2020.08.27 一晩だけ中学生にタイムスリップしたようだ

特に何か明確な考え事もないまま日記を開いたわけだけど。

いつものように眠れなくてネットサーフィンをしていて、たまたま思い出して、新山詩織の「ゆれるユレル」を聞いた。何年ぶりに聞くのだろうか。

そこから ※1 FLOWER FLOWERの「月」を聞いて、小南泰葉の「ドリームボックス」を聞いて。一晩だけ中学生にタイムスリップしたようだ ※1。

ふと気になって、さっき挙げたアーティストのWikipediaやTwitterを漁った。

小南泰葉はもうすっかり ※2 小物売りになって、FLOWER FLOWERはなんだかんだ ※3 リリースしてライブして。

新山詩織は今年から「cii」って名義で活動再開 ※4 したっぽい。一曲しかアップロードしてないけど。YouTubeのチャンネル概要欄とか歌詞が英語で書かれていた。

小南泰葉のWikipediaを見てたら、乃木坂のメンバーが主演するホラー映画三部作の主題歌を担当していたと書いてた。「3355411」「NO-MAN」「ドリームボックス」の3曲 ※5~7。

聞いたことない映画を聞いたことないアイドルが主演する ※8。どういう経緯で進められたプロジェクトか。

大手会社が作った映画なら大人気女優を雇い、ZIP!や火曜サプライズ、VS嵐 ※9 で宣伝されるのかな。

そしてその乃木坂メンバーは何をきっかけに主演の座をつかみ取ったのか。オーディションか直々の指名 ※10 か。多分前者だと思う。後者となると、キャスティング担当がいろんなアイドルを見て、原石を探し続けているのかなぁ。

小規模ながらも一致団結して撮った映画は、かけがえのない宝物になるだろう ※11。たとえそれがホラー映画であっても。怖い<思い出、だろう。

小南泰葉のその3曲は結構鋭利な歌詞なんだけど、乃木坂のメンバーはどんな気持ちで聞いてたのか。日ごろ自分たちが歌ってる曲とはかけ離れた、残酷な歌詞。

そして乃木坂の推し目当てに映画を見に行ったファンもだ。日ごろ自分が聞いてる曲とはかけ離れた、残酷な歌詞 ※5~7。

だいたい主題歌って映画のラストに流れるじゃん。ラストってことは映画のストーリーにしても、事件解決とか、霊の成仏とかがあった後じゃん。さすがにバッドエンドにはしないだろう。平和が戻ってよかったねという気持ちの時に「彼女は死体を庭に埋めた♩」という歌詞の曲が流れるの?(「ドリームボックス」の歌い出し)

一応曲の最後に、後ろ向きながらも立ち上がる歌詞はある。「せめて君に「生きたい」と打とう」のように(「3355411」のラスト)。

ただその一言だけで気持ちはスッキリと晴れるか? めちゃくちゃ沈み込んだ気持ちで映画館を出ることになりそう。

話はちょっと戻ってキャスティングのことについてだが。新山詩織のWikipediaには「don't cry」という曲がホラー映画「絶叫学級」の主題歌だって書いてあった。don't cryは小南泰葉とは違って爽快な曲で、いい気分で映画館を出られそう。

絶叫学級は川口春奈と広瀬アリスが主演だが、ボイスドラマは=LOVE ※12 のメンバーがやってる。音楽ナタリーで聞いたことある名前のアイドルだ。

アイドルの所属会社と作品のキャスティングを行う人々は、太いパイプラインでもあるのかね。


※1 3曲とも中学生の時によく聞いてた曲だった。そういうつながりで、そこから月とドリームボックスも聞いた。

※2 2017年に活動休止をして、そこからほぼほぼ音楽活動はしてない。Twitterを見たらなんか小物を売ってるイメージだった。

※3 自分がよく聞いてた時期は、yuiさんが結婚して妊娠中だったということもあり、表立った活動は少なかったイメージだった。育児が落ち着いて今は結構精力的に活動してるんだなと思った。

※4 2018年末から活動休止していた。

※5 タイトルの「3355411」は携帯電話のキー入力で「死にたい」という入力になる。この3355411という数字を二乗すると「11224111122411」になり、この通りにキー入力をすると「生きたい生きたい」になる。この都市伝説をもとに作られた曲。救いの無い歌詞。

※6 死ぬことを否定する人という意味での「NO-MAN」というタイトルだと思う。自殺についての歌詞、歯を食いしばって生きていくストリー。

※7 タイトルの「ドリームボックス」は、歌詞から推察するに棺のことかと思われる。死者に捧げる歌詞。こういう曲を中学生の時に聞いていたのかと考えると、結構世知辛い中学生時代だったんだなと思う。

※8 『死の実況中継 劇場版』『デスブログ 劇場版』『杉沢村都市伝説 劇場版』という三部作だが、聞いたことはあるだろうか。主演は順に能條愛未、中田花奈、伊藤寧々という方らしいのだが、聞いたことはあるだろうか。そして主題歌を務めた小南泰葉も、聞いたことはあるだろうか。主題歌も(だいたいの人は)知らないアーティストだ。

※9 自分が勝手に決めた、三大「映画の宣伝をするテレビ番組」。次点に全力!脱力タイムズ。

※10 キャスティングのお偉いさんや監督が、アイドルの中から原石を発掘して「君にしかできないんだ!」と直々に指名するというイメージ。

※11 東京の小規模劇場でのみ上映される映画って、なんかエモくないですか? そんでスタッフ達も、大手会社に負けないような映画を撮るぞ!と意気込んでるイメージ。

※12 調べたら、指原莉乃がプロデュースしたアイドルで、声優や2.5次元舞台も活動範囲に含まれるって出てきた。


特に大きな出来事があったわけじゃないけど、個人的にノスタルジーだった日記。いつもだったら昔の尖りか教訓があるような日記を選んでるけど、それすら無い。

Wikipediaを見ていろいろ知ったこととか、思ったことに対して「これは日記にまとめなくては」という気持ちだった。こういう心の動きはしっかり記しておくべきだと思う。日記の強みってこういうところだと思う。

個人的に鬱屈としたときに聞いてた小南泰葉と、清楚なアイドルである乃木坂46に関係性があるとは思わなかった。そして日記を書くにあたって改めて小南泰葉の歌詞を見返したら、思ってた以上に鬱屈としてた。


ciiの曲には、YouTubeのコメントかいろいろ来ていた。その中でも「いい曲ですね」みたいなコメントには投稿者からのはハートがついて、「詩織ちゃんお帰り!」みたいなコメントにはハートがついてなかった。

新山詩織とciiの直接的な関係性について、公式からのアナウンスは一切ないんだって。Wikipediaには「ciii」名義での楽曲ってちゃんと書いてあるんだけどね。