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[明石昌夫]ジェフ・ポーカロ/今後のJ-POPの話

明石さんはジェフ・ポーカロはお好きですか?ある歌手によるとジェフのドラムは非常に歌いやすいとのことですが、アレンジャーとしての明石さんはどう思いますか?また明石さんから見て、ジェフに近いドラマーは誰だと思いますか?

ジェフ・ポーカロはむちゃくちゃ好きですよ。LAのドラマーの中では一番好きなんじゃないかな。ニューヨークだとバーナード・パーディかな。誰が一番好きとか、よくわかんない。スティーヴ・ガッドも好きですし。ハーヴィー・メイソンも好きだったんですけどもね。ハーヴィー・メイソンの後にジェフ・ポーカロが出てきて、特にボズ・スキャッグスのシルク・ディグリーズとかミドル・マン。特にJo Joってやつ。「※音楽※」ってやつ、あれのドラムとかね。「※音楽※」って、めっちゃ好きっすよ。B'zで一緒に回ってたデニー・フォンハイザーっていうのが、彼もLA在住のドラマーなんで、ジェフは友達だったらしいんですよね。なんで本当にもうドラッグってのはやばいよって、本当にやっちゃダメだと、本当にもう素晴らしいミュージシャン。友達のミュージシャンが、どんどんドラッグで死んでいくって、本当にやめたほうがいいよって、やってないからみたいな。そういう感じだったりします。

ある歌手によると、ジェフのドラマは非常に歌いやすい。ある歌手によらなくてもめちゃくちゃ歌いやすいと思いますよ。めちゃくちゃ音楽的だもん。アレンジャーとしても素晴らしいと思うし。そのデニーはハネ物ができないんですよね。基本はスティーヴ・ガッドもそうで、ハネ物になると「※音楽※」ちょっと裏がハネ物にしてはめちゃくちゃ遅いぞみたいな、そういう風な感じで、もう自然なハネ物ができない。デニーに至っては本当にRUNみたいな「※音楽※」みたいなやつ。それもデニーは「※音楽※」って、それしか叩けなくて、それをハネ物なんだって、シャッフルとかスイングって言っても全然わかってもらえなかったっていう。そういうことなんで、基本は白人のドラマーってのはどうもそういうハネ物ができないらしいんですよね。ほとんどの人は。なんだけどもそのジェフ・ポーカロってのは白人なんだけども、それができるっていうので、結構稀有な存在だったりするんで。そういうデニーは一流のミュージシャンなんですけど、超一流のジェフ・ポーカロになるとそんな感じ。最近の白人のミュージシャンは全然自然にハネ物とかできるみたいですけども、そんな感じだと思います。

僕から見てジェフに近いドラマーね。ジェフに近いドラマーは全然思いつかないな。

今後J-POPでハードロックの人気が再び出ることってあると思いますか?僕は今高校生ですが、明石さんのYoutubeやアレンジした曲(B'zやZARD)を聞いて、毎日元気をもらっています。

90年代のJ-POPってね。もう30年ぐらい前なんですけどね。僕らがそのJ-POPをやってた頃、作ってた頃っていうのって1990年ぐらいなんですよね。そうするとそっから30年前って言うと1960年なんで。そうするとロックもないしギター歪んでないしっていうことでね。その30年と今の30年って、えらい違いというか、全然進歩してねえなっていうか、そういうふうな部分もあるんですけどね。J-POPでハードロックの人気が再び出ることはあるかもしんないですよ。そんなのわかんないですけど誰にも。確かに別にあろうがなかろうが、僕はどっちでもいいんですけども。ただハードロック系のJ-POPが、その90年代と同じようになるってことは100%ないです。何かしらが違います。例えばヨルシカのギターの感じ。あの辺もハードロックのJ-POPな感じだったりするんですよね。なんだけども、なんか違うぞという感じ。その打ち込みの感じだったり、ドラムのパターンだったり、ベースラインの感じだったり、全体の音色だったり、そういうふうなものが全部違う。もちろんメロディも違うし歌詞も違うしみたいな。そういうハードロック的な、要はそのディストーションギターを多用するっていう音楽、そういうようなものってのは結構ずっと続くんじゃないかなと思うんですけど。なんですけども流行ったり廃ったりはすると思いますが。なんで今高校生で、そういうふうなものを聞いて、元気をもらっていただけてるっていうのは本当にありがたいことだし、とても嬉しいです。はいありがとうございます。

※「※音楽※」は文字化できないため省略

Akashi Masao Official
https://www.youtube.com/@akashimasaoofficial9707

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