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Jリーグサポ兼にじさんじリスナーのオタクがJ1&にじさんじのコラボを盛り上げていきたい話

こんにちは、モスモスオ(七部学)です。

今日は今年で3回目となるJ1・Jリーグコラボについて話をしていきたいと思います。

3回目という事で毎年恒例となりつつありますが、今年はにじさんじ側の担当ライバーが大幅に変わりました。

私はJリーグを12年、にじさんじを5年、見続けてきた身としてこれまでのコラボで感じる事が多々あったので、それについて書きつつ、Jリーグとにじさんじの双方について語っていきたいと思います。

この記事は「Jリーグとはなんだろう?」というにじさんじリスナー向けに1〜4の題でJリーグの説明と観戦までの簡単な流れの説明を「にじさんじとはなんだろう?」というJリーグサポーターに向けて5の題でにじさんじの説明を、そして過去2回のコラボについて私の感じた点を語りつつ、まとめという流れとなっております。


1,Jリーグとはどんなものなの?

Jリーグは今から31年前、1993年に開幕しました。
それまでの日本には「日本サッカーリーグ」というアマチュアのサッカーリーグがありましたが、低迷していた日本代表のレベルアップを図るためにプロ化の話が進み、Jリーグが発足しました。

今でこそ、ワールドカップで活躍をしている日本代表ですが、Jリーグ開幕前はワールドカップに出るどころかアジアで勝つのも大変な有様でした。
それが今や世界中で日本人選手が活躍するようになったのは、Jリーグの成長あってこそのものです。

Jリーグの理念
一、日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
一、豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
一、国際社会における交流及び親善への貢献

Jリーグには上記の理念と合わせて地域密着をモットーとしていて、クラブの名前は必ず「地域名+愛称」になっています。

例えば「川崎フロンターレ」であれば「川崎」「フロンターレ」というようにそのチームのホームタウンの名前が付いています。

JリーグはJ1、J2、J3に分かれ、現在全国41都道府県に60チーム存在しています。

今回にじさんじとコラボするのはJ1リーグの20クラブ

詳しくはJリーグ公式HPに書かれていますので、興味を持った方はぜひどうぞ


2,Jリーグの試合ってどうやって観るの?

Jリーグを観る方法は現在2つあります。
・スタジアムで試合を生観戦する
・DAZNで試合中継を見る

今回のコラボを通して初めてサッカーを観るよという方は是非スタジアムでの観戦をオススメします!

「サッカーのチケットってどこで買うの?」となるかもしれません。
そこで↑の公式サイトを使う事をお勧めします。

例えば、4月21日(日)のFC東京vs町田ゼルビアの試合を観たいとなりました。

この画面でFC東京をクリックします。

するとFC東京の試合予定が出てきて「チケットを買う」が出てくるので、コレをクリックしてチケット購入に進みます。
(この画像では切れていますが、この日以降の試合チケットも下の方にスクロールすれば購入できます)


チケット選択の画面です。ここから座席を選択します。
ここでポイントとなるのが、サッカースタジアムには真剣に応援する用の席がある事です。このエリアではサポーターグループがチャントを歌って応援しているので、初めての方にはハードルが高いかもしれません。
この画像の場合はホームを応援する席が「ホーム自由席」アウェイチームの応援席が「ビジター指定席」がそれに当たります。

初めてであれば、それ以外の席、例えば「メイン指定席」や「バック指定席」が座って観戦する事が出来るので、映画感覚で観戦する事ができます。

ちなみに、各クラブごとに席のエリア区分は異なるので、それぞれのHPで確認をするようお願いします。

こうやってみると意外と簡単でしょう?
にじさんじのイベントのチケットより遥かに獲得難易度は低いです(笑)


とは言っても「サッカーすら知らないのに生で観るのは……」と思われるかもしれません。

全く問題ありません!!!

詳しくは後述しますが、Jリーグは集客に課題を抱えており、常に新規のサポーターを欲しがっています。各クラブのサポーターもそれについては理解しており、新規いつでも大歓迎の状況です。

まずは推しとコラボしたチームの試合を観に行ってみてください。
友だちや家族を誘ってもよし、1人で観戦もよし。
服装も先の座って観戦するエリアであれば、ユニフォームは不要です。
ユニフォームはそのチームや選手が好きになれたら、その時に購入でもOKです。
気軽に観に来てください!

3,Jリーグの課題

開幕31年を迎えたJリーグですが、課題も抱えています。

Jリーグサポーターの固定化・高齢化です。

これは2019年のデータですが、参考になるかと思います。

これを見て分かるように、Jリーグは開幕した時のサポーターは30代〜50代がメインとなっています。

こちらの記事はJリーグ初代チェアマン、川淵三郎氏のインタビュー記事ですが、プロ野球は若い女性の観客が多くて驚いたという話の中でこんな一文があります。「浮動票をどう集客して、固定客にするか。はじめに浮動票を集める努力とはなにかというところじゃないか」

はい、これが今回のコラボで私をはじめ、Jリーグのサポーターが必死ににじさんじリスナーを自チームに引き込もうとする理由です。

にじさんじリスナーはJリーグが今1番欲しがっている世代なのです。
そもそもこの記事を読んでくれているにじさんじリスナーの皆さん
今までに「Jリーグ」について考えた事はありますか?
まずないかと思います。
地元にJリーグのチームがあって名前は聞いた事がある。あってそれくらいかと思います。

ここもJリーグの課題の1つで10代、20代へのメディアアプローチに苦戦をしています。「全く知らない」から「名前を聞いた事がある」にするのは大変な事なのです。Jリーグ各クラブもそれは痛感していて、色々なイベントやコラボをして少しでも知名度を上げようとしています。最初の取っ掛かりを必死で作っています。

私が先に述べたように、Jリーグのサポーター、特に真剣に応援するコアサポであればあるほど、新規サポを獲得する大変さ大切さを骨身に染みて理解しています。

にじさんじコラボはJリーグ各クラブにとっても、今までアプローチができていなかった層にアピールする絶好のチャンスなのです。

気楽に観にきてねとJリーグサポーターが言う背景にはこんな事情があるわけです。

4,にじさんじリスナーに向けて

今回推しがコラボするクラブについて興味がある場合は、ぜひそれぞれのクラブHPを見てみてください。様々なイベントや美味しいスタジアムグルメなどの情報もあります。
地元で観に行けそうだなと思ったら、ぜひ行ってみてください!
サッカーの面白さは生観戦してこそだと思います。
応援しているチームが点を取った瞬間や勝った瞬間の喜びは言葉に出来ない素晴らしさがあります。
日常の中で非日常な経験を出来るのが、Jリーグ観戦の良さです。
ぜひ、お越しください。
1人のJリーグサポーターとしてお待ちしております。

FC東京のスタジアムグルメ、選手とのコラボグルメなどもあります



5,にじさんじとは何なのか?

ここからはJリーグサポーターに向けて、にじさんじの説明をしていきたいと思います。
にじさんじとはANYCOLOR株式会社が運営する、バーチャルライバーグループです。にじさんじに所属するタレントの事を「ライバー」と呼んでいます。
主な活動場所はYouTubeで、生配信をメインに約150名のライバーが幅広い活動を行っています。

いわゆるVtuberと呼ばれる人たちですが、同じVtuberグループの「ホロライブ」と比べるとリスナーの女性比率が多いことも特徴の1つです。

こちらはANYCOLR株式会社のHPからの引用ですが、Jリーグのメイン層より一世代下になっています。
もしかしたら、お子さんをお持ちのJサポの方、お子さんがにじさんじを知っているという事もあるかもしれません。

右にあるトレンド・話題性の項目ですが、これはちょうどいい具体例があります。

1回2回目のコラボでセレッソ大阪とコラボした周央サンゴという中学生Vtuberがいますが、彼女はひょんな事からスペイン村ともコラボをしています。

詳細はこの記事にある通りですが、彼女が雑談でスペイン村について語る→それの切り抜きが話題になる→Twitterのトレンドに入る→スペイン村の社長が驚いてVtuberについて調べる→コラボする→大成功

というなかなかすごい流れとなっています。

SNS上での彼ら彼女らの影響力はすごいものがあり、好きについて語った結果テーマパークの入場者数が昨年の2倍になるのは、なかなか真似しようとして出来るものではありません。

推しが応援するものを好きになる応援するというのは、今の若い子たちの推し文化ですが、Jリーグとのコラボに関しても同じ事が起きると思っています。
ただこの点は、課題というか、1回目2回目で見えたものがあり、それについてこの後、話をしていきたいと思います。


6,先のにじさんじとJリーグコラボで気になった事

にじさんじとJリーグは去年、一昨年とコラボをしていますが、そこで気になる点がいくつかありました。

・ライバーによって応援の熱量に差がある

サンフレッチェ広島を担当した静凛、FC東京を応援した成瀬鳴のように熱心に応援したライバーもいる一方でコラボした直後のツイート以降は全く触れないライバーもいました。これはにじさんじの特徴というか、課題というべきなのか、基本的ににじさんじはライバーの自主性に任せています。
なので、サッカーに興味のないライバーは最後まで興味のないままで、当然そのリスナーも興味がないままでした。
にじさんじリスナーとしての私は「まぁ、興味ないのを無理強いするのはな」と思う一方でJリーグサポーターとしての私は「仕事なのだから、せめて形式的な試合告知くらいはして欲しかったなぁ」という思いもありました。
今回、担当ライバーが大幅に変わったのは、この点も考慮してかもしれません。
今回担当するライバーは、先のライバーよりも後ににじさんじに入ってから暦浅く「エネルギッシュ」なライバーが多く含まれています。
これはえにから側からかJリーグ側からかは分かりませんが、にじさんじライバーのポテンシャルを活かし切れていなかった1回2回のコラボを踏まえての事だと私は思っています。

・Jリーグのクラブの動きが鈍い

こちらはJリーグのクラブ側の話ですが、ライバーがコラボのツイートをしてからしばらく動きのなかったクラブがありました。正直かなりのチャンスロスをしています。SNSは生物(なまもの)なので、機を逃すとその時点で話題は流れていきます。これに関してはこのコラボがJリーグが主催であり、各クラブ広報にまで話がしっかり行き届いていなかった可能性もあるので、私は強く言う気はさらさらありませんが、ただ「もったいないなぁ」と思ってしまいました。
また各クラブの特色もあるので、そこはクラブ運営方針の話なので私が口を挟む領分ではありませんが、ライバーの関連ツイートをRTするだけでも推しを追い続けてるリスナーには効果があるので、やってもらえたらなぁと思ってしまいました。

7,まとめ

Jリーグサポーターとしての立場とにじさんじリスナーとしての立場、両面から今回の記事を書きましたが、私が言いたいのは要するに「このコラボが盛り上がって、Jリーグもにじさんじもいい方向に転がってほしい」という事です。
せっかくのコラボなので、Jリーグサポもにじさんじリスナーも楽しめた方がいいに決まってます。その為には「Jリーグって何だろう?」「にじさんじって何だろう?」というところからの相互理解は大切な事だと思います。
今回のコラボを通して、1人でも多くの人がサッカーを観る楽しさを知ってもらえたらと思います。この記事がその一助になれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。






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