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サガン鳥栖ってどんなチーム?コラボでサガン鳥栖を知ったにじさんじリスナーのためのチーム紹介

こんにちは、モスモスオ(七部学)です。
昨日、発表されたにじさんじとJリーグのコラボ、皆さま楽しめたでしょうか?
私は意外な人が意外なチームの担当になり、驚いたのが何回かありました。

本日は、にじさんじとJリーグのコラボでサガン鳥栖を知った方に向けてのチーム紹介をしていきたいと思います。
ツイッターでも多くの方が既に紹介をされているかと思いますが、この記事ではチーム紹介に加えて、サガン鳥栖のスタジアムへの行き方を特にしっかりと伝えていきたいと思います。
おそらく、にじさんじを見ている方の多くが関東・関西住みで「そもそも鳥栖ってどこにあるの?」という方もいると思います。
特にサッカー観戦自体が初めての方もいると思うので、そういった方が分かるようにアクセスやスタジアムなどの説明をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


1,サガン鳥栖ってどんなチーム?

サガン鳥栖は佐賀県鳥栖市に本拠地を置くプロサッカーチームです。
1997年に創設し、1999年よりJリーグに加盟しています。
ホームタウンの鳥栖市は人口7万4千人とJリーグのホームタウンとしてはかなり少ない街になります。

チーム名の「サガン」は、砂粒が固まって砂岩になるように小さい力を集結させ、立ち向かうことを表し、また「佐賀の」にも通じています。

サガン鳥栖は1999年に発足したJリーグディビジョン2に加入し、2011年までJ2で戦ってきました。
そして、2011年に念願のJ1に昇格を果たしました。
2012年からはJ1リーグで戦い、当初は初昇格でクラブ規模も小さいチームという事で「すぐにJ2に降格するだろう」と他のサポーターやサッカー識者からは予想されていました。
しかし、サガン鳥栖は「サッカーファンの期待を裏切り、鳥栖ファンの期待を裏切らないようにしたい」とキャプテンの藤田直之選手が語った通り、攻守に全力を尽くすスタイルのサッカーで2012年のリーグ順位を5位という見事な結果を残しました。
ここからサガン鳥栖は毎年、主力がライバルチームに引き抜かれるなど沢山の大変な経験をしつつも一度もJ2に降格する事なく、11年間J1で戦い続けてきました。

サガン鳥栖はチーム名の由来からも分かるように、都市圏のチームのような日本代表級のスター選手を抱えてはおらず、どこよりも走り、全力を尽くす、そんなサッカーで厳しいJ1を生き抜いてきました。
故にサガン鳥栖のサポーターは何よりも「全力を尽くす事」を大切にしています。選手の全力のプレーにサポーターは声援を送ります。
スタジアムに観戦に来られた際は、どんなプレーにサポーターはわいているのか。それを気にして観てみるとよりサッカーの面白さが理解できます。
そういったところにもクラブカラーは表れています。



2,サガン鳥栖のスタジアムへのアクセス

サガン鳥栖は「駅前不動産スタジアム」という名前のスタジアムがホームスタジアムです。これは「駅前不動産」という会社がスタジアムの命名権を購入し、こういった名前になっています。

ここからは駅前不動産スタジアムへのアクセスについて説明していきます。

サガン鳥栖公式HPより引用


にじさんじリスナーの多くの方が関東・関西など西から来られるかと思いますが、できれば飛行機なら福岡空港から博多駅、新幹線で博多駅を目指すことをお勧めします。佐賀空港よりそちらの方が色々と分かりやすいかと思います。

そこからJR鹿児島本線に乗ったら1本で最寄り駅の鳥栖駅に着きます。
最寄り駅の鳥栖駅からスタジアムまでは歩いてすぐなので、Jリーグのスタジアムとしてはかなり分かりやすいアクセスとなっています。


鳥栖駅ホームから見える駅前不動産スタジアム

この写真からも分かるように電車から降りたらスタジアムが目に入ってきます。
鳥栖駅は九州鉄道開業時より現存する九州最古の駅で、駅はひと昔前のノスタルジックな雰囲気を味わう事ができます。

鳥栖駅に飾られたクラブフラッグ。試合の日はこのように旗が飾られます。

また鳥栖駅の構内にはうどん屋さんがあり、鳥栖名物のかしわうどんを食べることができます。鳥栖にやってくるアウェイサポーターもみんなこのうどんを食べていきます。
お値段も手頃でとても美味しいので、ぜひ鳥栖に来た際には合わせてどうぞ。


鳥栖名物かしわうどん、とても美味しいです
うどんは値段も手頃なので、ぜひ食べていってください


鳥栖駅を出たら「虹の橋」と呼ばれる横断通路があります。
これで線路を超えて、スタジアムに向かいます。
駅にはコンビニもあるので、そこで各種備品も買う事ができます。
橋の階段には選手紹介の旗が並んでいて「さぁ試合だ!」と気分を盛り上げてくれます。

駅前不動産スタジアムは、ピッチの四辺に平行に全面二層式のスタンドが設けられていて、ピッチレベルを1階と見なしているため下層スタンドが2階席、上層スタンドが3階席になっています。鉄筋コンクリート構造のスタジアム躯体(2階席)の上部に鉄骨構造で組み上げられた3階席のスタンドが設けられていて、メインスタンドとバックスタンドの支柱は鳥栖市内の遺跡から出土した弥生時代の細型銅剣をモチーフにしています。


バックスタンドからメインスタンドに向けて撮った写真

この写真からも伝わるかと思いますが、駅前不動産スタジアムは客席とピッチの距離が近い「サッカー専用スタジアム」となっています。
サッカー専用スタジアムは選手との距離がより近くでプレーを見る事ができ、時には選手の駆け引きの声も聞こえてきて、臨場感がより味わえます。
サッカー日本代表の試合にも使われた事のある日本屈指の良スタだと私は思っています。

3,サガン鳥栖の試合観戦チケットの買い方

試合チケットの買い方はこちらの記事でも紹介していますが、今回はサガン鳥栖の試合チケットの買い方について詳しく説明します。

まずはJリーグ公式HPまたはサガン鳥栖公式HPからチケット購入画面に飛んでください。

これがチケット購入画面です

さてここから買うわけですが、座席の種類が沢山ありますね。
どれを買えばいいのか迷うかと思います。


これが拡大画像です。
サッカーの座席を買う上でポイントとなるのが。

・ホームサポーター応援用の席とアウェイサポーター応援用の席がある

という事です。
この画像では14,15がホームサポーター応援席。17がアウェイサポーター応援席となっています。
ここではサポーターが旗を振って立って声をあげて応援しています。
言うなれば「チームを応援後押しするための席」という事です。
ここはサッカー観戦初心者にはハードルの高い席となっています。
私がお勧めしたいのは、この画像なら1〜13、特に3,4,5,6,8,9,10,11あたりになります。ここら辺なら座って観戦しつつ近くで試合を見る事ができるのでお勧めです。


この写真は8番から撮った写真です。
ここら辺ならホームサポーターに向かってゴールを狙いにくる選手をしっかり見る事ができます。
買う際の参考にしてください。

席が決まったら後は案内に従って購入をしてください。
サガン鳥栖はGWなどの繁忙期以外には基本的にはチケットが買えます。
ですが、コラボイベント等の案内があった際はなるべく早めの購入をお勧めします。特にGW期間はスタジアムチケット以上に航空券や新幹線の指定席切符の購入が大変ですので。

4,サッカーの応援って何をしたらいいの?

サッカーの応援というとハードルが高そうに思えますが、難しく考えなくても大丈夫です。
チャンスの時に一緒に手拍子をしてもらえたら、それで十分です。

こちらはサガン鳥栖がチャンスの時のチャントですが、Jリーグでも珍しい男女でパート分けがされているチャントです。
サガン鳥栖が点を取ろうとしている時、サポーターはこのチャントで後押しをします。これはアウェイでの映像ですが、ホームでは大迫力のチャントとなります。試合終盤にこのチャントを歌って後押しし、逆転勝ちした時の興奮はホントにヤバいです笑
完全な脳内麻薬です、疲れとか全て吹き飛びます笑
点を取って、周りの人たちと一緒に喜ぶというのは生きてて中々できる経験ではないので是非一度経験して欲しいです。病みつきになります笑

このチャントの場合は先に言ったように一緒に手拍子をしてもらえるだけで十分です。覚える必要等はありませんのでご安心ください。

こちらは選手が入場をする際に歌われる「マイノリティ」と呼ばれるチャントです。この時サポーターは立ち上がってタオルマフラーを掲げます。
もし、コラボグッズでタオルマフラーを購入されたら一緒にタオルをぶん回してもらえたら嬉しいです。こちらもチャント等を覚える必要はありません。
こういう風にサッカーは応援しているのだなぁと肌で感じてもらえれば、それで十分です。

他にもいくつかチャントはありますが、何度も言うように覚える必要等はありません。それよりも目の前のサッカー選手のプレイに集中して見てもらえたら結構です。もしサガン鳥栖というチームを好きになってもらえたら、その際に少しずつ覚えてもらえたら最高です。まずはサッカーというスポーツの楽しさを肌で感じてもらう事が第一です。
難しく考えないで楽しく観ていってください!

5,サッカーのグッズって何があるの?

サッカーには様々なグッズがあります。
サガン鳥栖も公式HPからオンラインショップに飛ぶことができます。

タオルマフラーやレプリカユニフォームやマスコットグッズ等があります。
興味のある方はぜひ見てみてください!
ちなみに試合観戦をするのに何か買わなくちゃいけないということはありません。試合当日には現地でも沢山のグッズが販売されています。
もし、好きな選手が出来たらその選手のグッズを買ってください。
そして、そのグッズを身につけて試合に来るようになったら、もうこちら側の人間です笑
ようこそサッカー沼へ、もうあなたは逃げられません笑


6,サガン鳥栖のスタジアムグルメについて

Jリーグのサッカー観戦には試合観戦と合わせて、サポーターが楽しみにしている事があります。それがスタジアムグルメ(通称スタグル)を食べる事です。
スタジアムグルメは各クラブごとに色々なグルメがあり、地方色に富んだものもあります。サガン鳥栖の場合はこちらのサイトを参考にしてください。

個人的にお勧めはハム・ソーセージ工房イブスキです。

こちらのソーセージはドイツ製法で作られた本格的なソーセージが食べられます。ボリュームあって、美味しいので是非どうぞ!

他にも中央軒のかしわうどんやかしわめしなどもあります。
先のサイトで調べてみてください。
どれも美味しいものばかりで試合前に満腹になります笑

7,サガン鳥栖の選手紹介

サガン鳥栖には魅力的な選手が多数います。
ホントは全員紹介したいところですが、語りだすとキリがないので笑
ここでは注目選手をしぼって紹介します。

朴一圭(パクイルギュ)選手 ポジション:GK


パクイルギュ選手(通称パギさん)はGKというゴールを守るポジションで日本屈指のシュートストッパーです。

アルビレックス新潟戦、コンサドーレ札幌戦では2戦連続のPKストップ。
ガンバ大阪戦では宇佐美選手の最高のFKを片手で防ぐなど、間違いなく日本最高のGKです。

サガン鳥栖は数え切れないほど彼のセーブに救われています。
「パギが無理ならこの国の誰にも無理」とサポーターが思うほどのシュートストップの達人です。また足元の技術にも優れていて、守備陣のビルドアップに参加して隙あれば前線に鋭いフィードを送り、攻撃の起点となります。

サガン鳥栖の試合を見たら、彼の凄さは嫌でも分かります笑
多分1試合に軽く3回は危機を当たり前のように救います。
サガン鳥栖の試合を観る時はぜひ彼のセーブを見て驚いてください。
正直人間やめてます笑



マルセロ・ヒアン選手 ポジションFW

写真右の選手

マルセロ・ヒアン選手は今シーズンから鳥栖に加わった快速FWです。
彼の武器はなんといってスピードのあるドリブルです。
一瞬で相手を引き離してゴールを決める姿はまさしくストライカーです。
今シーズン、コンサドーレ札幌戦、町田ゼルビア戦と点を決めていて、鳥栖の頼れる得点源となっています。
サガン鳥栖の試合を観る際には彼のスピードに注目して見てみてください!


本田風智選手 ポジション:MF(FW)

本田風智選手は鳥栖のユースアカデミー出身で18歳の時からサガン鳥栖でプレーをしています。彼の魅力は何と言ってもパンチのあるシュートです。
170cmとサッカー選手としては小柄ながら、弾丸ミドルと呼ぶに相応しい迫力満点のシュートを放ちます。
他にも決定的なパスを出したり、相手を出し抜くドリブルなど「鳥栖の至宝」と呼ばれる選手です。
今シーズンからはこれまでチームを象徴する選手がつけてきた背番号10番を背負う事になり、サポーターは大いに期待しています。
残念ながら昨シーズンに負った怪我の影響で今シーズンはまだ試合出場はしていませんが、彼の復帰は多くのサポーターが待っており、活躍してパリ五輪の代表に選ばれる事を願っています。



8,サガン鳥栖のマスコットキャラクター

サガン鳥栖にはマスコットキャラクターがいます。
それがカチガラスのウィントスくんです。

強い者、大きい者にも怯まず立ち向かう鳥栖を表したマスコットキャラクターです。凛々しい彼ですが、ファンサービスも丁寧なので見かけた際には、ぜひ手を振ったり声をかけてあげてください。

ちなみにカチガラスという鳥は佐賀県の県鳥で佐賀平野に生息しています。
カチガラスは佐賀平野にしかおらず、狭い範囲にしかいない理由は現在も明らかにはなっていません。最も有名な説は、16世紀から17世紀初頭に朝鮮半島から移入されたとするものです。鍋島直茂、立花宗茂などの九州の大名が持ち帰ったとの言い伝えもあります。

他にも鳥栖市のマスコットキャラクターのとっとちゃんも試合の際には応援に駆けつけます。

とっとちゃん。鳥栖のゆるキャラです


9,サガン鳥栖のサポーター番号17について

Jリーグのチームの背番号を見てみると、多くのチームが12番をサポーターのための番号としていることがわかります。これは11人で行うサッカーにおいて、応援でチームを支えるサポーターは12番目の選手だと考えによるもので、サポーターへのリスペクトの意味があります。

しかし、サガン鳥栖のサポーター番号は17番となっています。

これはPMJフューチャーズ(サガン鳥栖の前身となったチーム)を鳥栖市に誘致した、元佐賀大学教授で佐賀県サッカー協会の元理事長である坂田道孝氏の命日、1月7日にちなんでです。
チームの設立のために尽力した坂田氏をたたえ、17番はサガン鳥栖の永久欠番になっていて、この永久欠番がサポーターに与えられる形でサポーターナンバーとなっています。
17番の想いを胸にサガン鳥栖のサポーターは応援しています。

ちなみにこの17という数字はサガン鳥栖には大切な数字となっていて、先に紹介したパクイルギュ選手の背番号は71です。
これは17をひっくり返した数字でサガン鳥栖に全力を尽くすという彼の強い決意の表れとなっています。

サッカー選手の背番号というのはこういった意味が含まれている事もあり、サッカークラブについて学んでいく楽しみともなっています。

10,まとめ

いかがでしたでしょうか?
これを読んでもらえたら、サガン鳥栖についての基礎知識は十分かと思います。
サッカーというスポーツはサポーターの応援がいてこそ成り立つスポーツです。
特にJリーグは地域密着をモットーとしていて、特にサガン鳥栖のような小さい地方クラブは地元の企業や自治体、住民の理解と支援があり初めて成り立ちます。
サポーターは支援してくれる企業の商品を優先的に使います。
四季凪さんにリプをした関家具さんもサガン鳥栖のスポンサー企業の1つで試合で活躍した選手に関家具賞を送っています。

正直、関家具さんが四季凪さんを知っていた事が私には驚きでした笑

Jリーグのチームは多くの人の協力があって試合ができていますし、これからはより多くの支援が必要となります。
今回のコラボでJリーグの試合を観に行こうとしている皆さんはとても大切な存在です。

サガン鳥栖は東京からは遠いチームです。
来るのは中々大変かもしれませんが、今回のコラボも何かの縁。
私と一緒にサガン鳥栖を応援してもらえたら嬉しいです。
この記事があなたの役に少しでも立てれば書いた甲斐があります。
長文となりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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