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【DX推進】SQLやPythonの研修を受けたビジネス部門がデータ活用を推進するために必要なこと

概要

ビジネスの現場でデータを活用する能力は、今や必須のスキルとなっています。特に、PythonやSQLといったプログラミング言語を習得することは、ビジネス部門に大きなアドバンテージを提供します。これらのスキルを身につけることで、データ処理が現場レベルで迅速に行えるようになり、意思決定の質が飛躍的に向上します。しかし、実際にそれらのプログラミング研修を行う企業は増えてきましたが、研修をしてもなかなか現場で活用できないケースもよく聞くようになりました。本noteでは、ビジネス部門でSQLやPythonを習得するメリットと、それを実践していくためには何をするべきか、ということをお伝えしたいと思います。

3つのやるべき理由

PythonやSQLをビジネス部門が習得することで、以下のメリットがあります。
リアルタイムでのデータ分析と迅速な意思決定
ビジネス環境は常に変化しており、迅速な意思決定が求められます。PythonやSQLのスキルを持つことで、データ分析をリアルタイムに行い、その場で的確な判断を下すことが可能になります。これにより、市場の変動に素早く対応し、チャンスを逃さずに利益を最大化できます。

コスト削減と効率化
外部の専門家や内部のIT専門職に依存することなく、チームリソースだけでデータ分析が可能になるため、コンサルティング費用などの外部支出の削減や分析リードタイムの改善が期待できます。また、日常的な業務プロセスにおいても、データ駆動型でのアプローチが可能となり、業務の効率化が進みます。

競争力の向上と革新的な解決策の提案
データを深く理解し、活用する能力が競争力の源泉となります。新しいビジネス機会の発見や、問題解決のための革新的なアプローチが可能となり、企業の持続的な成長を支えることができます。

なぜ使いこなすまでが難しいのか?

しかし、研修を行った話はそれなりに聞くようになりましたが、実際の現場で活用できている声をあまり聞くことがありません。むしろ、研修はしたけれど、従来のやり方から変えることができていないという声を聞くことが多くあります。それはなぜでしょうか?それは、プログラミング初学者にとっての、以下の課題が立ちふさがるからだと考えます。

環境構築が難しい
多くのビジネスパーソンはExcelなどの既存ツールに慣れ親しんでおり、新しいプログラミング環境への移行は心理的な障壁となりがちです。特に、コードを書き始めるまでの環境設定の複雑さが初学者のとって、実践をためらわせる原因となっています。

エラー解消が難しい
プログラミング初学者にとって、コード中のエラーを見つけて解消することはかなりの労力を使います。特に、具体的な解決策がすぐに見つからない場合、モチベーションの低下につながることもあります。

従来手段のほうが早い
新しい技術を学んだばかりの時は、既存の方法より時間がかかることが多く、忙しい業務の中で新しい方法に切り替えるのは容易ではありません。そのため、習得したスキルが使われることなく忘れ去られてしまうことも少なくありません。

ツールでの解決策

従来、前述した課題は致し方ないもので、解決手段としてはメンターをつけたり、業務量を調整してスキルの習得にリソースを割いてもらうしかありませんでした。しかし、現在では、ツールを上手く活用することでこれらの課題を解決することができます。ここでは、弊社のデータ活用のためのローコードツール「Morph」を例に、どのようにツールが上記の課題を解決するのか見ていきたいと思います。

セットアップ不要のPython/SQLの実行環境
Morphは、環境構築が不要で、すぐにコードを書き始めることができる環境を提供します。環境構築が不要であれば、研修で学んだことをすぐに自社のデータに対して実践することができるため、Python/SQLのメリットをストレートに体感できます。

コーディングサポートするAI機能
Morphは、コーディングサポートするAI機能があり、エラーの説明や修正、どのように記述するかわわからないコードの生成をAIと対話しながら行うことができます。これによって、初学者が調べる工数が大幅に減り、実践と学びを並行して進めていくことができます。そのため、スキル習得の効率性が格段に向上し、モチベーションの低下にもつながりません。

まとめ

研修と適切なツールの組み合わせは、ビジネス部門のデータリテラシー取得および実践的なデータ活用を効果的に促進します。しかし、多くの企業が、研修は行っていますが、データ活用環境の整備には課題が残るのが現状です。データ活用環境整備が難しいのは、特にこの分野は、近年技術の発展が目覚ましく、なかなか常日頃追っていないとどのようにツールを選べば良いのかわからない、というのも一つの要因だと思います。
もし、研修はしているけれどなかなか現場でのデータ活用が進まない、もっとビジネス部門のデータ活用を推進したいと思われている方がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。
研修とツールを上手く組み合わせることで、必ずビジネス部門のデータ活用推進を進めることができます。

Morph2.0の紹介

弊社の次世代ツール「Morph2.0」は、初学者でも扱えるデータ活用環境を提供し、組織全体のデータ活用を推進するためのローコードツールです。現場でのデータ活用を推進したい、データの民主化を実現したい、というようなニーズがあれば、ぜひ一度Morphをお試しください!

ここで、Morphが1.0から2.0へのバージョンアップに併せてどのように変化したのか、簡単にご紹介させてください。

Morphはもともと、自然言語で簡単に分析・可視化ができるツールとして開発を進めてきました。しかし、各社様にMorphを導入していく中で、むしろ分析や可視化の手前のデータ準備にこそ大きな課題があるということに気づきました。また、最近ではAIアプリケーションを活用するためのニーズも急速に増え、しかし、アプリケーションは増えたけれどそのためのデータを用意できない、という課題もよく聞くようになりました。

Morph2.0では、コアな価値を「データ準備」において開発を進めました。それを実現するためにPythonやSQLを利用したコードベースのデータ変換を備え、AIサポートもデータ変換に特化させることで、データ準備の生産性を著しく向上させています。
そのパワーをぜひ体験してみてください!

Morph2.0は現在ウェイトリストを公開中です。Waitlistに登録していただいた方から、順次招待させていただいております。ぜひ下記URLからご登録ください!


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