見出し画像

「パワハラ傾向のある部下をなんとかしたい」 S・Sさん


「人生の本質的な問題を解決するセッション」より

同じ問題を抱える方のお役に立てればと思い、クライアントご本人の承諾を得てセッションの内容をシェアします。


<ご相談内容>

営業部の部長をしています。
私の部下である課長について困っていることがあります。
彼は能力は非常に高いのですが、コミュニケーションに問題があります。
彼のメンバーへの言葉がけが否定的なものが多く、メンバーのやる気が下がっています。
彼のメンバーから、なんとかして欲しいという声をもらっており、これまでも何回も彼と話し合いを重ねましたが、改善されません。
どうしたらいいでしょうか。


<解決策>

今回の問題の解決策は、あなたが課長さんに肯定的な関わりをすることです課長さんを変えるのではなく、あなたが変わるのです。


会社という組織にいる以上、
上司を選べないように、部下も選ぶことができません。

上司・部下に関するお悩みはみなさん大なり小なりお持ちですね。

コミュニケーションには肯定的(褒める)と否定的(叱る・注意する)の2種類があります。

否定的な言葉を発する人は、過去の他人から受けた関わりの内容が否定的なものが多かった傾向があります。


過去に受けた関わりが現在の関わりに大きく影響を与えます。

器があるとイメージしてください。そこに過去に自分が受けた関わりが貯められています。その貯められたものから現在の関わりを出します。

その器の中にある否定的な関わりの割合を下げ、肯定的な関わりの割合を上げることが重要です。


課長さんの良いところを見つけて積極的に褒める。
普段も笑顔で元気に明るく課長さんに接する。

このような肯定的な関わりを意識してください。

ただ、時には指摘することも出てきますね。
そういう時は、部分否定です。
改善すべき点を明確にし、そこを指摘する。
肯定的な関わりは甘やかすことではありません。

あなたが課長さんに提供できるものは、「人に愛される」という体験です。
人に愛される体験がないと、人を愛することはできません。

課長さんは能力が高いことを伺いました。
周りの否定的なコミュニケーションから自分を守るために、能力を高め、誰にも否定されない自分を作ってきたのかもしれません。

なので、あなたが課長さんを愛してあげ、認めてあげてください。
「あなた今ここにいるだけで私は嬉しい」と言ってあげてください。

課長さんを変えるのではなく、あなた自身の関わりを変えてください。

すると、徐々に課長さんも変わり始めます。

人を信じ、人を大切にしましょうね。


<セッションの申し込みや料金に関しては、こちらをご確認ください>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?