狂言再び!!

今年の夏、京都旅行に行った際に無料で狂言が観れるお寺があり拝見させて頂いた。

そのことを吉田尚ことナオ・デストラーデことナオ・メヒアことわっしょい吉田に話したら「俺も行きたい!」と言うので「またいつか行こうや!」と話していた。

こういうのは結局めんどくさくなって行かないままになるのがお決まりなんだけど昨日ナオさんが突然!「今日の夜あるから行こう!」と言い出してホントにノリで行ってきた。

ノリとは言え料金は5500円!演劇としては最高料金レベル。

それもそのはず!おそらく日本一有名な狂言師!野村萬斎さんが出演される回だった。

さらにお父様の人間国宝でもある野村万作さんも出られるとあって5500円はむしろ安いのかも?

僕が京都で見たのは多分だけどかなりの下っ端狂言師だと思う。お笑い芸人で言うと和田輝実とか。無料で観れて当然。

意外だったのは受付の女性に「当日ですか?」と聞かれたこと。

机には事務所ライブみたいな感じでメモがされたチケットが何十枚と並べられており「野村萬斎さんで取り置きしてるんですけど…。」みたいなお客さんもいる感じだった。

「お名前は?」

「あーりーです。」

みたいな。

ただそんなカジュアルな感じはそこまでで会場内は張り詰めた空気でまるで異世界。というか平安時代みたいな感じ。

僕の解釈だけど狂言というのは落語とコントの中間みたいなものだと思う。

衣装は途中着替えたりするけど基本は着物。2人から3人でシチュエーションコントをする。

昨日観たのは川上と武悪。気になる人は検索すればあらすじ出てくるよ。すぐ。

机や椅子みたいなものはなく、立ったり座ったりすることで場面を切り替えてことをわからせる。この辺は落語に近いのかな?

言葉に関してはもうほぼ理解できない。英語くらいわからない。

昨日ははじめにあらすじを説明してくれる人がいたのでついていくことはできた。ただ細かいボケはよくわからない。

まあ結論を言うと僕にはまだちょっと早いかなって感じ。もっと勉強してから行った方がいいかも。

ただちょっと思ったのはもしかしたら周りのおじさまおばさまのお客さんもそんなに全部は理解してないのかなーて。

なんていうか一流の懐石料理を食べたとして本当に全部が全部味を理解できる人って作った本人と一部の通だけだと思うんだ。

でも食べている側は「こういうもんなんだ。へえ。綺麗な盛り付け。なかなかいいね。」ってな感じで満足感はそこそこ得られる。

それと同じで狂言も全部は理解はできないけど「なんかいいなー。」ってのはわかるからそれでいいのかも。

まあ僕はカレーやラーメンを作る側の人間だし、そういうジャンクなものを食べたいと思っているから当分見に行かなくていいかな。

でもたまにそういうものをインプットしないと芸が偏るから。GYAO100本見たら狂言1本観る。

そんなもんでしょうな。

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