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紙パックから作られたテーブルを買いました

先日、Pizza 4P'sのホーチミン事務所(Hai Ba Trung店舗の一階部分)の拡張に伴い、追加で新しいテーブルが必要になるとのことで、紙パックを再利用して作られたテーブルを購入しました。

元々は、今あるテーブルと同じものを発注しようとしていたのですが、どうせ買うならサステナブルなものを、ということで、今回このテーブルを購入することになりました。

実は僕も最近知ったのですが、紙パックというのは、素材は紙だけじゃないんです。ミルクやジュースなどの溶液のクオリティを保つために紙、プラスチック、アルミなどの多重構造になっているらしいです。

要するに、紙パックはポイ捨てしたら自然環境にとって有害な訳です。ということで、この紙パックを回収してテーブルなどの家具にリサイクルしている会社があるということで、今回はその会社に製作を依頼しました。

どんなサイズのテーブルが何個必要か、という情報を先にお伝えし、完全にオーダーメードで作ってもらいました。

こういう環境にいいサステナブルな商品って、結構高いんじゃないか・・・と思っていたのですが、意外と普通のテーブルと大差ありませんでした。値段も高すぎず、かつサステナブルなテーブルということで、買わない理由はありません。テーブルとしての耐久性や防水性はもちろん、3年間の保証付きです。

サステナブルな商品を製作する上で最も大切なのは、クオリティが普通の商品と変わらないもしくは上回っているプロダクツである、という点に限ると思います。機能性はもちろんですが、美しいデザインであるというのも超重要ですよね。人々に受け入れられるプロダクツになるためには。

実は「けっこうコスト高いんだろうな。スケジュールもかなりタイトだし、社内の担当者も嫌がるだろうな」と僕は当初ほとんど期待していなかったのですが、実際に進めてみると値段は高くないし、担当者も「スペックや値段に差はないので、どうせならサステナブルなものを買いたい」と決済者に提案してくれたのです。嬉しかったですね。

今回このテーブルを製作してもらった会社は紙パック以外にもプラスチックの廃材を使ってリサイクルもできるようなので、また次は別のアイテムを依頼しようかと検討中です。

あまり自覚できるものではないかもしれませんが、自分たちが消費者として何を買うかという消費志向性は、実は社会への影響力はかなり高いと思っています。4P'sというレストランとしての責任は、顧客に何を提供するかだけではなく、何を調達するかという点も非常に大きな要素です。

こんにちは。ベトナムのホーチミンに住んでます。Pizza 4P'sというレストランのサステナビリティ担当です。