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ビジネスマンの成長は「考え方」が9割

先日ローランドさんの俺か、俺以外か。 ローランドという生き方を読んだ。
同じときにフランス代表のサッカー選手、グリーズマンのドキュメンタリーを見た。

どちらもジャンルもスケールも違うが、その界隈では一流。
最近のネットフリックスやAmazonPrimeVideoのすごいところは、こういった一流の人たちのドキュメンタリーが豊富にあり、考え方や思想に触れることができる。

どれを見ても、能力も熱意も一流である。人の何倍ものエネルギーを持っており、爆発させながら最大限のパフォーマンスを発揮する。
とことん勝ちや価値にこだわる姿勢は、サービスを作るクリエイターとしては非常に刺激的だ。

しかし、本当に彼らは生まれたときから、能力に長けていたのだろうか?
多くの自伝やドキュメンタリーを見ると、答えはNoだと感じる。

稲盛さんの有名な人生の方程式に、

人生・仕事の結果 = 「考え方」×「熱意」×「能力」

というものがある。よくうちの社長も、F1ドライバーに例えて、

パフォーマンス = 「ドライバーのメンタリティ」×「マシンの性能」

と言っている。こういった一流の人の考え方やドキュメンタリーを見るたびに、本当に的を得た方程式だなと感じる。

この3つの中で、僕が最も大事だと思うのは、考え方
ここでいう考え方は、「物事の捉え方」「自分の立ち位置」「自分なりの前への進み方」などかなり広範囲になるが、一言でまとめると、現状を主観的・客観的に理解し前へ進む方法を考える力 = 考え方 かなと思う。

なぜ考え方が一番大事なのか?マラソンに例えると、ビジネスマンにおける成長にもっとも必要なのは、「方向 × 距離 」であり、そのために考え方は最も必要だ。

意外と考え方以上に、「能力」「熱意」に人は目が行きがちで、どういった仕事をするか、どういったスキルを身につけるか、そんな話を聞くことが多い。熱意も同様に、「好きなことをしたい」「やるからにはワクワクすることを」と言っている人も最近増えたように感じる。

もちろん稲盛さんの方程式を見ると、熱意も能力も必要だが、常に通用する能力はなく、いつも仕事が楽しいとは限らない。

365日ある中で、ゴールに向けてどれくらいの距離を走ったか?

それに尽きるのがビジネスの世界だが、全く自分の興味がない仕事に取り組まないといけないときもあれば、全く能力が活きない仕事もある。

そのときに、走れるだろうか?走る意味を見いだせるだろうか?それこそが、ビジネスマンの成長を分ける大きな要素だと思う。

岡田:日本代表でも、わからないもんだな、と思う選手はたくさんいますね。本田(圭佑)なんて、最初見たときは「どこまでいけるかな」という感じで、まさかあそこまでいけるとは思わなかったし、長友なんて「この下手くそ」と思っていたのが、いまやインテルのゲームキャプテンですからね。

賀川:やはりそれは、練習の積み重ねですね。努力するのも才能のひとつなんですよね。

岡田:努力というか、考え方なんでしょうね。将来の夢を信じて、「自分は絶対にこうなるんだ、だから今がまんするんだ」ということを考えて、自分を律することができるかどうか。軽く夢を見て、「なれたらいいな」程度だと、つぶれていきますね。「がんばれば日本代表になれる可能性があるぞ」とこっちが言っても、本人がその気にならないとだめですね。本田や長友は、そんな考え方をしっかり持っていましたね。

引用)このくにのサッカー ホーム 対談

相手を変えるか、自分を変えるか

考え方の中で、最も大切だなと思うのが、変えられるものに自分をフォーカスできるか。

走り続けていると、何かの物事や人とぶつかったとき、相手(物事)を変えるか、自分を変えるかで大きな分かれ道が存在する。

例えば、

・自分のチームメンバーを信頼できない。
・この仕事やりたくない。つまらない。
・チームメンバーの意欲や士気が低いように感じる。

この場合、

相手を変える=チームメンバーを移動してもらう、仕事を変える、チームメンバーに求める

 自分を変える=まずはメンバーを信頼できるようにコミュニケーションを増やす、仕事の捉え方を変える、自分がチームを盛り上げる

の2つが存在する。もちろん相手を変えたほうが良い場面もあるが、自分の変え方を知らない人は、常に全速力で走り抜けることはできない。なぜなら相手に依存するから。そして相手は簡単には変えれない。

圧倒的に成長している人は、変えられることにフォーカスがあたり、いかなる局面でも、自分が走る理由を作り出せる人だ。

ローランドや本田圭佑はこの点が非常に優れていると感じる。

俺か、俺以外か。という言葉は想像以上に深かった


俺か、俺以外か。という言葉には、変えれるのは俺だけという意味さえ感じた。キャッチーでありながら、とても深い。

どれだけ本を読んで分かったつもりでも、どれだけ楽する手段を探しても、成長は正しく走った量にしか依存しない。そのためには、「考え方」を磨き続け、いかなる場合にも、方向を見失わず「走る理由」を見つけられる人になることが重要だなと。

ローランドやグリーズマン、レディー・ガガのドキュメンタリーを見て感じた、ビジネスマンの成長は考え方が9割

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