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建築士が教える木造住宅のメリット・デメリット 地震や火事に不安はない?

住宅選びを始めると、家の構造(工法)について考えることになります。やはりそこで気になるのは、日本の住宅の半分以上を占める木造住宅についてですよね。

ほかの構造を検討するにしても、木造住宅のメリットやデメリットを知っておくことは、住宅選びには欠かせない知識といえます。

そこでこの記事では、各構造の特徴を踏まえつつ、木造住宅のメリットとデメリットについて解説していきます。
まずは自分に合った住宅選びのために、日本の主要な住宅構造である、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造を比較してみましょう。
また、地震や火事に弱いといわれる木造住宅が、なぜ災害大国の日本において選ばれ続けているのか。木造住宅のデメリットとその対策もご紹介します。

選ぶべき住宅の構造は、家にどんなことを望むかによって異なってきます。
この記事でしっかりと知識を身につけ、自分の希望を叶える住宅選びに役立てくださいね。

目次
1.住宅の構造の特徴を比較
 1-1.木造住宅の特徴
 1-2.鉄骨造住宅の特徴
 1-3.鉄筋コンクリート構造の特徴
2.木造住宅のメリット
 2-1.建築費用が安い
 2-2.間取りやデザインの自由度が高い
 2-3.木材による精神的なメリット
 2-4.木材の持つ調湿効果
3.木造住宅のデメリットとその対策
 3-1.耐久性の低さ
 3-2.ほかの構造に比べて火災に弱い
 3-3.品質のばらつき
 3-4.シロアリを代表とする害虫被害
 3-5.気象災害による劣化
 3-6.地震(耐震性)の心配
 3-7.住宅としての寿命が短い?
4.木材の特徴
 4-1.杉
 4-2.檜
5.まとめ

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