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2022.11.23 高速教習にビクビク、自主経路設定にモヤモヤ

昨日、高速教習に行ってきた。混んでるから教習生3人で車に乗り教習をして、時間かかるんだろうなぁと思ってたが、その日申し込んでいたのが5人で、車2台で割って教習生2人乗りの方に分けられた。時間が押して1~3限のはずが4限まで押すこともあるそうだが、3限の時間通りに戻ってきた。

知らない土地への自主経路設定だが、事前に地図を暗記したりストリートビューで特徴を見たりしていたからなんとかできた ※1。5車線の予告標識が一番の目印だった ※2。

順番としてはもう1人の教習性が先に高速道路を運転していた。最初はしっかりとスピードを出して合流もスムーズにできていたが、途中から最高速度の標識に「50」と表示されていて、時速50キロで運転するしかなかった。80キロを目安に運転してくださいと言われていたのに、これじゃ一般道と同じである。

ただ追い越し車線を見ると、運転の荒い車が次から次へとスピードを緩めず追い越していった。みんなもっと標識を見ないと。電光標識だからたまに時速が変わるんだよ。

どうして高速道路なのに50キロ制限なのか。晩秋の朝の山中ということもあってある程度の霧は出ていたが、でも遠い先やサイドにうっすら見えるだけで、そんなに時速制限をする必要もないと思った。

どうやら低速車 ※3 というのが何かしらの作業をしていたらしい。しばらくスピード順守で走ってたらその低速車に追いついたのだ。

この状況で教官が悩んでいた。高速道路のスピード感や、車線変更の際にハンドルを少ししか回してはいけない ※4 ということなどを掴むための教習をしているというのに、50キロで走ってちゃ教習にならないのである。このまま低速車のケツを追いかけまわしながら走ってもアレだなぁと。

とりあえず予定のインターチェンジで降りて停車し、教習所に電話をかけていた。「50キロでしか走れなかったんですけど大丈夫ですかね?」みたいな相談をしていたのだろう。

亀岡市 ※5 の農村地帯に停車して、電話を待つ間に唐辛子畑を眺めていたのを覚えてる。米でも麦でも大豆でもなく、唐辛子畑。あと小さいイタチを見かけた、かわいかった。

しょうがないけど追加教習はせずに、予定通りに進めることになった。帰りはいよいよ俺の運転で高速道路を走る。しかし亀岡市の土地勘なんて全く無いし、教官の指示に従ってたらいつの間にかインターチェンジに入ってて、いつの間にか加速車線に入ってた。

合流が大事とは聞いてたから、目視で先に走ってる車を確認した。ありがたいことに追い越し車線の方を走ってくれていた。スムーズに合流できた。

自分もインターチェンジ付近を走る時は一旦追い越し車線の方に車線変更して、合流しようとしている車に配慮したかったが、追い越し車線に既に車がいて車線変更はできなかった。できる限り優しい運転をしたかったが、まぁあれはしょうがない。

最初、スピードを出さなきゃと思って力強くアクセルを踏んだら、強いGがかかるのを感じた。これが高速道路のスピード感かぁ!と思ってたら、教官からスピード出しすぎと言われた。スピードメーターを見たら時速100キロになる勢いだった。アクセルを踏みすぎていたみたい。

その後はメーターを見ながら80キロになるように調整して運転した。そんなにベタ踏みじゃなくてもいいのね。幸いにも時速50キロ制限は出てなかった。車線変更の時のハンドルは、思ってた以上に少ししか回さなかった。

いつの間にか高速に入ってて、いつの間にかインターチェンジから降りていたという印象だった。あっという間だった。

学科で事前に聞いていたように、運転した後は疲れて眠くなった。しかし教官がおしゃべりな人で、運転マナーの悪いタクシーから始まり京都の街並みまですげー喋るんだ。相槌を打つのが面倒だった。

しかしもう一人の教習生がちゃんとリアクションを取っていたから、こっちも頑張らないといけなかった。ちゃんと声を出して相槌を打った。

ご褒美に、教習が終わってから三条 ※6 のくら寿司に行った。美味しかった。


※1 後述

※2 5車線の予告標識が見えたら、右折レーンに車線変更すればいいと覚えてた。

※3 正しくは「作業車」。おそらく路面の点検や清掃を行っていたのだと思う。

※4 一般道以上のスピードが出ている時に、一般道と同じ角度でハンドルを回して車線変更をしてしまうと、曲がりすぎて事故のもとになる。

※5 京都市から北西に進んだところにある市。盆地ということもあり、晩秋から春にかけて深い霧が発生することで知られている。

※6 京都市の都市部エリア。


高速教習が本当に怖かった。一般道でも動かすのが難しいでっかい鉄の塊を時速80キロで操作するなんて、ふざけてんのかと思う。俺はガンダムのパイロットじゃねぇんだよ。

高速運転が怖いのはもちろんのこと、加えて難所だったのが自主経路設定だった。路上教習は事前に決められたルートを運転しなければいけないが、自主経路設定では自分でルートを決めていい。

それが怖い。人は自由を求める生き物だが、それが過ぎるとどんどん膨らんでいって、自由というものを抱えきれなくなるのは、夏休みの自由研究でみんな知ることとなっただろう。自由すぎると何していいか分かんなくなる。

しょうがないからインターチェンジの入り口まで、とにかく大通りに沿うしかなかった。結局そんなもんである。仮免の教習生に抜け道裏道なんてハードルが高すぎるのだ。

教習所内に、高速教習用の地図が貼ってあった。教習所の位置、教習スタートの位置、インターチェンジの位置に目印がついてあって、それをつなぐ大通りもくっきり描いてあった。

実質「この大通りに沿って向かえよ」と言われたようなものだ。自主経路設定と言えど、そっちがルートを強調してんじゃん。そしてまんまとそのルート通りに運転させていただいた。自主経路設定なんて名ばかりである。

ポケモン スカーレット・バイオレットのようなものだ。「オープンワールド!どこに行っても自由!」という触れ込みではあったが、ジムリーダーのレベル設定もあって実質ルートが決められているに等しかった。

俺はこれを「あって無いようなもの」の逆、「無くてあるようなもの」と呼んでいる。おそらく教官だって教習生が細道に入っていったら「ちょっちょっ、ちょっと待って」とか言うだろう。

特に俺は個人的に、ルールを守ることによって安心感を得たいタイプだから(教習所がそれとなく指定するルートの)地図をとにかく暗記した。高速教習の日の3週間くらい前から、写真に撮って家でも何度も見返していたのを覚えている。

簡略化された地図だけでは不安だったから、地図アプリのストリートビューも使ってとにかく確認した。何なら実際にその地に向かってロケハンさえしたかったくらいだ。

そのストリートビューで見つけたのが「5車線の予告標識」である。教習所の地図と照らし合わせてこれ見つけた時は「ここを右折すればいいじゃん!」と思った。これで勝ったな!と。

そもそも何でカーナビがこんなに普及している時代に、地図を眺めて経路を決めなければいけないのだろうか。どっか行きたいのならカーナビで検索すればいいじゃん。多少道を間違えたって、再検索して新しいルートを出してくれるんだから。

教習所のカリキュラムに「カーナビの操作方法」を組み込むべきだと思ってる。教習所で全く触れてこなかったのに、いざ免許取って運転するとなったら新しい機械に悪戦苦闘する。

自動車教習所、なんて役立たずなやつらだ。時代を考えろ時代を。どうして本免試験から自主経路設定は削除したのに、教習カリキュラムには残し続けるんだよ。

まぁそんな感じでウダウダ言ってるけど、免許取得から今の今まで自動車を運転したことは一度も無く、ペーパードライバーまっしぐらなのはまた別の話。原付最高!