリアが世に出た今となっては何の役にも立たない話を今更文章に起こします。
はい、完全無欠の自己満足です。
当然、ベルセリアと矛盾する要素も多く含まれますので、あくまでも昔の時点での考察と言う事で。
ゼスティリアと、一応ベルセリアのネタバレ要素も含まれますので、その点もご注意下さい。

アルトリウスの玉座

ゼスティリアのラストダンジョンの名前がアルトリウスの玉座です。
カノヌシの紋章が掲げられた神殿であり、沢山の儀礼剣が残されている事から多くの導師がここに所属していた事が分かります。
アルトリウスやペンドラゴ、湖の乙女と言った命名は明らかにアーサー王伝説由来なんですが、直接的な説明や描写があるわけでも無くて繋がりが謎ではあります。
この辺りを無理やり繋げると、アルトリウスの出身地がペンドラゴで、湖の乙女に出会って導師となり、五大神の頂点で有ったらしいカノヌシの加護を得るに至って、最終的に多くの導師を従える王になって、その際の拠点としたのがアルトリウスの玉座である。
そう言った流れが想像されます。
廃墟になっている辺りから、終焉の地と言う感じもしますけどね。

湖の乙女

ゼスティリア本編の時代に湖の乙女とされるのはライラです。
ただ彼女は火の天族なので、元祖湖の乙女と言うわけでもなさそうですよね。
試しの神殿は、先代導師ミケルの頃は無理やり導師を生み出すために利用されていたようですが、それも大昔はここが導師誕生の場として機能していたからでしょう。
レディレイクの近くには水の試練神殿がありますし、その近くには水の神器が納められた遺跡もあります。
素直に考えるなら、水の五大神アメノチがかつての湖の乙女であり、試しの神殿での導師探しを担当していたのではないかと考えられます。
多くの導師が生まれた時代、お役所仕事的に霊応力等で選別されていたのかも知れません。

マオテラスの神殿

ローランス帝国の首都ペンドラゴにはマオテラスの神殿があります。
カノヌシの後に五大神になったマオテラスの神殿があると言う事は、その代替わりとローランス帝国の成り立ちになにかしら関係がありそうです。
ローランスの由来がランスロットだと思われますが、アーサー王を裏切った人物の名前とカノヌシに変わって五大神に入ったマオテラスの名前が結びついている事になるわけで…何だかキナ臭いですよね。
カノヌシとアルトリウスが築きあげ治めていた時代を、マオテラスとランスロットのコンビが打ち倒して新たな時代を築いた、と言った流れを想像します。
そうして、新たな時代の中心となった地に、マオテラスの神殿を築いたと。

カノヌシ

「カノヌシ」と言う名前から最初に連想したのは、ライラが災禍の顕主を呼ぶときに使う「彼の者」と言う言い方です。
ストレートに考えるなら、カノヌシ=彼の主。
つまりはあのお方、的な尊称の類であると。
どうにも名前を呼んではいけないあの人とか、どこぞの黒の組織のボスとかを連想してしまいますけど。
キリスト教の神様は、色々と呼称はあっても名前そのものは無い唯一無二の神様ですし、それをモチーフとしたドラクエ7の神様もただ「かみさま」と言う名前になってます。
五大神の残り四人が四大元素に対応した四大天使で、カノヌシが神様と言う事ですね。

そしてもう一つ、「災禍の顕主」から災と顕を引くと「禍の主」になります。
カノヌシ=禍の主だとしても、それでそのままカノヌシが災禍の顕主そのものと言うのも変な話なので災禍の顕主=禍の、そのまたご主人様。
要するに災禍の顕主を生み出しているのはカノヌシなのではないか、と言う創造です。

導師を生み出す天族の頂点であるカノヌシが、その敵である災禍の顕主をも生み出している。
一見するとおかしな話なんですけど、ゼスティリアの世界の仕組みや天族の性質を考えるとありえない話でも無いんです。
人々の信仰心が天族の力となり、その力で天族は人々を助け、そうしてまた人々の信仰心が高まる。
導師の活動を通して、より多くの人々を助けられ、さらに信仰心が集中する事になります。
裏では災禍の顕主と言う人類の脅威を敢えて生み出し、人々に助けを求めさせた所をすかさず導師を派遣して助ける。
そんなマッチポンプな仕組みで効率よく信仰心を生産するシステムを担っていたのがカノヌシであると、そんな想像も出来てしまうわけです。
メリオダス王の様に、時代や世情によっては災禍の顕主自体にその強大な力で世を力で治めさせる事もあったのでしょう。
ただ基本は、災禍の顕主と言う脅威と導師と言う英雄を交互に使い分けながら、人心を掌握し信仰心を集め世界全体を管理するシステムだったのではないかと。

マオテラス

マオテラスの名前はやはり「魔を照らす」から来ているのでしょう。
マオテラスの加護で人々の霊応力が高まり、慿魔を見る事が出来る様になる事を表わしていると考えられます。
名前の響きからするとアマテラス、天照大御神もありますね。
マオテラス不在の災厄の時代は、アマテラスの岩屋隠れになぞらえていると考えられます。
キリスト教に絡めて考えると、光を掲げる者と言う意味の名前を持つルシファーと重なります。
ルシファーは人間に火、光、知恵、文明を与えた存在であり、浄化の炎の力や霊応力などの恩恵はその辺りに絡んでいるのかも知れません。
グノーシス派だとルシファーは真実の神の遣いですし、対するカノヌシがデミウルゴス的な立ち位置と考えられます。
差し詰めカノヌシによる欺瞞社会が偽りの世界的なアレですね。

と言う感じで、ゼスティリアプレイ当時は大体こんなことをアレコレ考えていました。
もちろん前の記事のスレイ、ヘルダルフが親子とか、まだ記事にしていない辺りだとロゼがカムラン人ではないかとか、他にも色々考えていましたけど。
ベルセリア既プレイの方はどの辺りが惜しくてどの辺りが大外ししているかお分かりの事と思います。
まあ、あたっても外しても色々想像すること自体が楽しいので良いのですけどね。

アライズはすぐには遊べませんがとても楽しみです。
一部で予想されていたベルセリアに繋がる話なんでしょうか?
Twitterや配信などでネタバレを喰らう事になりそうですが、まあゲームは遊んでなんぼなのであまり気にせず皆様の反応を楽しませてもらおうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次のnoteでお会いできたらと思います。

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