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川の流れのように、生きてみようと思う。

7月の中旬に無事33歳の誕生日を迎えました。

当日はお店のお客さんたちにサプライズでお祝いをしていただいたりして、とても良い時間を過ごすことができました。(常連さん、準備大変だったよね、ありがとう!)

さて、そんな節目である「誕生日」を迎えると、さまざまな場所で「今年の抱負」を求められることがあります。その度に上手に言葉にすることができず、「面白くないなぁ自分」と思うのですが、今回は驚くほどストンと、自分でも腹落ちする抱負が見つかりました。

それが「川の流れのように、生きる」です。

この言葉が見つかったのは、しいたけさんの占い本を本屋で見つけて数ページ立ち読みしていた時。その本は、2019年の占いだけではなく、あえてその星座さんの「過去」から未来を占っていこう、というテーマのものだったのです。占いといえば「これから」の自分を知りたいから読むものだと思っていたので、そのギャップに思わずやられました。

読んでみると、わたくし”かに座”は、2018年に人間関係で苦労しましたよね、と。そうそう、確かに2017年から2018年にかけて、わたしはすごく苦しい時期を過ごしました。

それはチームの作り方だったり、上司との関係だったり。気の合う恋人がなかなかできず一人っきりで誕生日を過ごし、家でさめざめと泣くこともありました。

自分が一番悪いのだと、いまは思うのですが、そのときはそうは思えなかった。

どうしてうまくいかないの、どうして会社はわかってくれないの、どうして彼氏はできないの。そんなことを考える日々でした。自分にはマネジメントは向いていないと思考をストップし、学びをやめて逃げたりもしました。同世代の結婚や出産、彼氏とののろけ話を素直に受け入れられない時期もありました。

1年が経ち、今はその会社を離れてまったく別の場所で、別の仕事をして生きています。幸いにも相性の良い、同じ夢を一緒に追いかけられるパートナーもできました。

「会社を辞める」と決めたのは、「そんな時期が来た気がする」という直感に従っただけだし、パートナーと出会うために周りに紹介を依頼していたわけでもありません。

ただただ、自然な流れやタイミングを経ていま、この場所にいるような気がしてならないのです。

もしあそこでチーム力がめちゃくちゃ上がって結果を出して、どこかほかの会社に転職していたりなんかしたら、もしかしたら別の道でいま生きていたかもしれない。結局過去には戻れないし、そんなことはわからないのだけれど。

だからといってあの頃の自分に、もっとうまくやれよ、とか、恋人いなくたって焦るなよ、とかいうつもりはない。うまくできなかったから知れたこと、焦ったから学んだことがいっぱい今残っているから。

過去、わたしが迷惑をかけたたくさんの方々にはお詫びの気持ちしかないし、本当に合わせる顔がないのだけれど、そうした方がいたから、いまの自分になることができました。お詫びと感謝の気持ちでいっぱいです。

川の上に1枚流れる葉っぱに、ちょこんと座っているように。これからも失敗や喪失、焦りを感じながらも、そういった感情や出来事にあまり逆らわず、川の流れに身を任せるように、ただただ目の前のことをしっかり触って生きていきたい、と心から思うのです。

おまけ:
そういえば美空ひばりさんの、かの名曲の歌詞はどんなだろう、と思って調べてみたら見事にどんぴしゃでびっくりしました。作詞は秋元康さん。いま何かに焦っている人がいたら、気晴らしに読んでみてくださいね。



ホステルやゲストハウスなどの「地域コミュニティ」を創っている方々に会いに行って、勉強させてもらい、タバタバーに持ち帰ります!