令和のクリスタルチェイサー感想 前篇 ~テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンの思い出~

たらばたえこです。
たまにゲームをやる普通のオタクです。

2021年11月~2022年1月にかけて、30年前…1991年発売の「クリスタルチェイサー~天空の魔晶球」というゲームを実況プレイしました。(完結済み)

エンディング時には余韻に浸ってしまい、ろくにプレイした感想を語れなかったのでnoteの方に書こうと思った次第…だったのです。
多忙にて完結からだいぶ投稿が遅れてしまいました。

このゲームを語るに当たり、どこから書こうか考えた結果として
同ライターさんの「テイルズオブファンタジア~なりきりダンジョン~」を語らずには色々と話が繋がらないため、まずは前篇としてその思い出から書くことにしました。


【テイルズオブファンタジア~なりきりダンジョン~とは】

まず、テイルズオブファンタジアとは、namco(現バンダイナムコスタジオ)のRPGシリーズである、テイルズオブシリーズの第1作目です。

初代は1995年発売のSFC版ですが、続くPS版においてパーティキャラ追加を含む大幅なバージョンアップがされており、後続の移植はPS版がベースとなっています。

GBA、PSP、ガラケー、iOS版があります。※iOS版は配信終了してます。
今やるならPSP版のフルボイスエディション…かもしくは、後述のなりダンクロスに同梱されたクロスエディション(PSP)が最新なので良いかと思います。(調べたらPSPの本体結構高騰してますね。Switchあたりに移植して欲しい)

そしてテイルズオブファンタジア~なりきりダンジョン~は上記のスピンオフ作品で、2000年にGBCにて発売されています。
[なりきりダンジョン]シリーズは2と3もあるのですが、そちらは[テイルズオブザワールド]であり、ファンタジアに限らず他のテイルズオブシリーズのキャラクターも登場するお祭りゲーとなっています。

2010年にPSPでリメイク版の[テイルズオブファンタジア~なりきりダンジョンX~]が発売されました。大幅リメイクにより良くも悪くもほぼ別物なので、本記事ではあまり触れません。詳しくはこちら↓…って

…いや公式サイトFlash製で見れなくなってるやないかい!!
(仕方ないので転載貼りますね、問題あれば消します)

そんなこんなで、ややこしい上前置きが長くなりましたが本記事では
2000年発売のGBC版[テイルズオブファンタジア~なりきりダンジョン~](以降なりダン)について書きます。

【個人的な思い入れ】

私史上、印象に残っているゲームはいくつかありますが、なりダンは人生で初めて触れたRPGです。(厳密にはポケモンクリスタルの方が先にプレイしてますが、ポケモンは最早ジャンルがポケモンなので除外することにします)

レベルとCP、プレイ時間はカンストし、サブクエコンプから裏ダンジョンクリアまで小学生なりにしっかりやりこんで全クリしていました。そんなこんなで、前述のリメイク版発売がPSP購入のきっかけになるくらいには思い入れがありました。

小学生当時本当にドはまりしていて、
なりダンから入ってファンタジア(GBA)の方も合計最低10周以上プレイして、ファミ通版のファンタジアノベライズもスーパーダッシュ文庫版のなりダンノベライズも、なんならムービックの魔剣忍法帖も読んでるし、
ファンタジアのサントラは生まれて初めて買ったCDだし、
CD未収録のメルティア・ディオス戦とノルン戦のBGMはGBCから無理やりPCにライン入力して録音して変換してCD化して無限リピート再生してた。あとドラマCDとOVAも全部視聴してました。
フィギュアも小さいの全部持ってたけど今手元にはミントさんだけいます。

あと授業中にずっと刻んだ紙にディオメルのマンガもどき書いてホッチキスで留めたやつ作って友人向けに連載してた

10年前位のいつかの即売会で、イトケンさんとかないさんが来てた時に、何かの流れで「ちょっとチェスター!」という生声の不意打ちを食らい比喩じゃなくその場で崩れ落ちて泣いた

【攻略の思い出】

※やった人しか分からないことを書くので未プレイの方は飛ばしてください

ラスボスの攻略はひたすらにバキュラメル耐久で敵のTP切れを待ち、その後アイテムで無理やり復活させた、やせいクルール と にんじゃがしらディオで一気に総叩きにする…で戦ってました。いやこれ以外でクリアした人いるの?

倒すのにマジで1時間以上はかかってた気がする。HPはいくつ削ったか逐一メモってた……GBC実機での攻略においては電池切れしないかが一番の心配だったりした。

コスチュームを全部揃える→全コスチュームマスターもやったのですが、流石にレシピは攻略を見ました。

モンスター系のコスチュームの合成に、非売品かつ敵から低確率で盗めるコスチューム(バグベアのコスチューム)が大量に必要で面倒でしたね…おおどろぼうのコスチュームで盗めるんだよ…ディオのおおどろぼうコスチュームのヒゲ面が可愛かった思い出。

クリアしてから数年後に攻略本で知った重要なシステムとして、「レベルアップした時、その時着ていたコスチュームによって成長補正がかかる」という仕様があります。

これは本編中明示的には説明が無く、後で攻略本で知り悔しい思いをしました……

やせいクルール、にんじゃがしらディオ、ミントメル限界王道パーティーを組んでいたので(最終的にこうならざるを得ない)、ディオは素早さ補正、メルはTP補正がとんでもないことになっていたのを覚えています。

あとは裏ダンジョン、ノンセーブのドルアーガの塔60階を登るのは精神的に辛かったですね……ちゅうだんを駆使して何とかクリアだったけどきゅうけいしつもっと欲しかった。

【好きだったところ】

さてこのなりダンですが、結構根強いファンが多く、名作と名高いです。
上記くらいかつてファンタジア乃至はなりダンにハマっていて、思い出語れる人は、あまり最近のWebサービスで語っていないというだけで割といると思っています。

続編かつ外伝でありながら、社会派かつ哲学的な重いテーマに胸を抉るサブクエスト(悪徳商人ボエボエ、ティアの花、ルーシー姫が三大鬱イベとして有名)、良質なBGMなどが主に評価点としてあげられています。
この辺りは結構色んなところでレビューがあるので、検索してください。

個人的にやっぱり好きだったなぁというところは「テキストの言い回し」でした。

「…ふしぎふしぎ。」に代表されるストーリー上のナレーションはもちろん、特に攻略やストーリーに関係のないところを調べた時に細かく表示される、お遊び的なテキストが本当に大好きでした。

それはもうとことん びっくりぎょうてんです!!

オープニングナレーション

しょくぶつはたいせつに。ever green.

拠点の植木鉢

ちくりんです。へんちくりんです。

忍びの里の竹林

いし(stone)です。いし(will)はもっていないようです。

ダンジョン入口の石

…と、この辺は何も見ずともそらんじられるくらいには脳に刻み込まれています。(これ間違ってたらめっちゃ恥ずかしい)

あとは、食べ物屋の名前「くりきんとん」が地味に好きでした。
「なんだかおマニなかんじのおとこのひと」とかも好きでした。
テキストなのに、テキストだからこそか、間の感じと語感と押韻(とダジャレ)のハマり方がこう、絶妙に声に出して読みたい感じでめちゃくちゃ好みでした。ひらがなとカタカナと英語(大文字だけ)と一部の記号(♡と♪と~が印象的)、ごくごく一部の漢字だからこその味わいだった点もあるかもしれません。

※ファンタジア本編の方の「しんしょくどう」の掛け合いとか「おめいばんかい」のところとかも好きだし、「天空満つるところに~」は発声練習に使ってた

【そしてクリスタルチェイサーへ】

で、やっとクリスタルチェイサーに繋がる話になります。
まず私は、ここ数年趣味でめちゃくちゃ少しずつツクールでオリジナルゲーム作っているんですね。エタりかけてますが。

ツールとしてRPGツクールを使用していることもあり、[自分の作りたいもの]を考察している中でふと、何だか無意識になりダンを意識してるなぁ…いや、よく考えたらすごい影響受けてるよな、と思い当たったのです。

あの声に出して読みたくなる感じのテキスト音になって聞こえてくるような軽快なテキストを改めて味わいたいな、と思ったわけです。

手元にあるなりダンを再プレイしようかなとも思ったのですが、せっかくだし声に出して読みたい。それじゃ実況するか? いやでも読むとこ以外が相当長くなるし、プレイ時間の確保(≒モチベーションの維持)と動画編集しんどいぞ…? どうすっかなあ……

と考えながら、うっかり検索でぶち当たったのが、同ライターさんによる「クリスタルチェイサー~天空の魔晶球~」だったのでした

自称なりダンのそこそこのオタクとしては「たかのしん」と「のいちご」という名前には聞き覚えもあり、「これは…やらねば…!!」と一念発起。
しかも割と好きなタイプのアドベンチャーゲーム形式ということで、久々に実況機材を持ちだしてきて今回の実況に至ったのでした。

後篇に続く