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日記:12/7 ベテランメンヘラ/サチ録読んだ

仕事で無理をした反動か、気温のせいか精神的に調子が悪く、うつ病の気配がちらつく。まあ、学生時代に適応障害を患って以降はずっと似たような状態なので珍しいことではない。

中学生か高校の頃にフォローしたエロ自撮りアカウントがあるのだが、今朝もエロ自撮りを更新していた。アカウントの主の女は、フォローした時はたぶん大学生くらいだったと思うので、9年くらい活動を計算していることになる。
彼女もメンヘラ属性で、ぱっつんロングヘアのスタイルと併せて不変である。

彼女が今29歳だとして、少なくとも20歳からメンヘラ属性であると仮定したら人生の3割は憂鬱な気持ちで過ごしているということだろう。

かくいう私自身も当時から変わらない性格だったから、嗤おうというつもりはない。同族意識を感じるというか、世の中のメンヘラ属性の人間は大抵こうして憂鬱な半生を過ごしているのだろうかと思った。

仕事もプライベートも特段充実することは無く、ただ帰宅したい一心で日銭を稼ぎ、帰宅したらしたで何をすることも無く、眠剤やお酒で酩酊する。

こうして生活を振り返ると虚しい気持ちになってくるが、まあ、普遍的な気もするし、憂鬱なフリをして自己陶酔しているのだろうかとグルグル考えてしまうだけなので、尚更逃避するしかないという結論に落ち着く。

逃避できるだけ良いだろう。逃避して生活を継続できるならそれ以上のことも無いのではないか。


ジャンププラスで「サチ録」を読んでいるが、本当に面白い。
スパイファミリーとクレヨンしんちゃんと、作者の個性やなんやかんやをうまい具合に調合した傑作漫画だ。

作者の茶んた氏のことは、以前からTwitterで見かけて知っていたが、素直すぎずスレすぎず、なんともバランスの取れた作風の作家である。
氏が数年前にアップロードしていた「我が子を喰らうサトゥルヌス」のパロディイラストがとても好きだった。

この作品は、主人公の小学生「サチ」を人類存亡の判断対象とし、派遣されてきた天使と悪魔がサチの行動を採点する物語なのだが、わかりやすくセットアップされたスパイファミリー的な物語展開がありつつ、ヌルくチープになりすぎないよう細かく挟んでくるブラックジョークが原作クレヨンしんちゃんらしくて非常に丁度良い仕上がりである。

悪魔らしからぬ善良な性格の悪魔と、天使らしからぬだらしない天使、そして傍若無人で行動が予測不能のサチちゃんの絡みはいつまでも見ていられるようであるが、だらしない天使のランちゃんが妙に色気がありそこも見どころである。

ランちゃんは劇中何度も暴飲暴食を繰り返し、非常に健康的な肉体なのだが、性格やサチちゃんの保護者的な立ち位置を含めて、友達の姉や親戚のお姉さんのような魅力があり、フェチシズムを感じさせる。茶んた氏に美術的素養があるので、彫刻的な美しさを狙って表現しているのだろう。




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