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『1st demo』-UNISON SQUARE GARDEN 幻のデモCDを聴いて-[感想/レビュー]

感想」を書くにあたって
解説、解釈、説明、考察などは書くつもりはありません!
(そういった側面が入る恐れもあります。すみません...)
人それぞれの解釈があると思うので、感想を書くことだけを意識して作ってます
ぜひ皆さんの感想を言い合う際の叩き台に使ってください!

どうも、mosukyです

好きなロックバンドの20年目の門出(19周年)を祝うため、結成日の本日 7/24まで短い音楽感想を投稿してきました。


7日目、最後はユニゾンの幻のデモCD『1st demo』について語ろうと思います。


1st demo


はじめに

はじめに一言言っておきますが、私はコレクターではありません
どこまでいってもただの普通のファンです
強いて言うなら、百歩譲って、ユニゾンの「円盤」コレクターどまりです。

グッズは「ライブTシャツ」と「タオル」くらいしか買ったことがない。
ラバーバンド・・・買ったことない。リストバンド・・・買ったことない。・・・あと何があるんだ?バッグとか?シール、ストラップとか?食パンとかにんじんのキャラグッズ?・・・買ったことない。ライブTシャツも毎回は買わない。練習着で着すぎてヨレヨレになって捨ててしまったものもある。流石にそれは勿体無いことをしたと思ってる...
(ここまで、言えばコレクターコレクターって言ってくる奴は黙るだろうか?)

そんな僕が、

初めてユニゾンを聴いてから12年
(「カウンターアイデンティティをアニメOPで聴いてた」とかいうギャグはなしでな)

CDを自分のお金で買い集めて9年
(バイト代やら奨学金で買ったな〜)

一つの区切り

ユニゾン楽曲のすべての円盤を集め、試聴したという区切り

広い定義でいけば他アーティストとのコラボやカバー楽曲も入るが、あくまで僕は

ベーシストが作る曲をドラマーが音を支え、ボーカルが歌いながらギターを弾く
このUNISON SQUARE GARDEN というスリーピースバンドが大好きなのだ

なので、他アーティストと関わるものに関しては借りたり、サブスクで聴いている。
(メンバーがやっている、別バンドの曲はあまり刺さらなかったからゆるくしか聴いてない)


そんな僕が「人生をかけて絶対に聴いてやろう」と思っていた本CDについて拙い言葉になると思うが、少し書こうと思う


流星行路 -1st demoから完成されている楽曲-

世に出ている流星行路は2種類で、

一つはお馴染み「流星前夜」の楽曲だろう。

流星前夜


もう一つはコンピレーションアルバム「Sound Property Project」の楽曲になる。

Sound Property Project

どれも少々違うエフェクトが入っているが特に大きな違いはない。

1st demoと比較した際も、大きな演奏方法の差はない

強いて違いを上げるなら、以下のようなエンジニアリングの点で異なる

[流星前夜] (4:49)
ギター演奏とボーカルが比較的大きな音で調整されている
・演奏終わりは音を伸ばす加工とそれの後にエフェクトと謎の爆発音が入っている

[Sound Property Project] (4:45)
・最初のギター演奏が比較的静かに始まる
・冒頭に、ギターのピープ音のようなものが入っている
演奏終わりに音を伸ばす加工があるが比較的シンプルに終わっている

[1st demo] (4:43)
最初のギター演奏が比較的静かに始まる(Sound Property Projectと同様)
・全体的な音の調整がよく、全部の楽器演奏が聞こえやすい
・収録の関係だと思うが、ドラムの高音が少しシャカシャカ音になっている


どれも演奏は変わらないが、1st demoとその他ではやはり収録状況の違いもあるせいか聴き味が異なる作りになっている。

収録時間の違いはそれぞれの演奏前、演奏後のエフェクトが入っているためだが、

こと1st demoでは、そういったエフェクトがないためシンプルな聴き味の音源になっている。
(バイアスがかかっているかもしれんが)

上記のような、些細な違いしかないことから、

すでに1st demoの段階から「流星行路」という楽曲が完成されていたといえるんではないかと思っている。



ナツノヒ -1st demoならではの楽曲-

言わずとしれた、1st demoと言えばな本楽曲

この楽曲以外の2曲は別の円盤で再収録され、僕たちの元に届いている

この曲だけは、1st demo以降に姿を現していない

メロディーはローテンポのバラード調

歌詞はかなりわかりやすい部類だと思う


君のかすれた歌声 君の言葉
僕は聞かないふりもしたし 言っている意味が理解できなかった
きっと君は傷ついてて でも痛がらないふりをしていて
別れを告げることもできなかった 
君がだんだんと薄れるなか 僕の名前を読んで欲しいと思ってしまう
かすれた歌声が遠くの方で聞こえた

そんな夏の日

筆者意訳『ナツノヒ』
(著作権の兼ね合いで意訳の記載になります)


楽曲全体としては、今の作曲家が作るバラードとはかなり異なる印象を受ける

少し年代の古いバラードや歌謡曲と少し似た雰囲気を感じる

そういった楽曲はユニゾンの曲としてはあまり見受けられないこともあり、他楽曲と比較してもかなり異質な楽曲であることは間違いない

どういった理由から、本楽曲が現在に至るまで収録されていないのかは定かではないが、かなり異質でここでしか聴けない楽曲である。



スノウリバース -1st demoでしか聴けないアレンジがある-

さて、1st demoという名前を知っている人からしたら、「ナツノヒ」が最も聴きたい楽曲だろうし、一番有名な幻の楽曲だろう。

だが、実際に1st demoを聴いて一番驚くのは間違いなく本楽曲『スノウリバース』だろう

歌詞もメロディーも完成されているのは、流星行路と同じだが一部大きく違うところが存在する

それが、2番終わりの間奏部分の演奏である

衝撃だった

間奏序盤のドラムとのセッションに近い演奏はそのままに、
ベースとギターも本演奏する部分がまっったく異なる演奏になっていた

これは間違いなく1st demoを聴いた人ならぶっ飛ぶと思う

それほどの衝撃

カップリングの人気ランキングの王者はデモの時から異彩を放つ楽曲であった

それは、デモから2ndシングルを聴いた人にもそうだが、
2ndシングルやBee sideから入ってデモを聴いた人間にもその衝撃を与える楽曲だろう


最後に

このCDを譲り受けた際に、1つ前の持主(2人目)の方から頂いた言葉を書いて終わろうと思います。

前の持ち主(1人目)の方から受け取ったエピソードです。

下北沢の小さなライブハウスで対バンがあった際に、他のバンドのファンで観にいかれたらユニゾンも出演していて、初見で刺さったとのことです。

ステージ終わるのを待って、帰り際のギターを抱えたボーカリストの方に声をかけてデモCDをお願いしたら、快くバッグから出して手渡してくれたそうです。

その時のユニゾンのステージには観客が10人居なかったそうですが、その後からファンになったという経緯を教えていただきました。

元の持ち主の方からも「大切にお願いします」と「もし手放す時が訪れたら、本当にユニゾンが好きな方へお譲りしてもらえると嬉しいです」的な事を言われてお約束させていただいたので、温度感の同じ次の方へ繋げる事が叶って、感謝しています。

どうぞ、これからはその音源が宝物になりますように!

熱いものがあった

音源を聴きながら、このCDが本当に大切にされてきたことを深く感じたし、1つのアーティストの1つの円盤を通じて繋がる思いがあることを知った気がした

これから間違いなく僕の宝物の1つになるし、
(万が一にもないと思うが)僕のもとから離れるときは、前任者の意志を伝え、僕より大切にしてくれる人に渡そうと心から思った


さて、ちょっと長くなりましたがこれにて、7日連続投稿はこれにて終わり
(よー頑張った、自分)


今日で20年目(19周年)を迎えたUNISON SQUARE GARDEN

本当におめでとうございます

そして、いつも楽しい音楽をありがとうございます


では、


7日間の記事まとめ

1日目
近年、最も好きな曲の1つ
声出しライブで早く出会いたい曲

2日目
B面楽曲が良すぎるシングル
mouth to mouseとバンド「bus stop mouse」の関係性についてかなり書けた記事だと思います

3日目
ただ、ただ、好きを書いた記事
最近フェスでやってると聞いて羨ましくて、悔しいw

4日目
大好きな主題曲とカップリング曲
カップリングのクオリティーもエグいくらい高い
高校最後の記憶と結びついて個人的にエモい

5日目
僕を沼に引きずり込んだ楽曲の1つ
メロディー先行の自分がゴリゴリに歌詞を聴いてしまった変な楽曲

6日目
これが最初のシングルなのが毎回驚く
ガリレオの色褪せなさ
Program15thの最後の演奏について書いてます


7日目
19周年おめでとーございます!


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