コケ栽培での失敗5選

モスモス コケの森です。

コケの育て方を探求していろいろなコケの栽培にチャレンジしてきました。

今では渋谷区の植物園にコケ移植をしています。

今回はコケを育てる上で失敗した5つの事例を紹介します。

 目次

①欲張りすぎに要注意

②高地のコケは育てにくい

③蒸れは大敵、謳い文句に慎重に

④植物だからって日に当てすぎないで

⑤自然を持ち込むということは虫・菌も持ち込むという事


①欲張りすぎに要注意

『コケを育ててみたい!』とコケに興味を持ったなら一回は誰でも思う事だと思います。

小瓶に色々なコケを入れて色鮮やかでバリエーションもある、そんな風景を作ることに憧れるかもしれません。

自分も憧れていろいろなコケを1つの瓶にまとめてしまいました。

すると、ハマキゴケやギンゴケの仲間は茶色く腐ってしまい、スナゴケやコツボゴケは上に向かってヒョロヒョロと伸びていってしまいました。

何が悪かったかというとそれぞれのコケが好む環境が違ったからということでした。

同じような環境でそろえればよかったと後悔しています。

画像1

②高地のコケは育てにくい

高地の山に行くと沢山コケが茂っている場所もありそこを再現したくなりますよね。

自分も高地のコケを育てたくなりお店でヒムロゴケの仲間やムツデチョウチンゴケの仲間を買いましたが、結局全てダメになってしまいました。

低地の温度は高地のコケ高温になってしまうんですね。

ちゃんと育ててるには環境を再現できる設備が必要でとても高額になります。

③蒸れは大敵、謳い文句に慎重に

ある程度育てられるコケがわかってきたら

あとは置いておくだけと油断していましたが、夏に茶色くなってしまったものがあります。

夏場は中の水分が蒸発し容器の中に充満します。

その時の湿度がコケにとって高すぎるとコケが蒸れてしまうことがあとから分かりました。

季節によっても中の環境が全く変わることには注意したいと思います。

画像2

④植物だからって日に当てすぎないで

最初のほうにやった失敗ですがテラリウムを南の窓際に置いてしまったことがあります。

コケも光合成を行いますが直射日光が好きなスナゴケから暗い場所が好きなコケまで様々です。

蒸れや水分不足という点もありますが、蓋を開けた状態でも強い日光で枯れてしまいました。

そのコケに強すぎる日光というのも死んでしまう原因になるようです。

⑤自然を持ち込むということは虫・菌も持ち込むという事

野外から持ち帰ったコケをそのままにしていると菌類やコケを棲み処にしている虫が出てきました。

ある時はコケを食べる虫も出てきたことがあります。

一度菌が発生するとなかなか取り除くのが難しいというのが実感でした。

それからは一度持ち帰ったコケは水で土を洗い落とす、虫がいないか一株ずつ確認することを徹底しています。


 皆さんも似たような経験なかったでしょうか、

『こんな失敗もあったよ!』という方はツイッター(@mosmosgreen)でお話お待ちしてます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?