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就活の遊び方



就活は遊びです


就活は遊びです(言い聞かせ)。

大学3回生後半から4回生にかけて学生を最も苦しませ、病ませるもの。
それは「就活」ですね。

事実筆者も3年の夏休みあたりから就活を始めて年末ごろに終わらせましたが、病みはせずとも忙しくてカツカツの生活になったのは間違いありません。

そして4回生になり周りの面々が就活を始め、大病み小病みの嵐を感じています。

しかし周りからぶん殴られることを覚悟で言いますが、
「もっと楽しく就活をすればいいのに」
と常々思います。

これは決して自分がたまたま就活を楽に終えたから、とか早期内定で決まった人からの嫌味、とかでは決してないです。本当に。

事実私も「なんとなく就活早く始めたら早く決まっちゃったわwww」とかいうタイプではありません。

3回生の7月ごろから、いかにストレスをためずに就活を終わらせるか、楽しく得をしながらいい思いをしてやるか、ということを必死に考えた結果です。

なのでここからは筆者がいかに楽しく、楽に、得をしながら就活を終わらせたかというのをつらつらと書き連ねていこうと思います。

しかし、筆者は文系なので理系の就活は当てはまらない点が多いかもしれません。また、公務員試験と両立するような場合はスーパーハードモードなので以下の限りではありません。

ご了承ください。

高望みはやめましょう


初っ端から元も子もない話をします。

「新卒カードを切るんだからなるべくいいところに行きたい!」

「チャレンジをしないともったいない!」

「超大手に行かないと意味がない!」

気持ちはわかりますが、自分のレベルよりも大幅に上の会社に行こうとするとかなりの努力が必要です。

確実に修羅の道です。

実際この筆者も所属は無名の地方国立大学のしがない文系学部所属ですが、就活を始めた瞬間有名超大手への就職はあきらめました。

なにせそこを目指して戦う相手は東大・京大・早慶上智etc…

所詮地方駅弁が、就活市場とはいえ等身大でそこと戦えるはずがありません。

トップ大学生と戦って三〇商事、〇紅、アク〇〇チュアetc…の内定を勝ち取れたらどれほどいいでしょうか。

でもそんなのは夢です。

努力を続けて続けてその中で一部がやっと勝ち取れるだけのもの…

夢を追いかけることは素晴らしいことですが、楽に楽しく就活終わらせてぇ~と思う人はトップを取ろうと思うのはやめましょう。

そして自分の立ち位置を気にせずトップに立ち向かう人は今すぐプラウザバックして面接対策とSPI対策をしましょう。


確実にその方が人間として素晴らしいので。


いつから就活を始めればいいの?


大学生が就活をする上で避けては通れない悩み。

それが"時期"ですね。

「4回生になってからでいいか…」

「3回生から始めたほうがいいよなぁ…」

「2回生の内から始めとかなきゃ!」

色々な考えがありますが、筆者個人的には

3回生の夏

からでいいと思います。

たまにn年卒が卒業してもいないのにn+2年卒の就活を煽るカスみたいな広告が流れてきますが全部無視しましょう。

逆に3年生の春までは就活なんて気にせず、自分の気持ちが赴くままに好きなことにチャレンジをし、色々なことに首を突っ込みましょう。

後述しますが、そうすればひたすら自己分析…なんていう地獄を経験せずに済みます。

話が逸れましたが、就活は3回生の前期が終わる頃から始めて、4回生に入る前に終わらせるのが理想です。

そして就活で一番楽しいのは3回生の夏です。

インターン旅行に行こう


さて、では3回生の夏からまず何を始めればいいのか。

それはインターンに行くことです。

普段から旅行にたくさん行く人、めったに外に出ない人様々だと思いますが、3回生の夏休みが一番旅行に最適です。

そもそもインターンとは何か、という話ですがここでは1日2日で終わる職業体験(笑)みたいなものを指します。

決して数カ月~1年程度かけて行われる長期インターンとは別なのでご承知ください。

そして就職希望が大学の所在地内外を問わず、外の企業のインターンに行きましょう。

さて、インターンに行け、という内容ですが、これはインターン先の企業選びにポイントがあります。

それは交通費が出る企業のインターンに行くことです。

ここで察しのいい人は理解したでしょう。

そう、県外の企業に交通費を出してもらってタダで旅行をしてやろう、という魂胆です。

しかし一番大切なのはここからです。

交通費が出る企業だけを探して行っても日帰り、よくて一泊だし、そこがよほど志望業種でなければ就活において大した役にも立ちません。

そこで、同じ地域で別の企業のインターンを入れます。

交通費が出る企業1+その他の企業(他業種ならなおよし)2~3を入れます。

そうしてそれぞれのインターンの間に一日ずつ空き日を設けることであら不思議、業界研究をしながら1週間程度交通費無料で旅行ができるのです!

しかもその中で志望度の高い企業を見つければ早期先行に挑めるおまけつき。

しかしこんな方法で交通費をもらっていいのか、と良心を痛める心優しい学生もいるかもしれませんが、ご安心ください。

他の企業を入れようが入れまいがその企業には同じだけの金額を請求するのであって、しかもその企業のインターンもきちんと受け、費用の水増しもしていない。

ここに特に訴えられるようなリスクはありません。

「実際はもっと近いのに遠いところからの交通費もらったったwww」

とかいう時々ネットで見る犯罪まがいの行為ではないので大丈夫です。

さて、このインターン旅行を3地域ぐらいでやれば、就活生が嫌がるランキング上位の業界研究も8割程度終わったようなものです。

そしてここが就活の中でのピークです。これ以降大して楽しいことはありません。

エージェントにたよれ


さて、楽しい楽しいインターン旅行が終わると後学期とともにいよいよ就活本番が始まります。

そしてここで一番私が言いたいのは、

就活エージェントをつけろ

です。

夏のインターン旅行の申し込みはマイ〇ビなどを使って自力でやるとしても、その後の就活も全部自力で、というのはだいぶ無理があります。

企業を探し、エントリーをし、ESを書き、面接対策をし…

これを一人で全部やるのは本当にめんどくさいです。

即就活をやめたくなります。

しかしこの就活市場には就活エージェントというものが存在します。

終活エージェントとは、主に民間企業がやっており我々就活生の就活を全面的にサポートしてくれる存在です。

エージェントに登録すると最初は面談をしてくれ、自分の傾向やエピソードの深堀をある程度してくれます。

そのあとは企業を次々と紹介してくれ、ES添削、面接練習などをしてくれます。

最初にある程度自分の傾向を判断してくれた人が次々企業を紹介してくれるので、自分で1から企業探しをする必要がなくなります。

さらに紹介された企業で自分の好き嫌いを判断することで、段々自分の傾向を絞り、納得できる企業を探しやすくなるのでいいことずくしです。

しかも就活エージェントが学生は無料で使えます。

学生から金をとるようなエージェントはろくでもないので一瞬で切り捨てましょう。

では就活エージェントはどうやって利益を得てるのか…というのはここでは割愛します。業界研究していればそのうちわかると思います。

しかし就活エージェントは玉石混交。

自分に合うエージェントも合わないエージェントもあります。

なのでエージェントを使ってみて自分には合わないなぁと思ったらすぐにお断りの連絡をいれるかその後を全ブッチしましょう。
(マナーとしてはちゃんとお断りの連絡を入れましょう)

なにせエージェントは無料ですから。

ということで3回生の秋ごろからは就活エージェントをつけてなるべく楽に就活をしましょう。

自己分析なんてくそくらえ


さて、就活を始めてから嫌ほど見て、聞いて、言われること

それは自己分析をしろ

です。

どんなサイトを見ても、どんな先輩に聞いてもこれしか言われません。

時には

「就活は自己分析に始まり自己分析に終わる」

なんていう、とち狂った言説を見かけます。

そして就活生を一番病ませ、やる気をそぐのがこの自己分析です。

そりゃそうです、自分は今まで何をしてきて、何がしたくて、何ができるのか…なんてことをずっと考えてれば誰でも病みます。

そして世の中には”モチベーショングラフ”とか”自分年表”など、就活市場を牛耳る大企業がこれでもかと言わんばかりに様々な自己分析の手法を公表しあふれています。

しかし自己分析なんてどれだけやっても終わりがないものですから、就活市場に踊らされて様々な手法を使い、自己分析をやり続けます。

しかもこれで面接を落ちようものなら「自己分析がまだ足りないんだ…」と何かにとりつかれたようにより自己分析に力を入れるわけですね。

最終的には自己分析をやるために自己分析する、みたいな意味の分からない最悪の精神状態に陥るんですね。

しかしこれは正直、自己分析なんで面接に対して意味がないので、落ちて焦って対して意味のないことに力を入れつづける負のループにまんまとはまっている状態です。

おそらく就活で病むほとんどの原因はここにあるのではないかとすら思います。

そもそもこの”自己分析”は何のためにやるのかというと面接に通るためです。
(ここでは自分を見つめなおすための”自己分析”と、自分が行きたい企業を探すための”業界研究は”全くの別物だとします)

であれば面接に通るための対策、としては自己分析なんてほぼやる意味がないし、無駄が多いとまで言えます。

では面接に通るためには何をすればいいのか、というのを次項で書いていきたいと思います。

面接は慣れ


就活においてメインの選考方法といえば、言わずと知れた面接ですよね。

SPIや適性検査を課してくる企業も多いですが、やはり最も重要な選考は面接です。

逆にいえばこの面接さえ攻略してしまえばもう就活を攻略したようなものです。

ではこの面接を攻略するために何が必要かと言えばずばり

エピソード探し

です。

ええそうです決して自己分析なんかではありません。

面接というのは聞く側もある程度内容が決まっています。

「自己PRをしてください」

「学生時代に力を入れたことは何ですか」

「志望動機を教えてください」

「挫折した経験を教えてください」

などなど、その他にも色々ありますが基本的にこれは確実に聞かれます。

そしてこれらの質問に対して就活生はエピソードで答えていくわけです。

「サークルではサークル長を務め…」「バイトリーダーとして…」

これらはよく聞く定番ですね。

しかしこれでいいのです。

例えば

「自己PRをしてください」

と言われて、

「私の強みは体力があるところです!なぜならいっぱい走ることができるからです!」

なんて答えたときには面接官が苦笑いしながら即落ちです。

この”体力がある”という強みを裏付けるために「スポーツで大会入賞した」とか「物事を粘り強く続けた」などのエピソードが必要不可欠です。

別々の質問に対して同じエピソードで対応しても問題はありませんが、やはり別々のエピソードで答えるのがベストです。

初めの方で3回生前半は就活を気にせずに色々なことをしましょう、と書いたのはこれが理由です。

興味のままに生きていればおそらくいくつかエピソードは思い出せるはずです。

なので上の定番質問を考えれば、プラスのエピソード(成功した、とかやり切った、とか)を3つと、マイナスのエピソード(挫折した、とか失敗した、とか)を1つ用意できれば怖いものはありません。

しかし話す内容で大事なのはエピソードだけでなく、その深堀りです。

エピソード込みで質問に答えた後は、必ずそのエピソードに対する深堀質問が来ます。

例えば

「なぜ〇〇を始めたのですか?」

「そこから何を学びましたか?」

「今ならその問題に対してどう解決しますか?」

などは定番です。

せっかくいいエピソードを用意していってもこの深堀りにうまく答えられなければ残念ながらアウトです。

そしてこの深堀りに対しては自分一人での完璧な対策は不可能です。

ある程度定番質問は決まっているとしても、それぞれのエピソードによってどのような質問が来るかは予測しきれません。

そのため面接対策をするには面接を数受けるしかありません。

自分でエピソードとその深堀りへの回答を準備していき、答えられなかった質問が来たら面接が終わった後に泣きながらその答えをしっかり準備する…というサイクルを回しましょう。

面接を20回も受けたころにはもうほとんど怖い質問はないでしょう。

そしてお分かりですか?

ここまでの流れに自己分析なんてものは出てきません。

強いて言うならエピソードを準備するときにそれらしいことをするかもしれませんが、これにモチベーショングラフやらなんやらの変な行為は必要ないです。

最初に自分でエピソードをいくつか思い出して、あとは面接で聞かれた質問の答えをひたすら準備していけば自己分析で病みながら就活をする必要なんてありません。

第一志望は最後に受けろ


ここまで病まないための就活の方法を書いてきましたが、就活において最も大切なことを教えます。

それは第一志望は最後に受けることです。

ここまで読んでいればもう理解できると思いますが、面接は数受けて対策する必要があります。(私のエージェントは「面接のレベルアップしていきましょう」と言っていましたが)

そのため第一志望を最初に受けてしまうと何の意味もありません。

特に第一志望のランクが高ければ高いほど詰みます。

ろくに面接も受けずしどろもどろで受けてもそりゃ落ちますよね

そして第一志望を落ちたときのダメージは計り知れません。

そのため最低でも面接を10社、20回程度受けてから第一志望にチャレンジしましょう。

まとめ


ここまでつらつらと書いてきましたが、一番言いたいのは就活は病まないようにやろう、ということです。

就活生全員に上の内容が当てはまるわけではないと思いますが、自己分析や就活の食い物にされなくなるのは確かだと思います。

このnoteに関係なく25卒、ないしは26卒以降の就活生が少しでも病まずに楽に就活を終えられるような世界になればと思います。


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