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机上の九龍城 #7 (モテアマス三軒茶屋 2021年4月レポート)

本レポートはモテアマス三軒茶屋の「その他」の部分の活動を運営する、モテアソブ三軒茶屋の月次レポートである。

(「その他」については、「モテアマス三軒茶屋」をモテアソブ三軒茶屋とR65で共同運営へを参照


【モテアマス三軒茶屋】

 モテアマス三軒茶屋は、三軒茶屋某所にあるシェアハウスである。あまりにも規模が大きく、借り手のいなかった15LDKの大豪邸の活用方法を考えていた時に現在の主任であるカズキタが名乗りを上げ、2016年11月23日にカズキタ、大家のポールらを中心に立ち上げ。現在は多様な住み方の住人を受け入れ、多拠点生活者を含めると26人が居住する大規模シェアハウスとなっている。住人の自由さや雑多な雰囲気から『三茶のインド』『現代の九龍城』などと呼ばれている。

【2021年度4月のモテアソブ三軒茶屋の活動実績】

・モテアマス住民:29 人
・ファッション住民:29人
・委託売上:0 円
・事業売上:62,226  円
・住民への支払い:266,500円(ファッション住民含む)

お知らせコーナー

▼モテアマス三軒茶屋の取扱説明書、販売開始しました!

これまで決して明かされることのなかったモテアマス三軒茶屋のあれこれが、異例の文章となり販売を開始しました。

住人と地道にコミュニケーションを取らないと得られなかった情報が、ここに詰まっています。ぜひご覧ください。

▼机上の九龍城公開編集会議!アーカイブ動画配信中

編集会議を覗き見る企画として、動画配信を行いました。現在アーカイブを配信中!

今回4月号のネタ決め、ヒアリング、構成決めなど、ネタがなくても1時間で内容が決まっていく様子がご覧になれます。


1.行きつけの七輪焼肉店安安にスパイを送り込む


突然だが、みなさんがバイトしているお店によく来る常連客に、あだ名をつけたことはあるだろうか。

――きっとあるだろう。

では、自分が通っているお店で、もしかしてバイト店員たちの間で、あだ名が付けられているかもしれないと考えたことはあるだろうか。

――もちろんあるだろう。

▼100日間おなじ商品を買い続けることでコンビニ店員からあだ名をつけられるか。

主任や三茶住民が通い詰めている行きつけの店といえば、三軒茶屋に本店がある七輪焼肉安安であることはもはや周知の事実である。


――ある日の三茶安安。

七輪で肉を焼いている三茶のおじさんたちは、バイトに自分たち(主にカズキタ、ぼりさん)が陰でどんなあだ名で呼ばれてるかを知りたいという話になった。気になったら調べるしかない。

そこで最もスタンダードかつ確実な調査手段として、スパイのバイトを送り込んで調査することにした。

▼Twitterでモテアソブ三軒茶屋のインターン生として、安安でバイトをする人材を募集

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募集からしばらくして、突如過去に遊びに来たことのある方から連絡があった。


やる気があるので即採用。晴れて安安住民として、4月から安安三軒茶屋店にてバイトとスパイ活動に勤しんでいる。

その様子は、モテアマス三軒茶屋のnoteに安安住民の日記で定期掲載している。

コロナ禍で不規則な安安の営業情報も手に入るようになったので、三軒茶屋周辺のアンナ―には活用いただきたい。なお、あだ名については、時短営業や休業の影響で5月上旬時点ではまだ調査が完了していないので、今後の報告に期待してほしい。

▼安安住民の日記はこちら!


安安住民ヤングインタビュー 

晴れて安安住民としての入居を果たしたヤング(@young2012drole)に話を聞いた。

ヤング:ヤングです。シェアハウス大好きです。わいわいがやがやしてる場所に居ると幸せを感じます。

なぜ安安住民になろうと思ったのですか?

ヤング:まず、モテアマスについては以前からカズキタさんなどのツイッターで一方的に知っていて興味を持っていました。

ある日、野生の中野くんがあらわれてモテアマスに遊びに行く約束をしました。遊びに行くととても良い感じだったので住みたい!となりました。

質問の答えとしては「安安住民になればモテアマス住民を満喫できると思ったから」です。

他にもモテアマスへの関わり方はあると思いますが、接客業が好きなので向いているのかなと。そしてもちろん家賃2ヶ月無料はありがたすぎます。職も家もなかったので同時に手に入り、夢のようです。

入居できるか聞く前にいきなりバイト面接にいった理由を教えてください。

ヤング:正確に言うとモテアマスには行っていたのですが、カズキタさんにはお会いしてなかったです。

住めるかもわからないのにいきなり面接を受けた理由は、遊びに行った時に住民の方々に「受かってからの方がいいよ!」とアドバイスを受け、私も「そんな気がする!」とすぐにモテアマスのリビングで応募フォームに入力、送信しました。

その後晴れて合格したのでその足でモテアマスに遊びに行きその場にいた人に報告、その帰りにカズキタさんにアポを取りました。

フットワークの軽さがすごい!面接ではどんなことを話しましたか?

ヤング:職歴、志望動機などを話したと思います。接客業についての想いを熱く語りました。そして、その場で合格が言い渡されました!受かった理由としては全部フリーで入れます!!と言った事だと思います。

熱意かぁ・・・ヤングさんの行動力の高さにすべて表れてますね。働いてみて職場の雰囲気はどうですか?

ヤング:雰囲気はとてもいいです。

「何でも聞いてね!」って言ってくれる方がいたり、楽しい雰囲気を作ってくれる方がいたり、新人にとても優しくしてくれます。

肝心のあだ名があるかについてはまだわかっていません。仲良くなれば教えてくれるのかもしれません。

今はまだ仕事をおぼえているターンです。

いい職場でよかったです。バイトの人たちの情報リークもお待ちしています。最後に安安住民としての意気込みをどうぞ!

ヤング:緊急事態宣言の期間によりますが、6月からは営業再開されると思うので休業期間の分までがんばります!みなさん来てください!

これほどの行動力があるとやすやすと仕事も住まいも手に入るようだ。筆者も先日三茶の安安に行ったところ「こんにちは」と挨拶されて驚いていたらお肉を提供しにきたヤングさんだった。ぜひ三茶近隣にお住まいのかたは訪れてほしい。

▼こちらのタイムチケットを購入すると、元板前のぼりさんがおいしくお肉を焼いてくれる特典つきだ。ワンランク上の安安を味わいたい方は利用をおすすめする。


▼スパイ活動の展望

近頃は、持て余したヒューマンリソースのシェアリングに期待して、人手が必要な人や企業が声をかけてくるようになってきた。

【ヒューマンリソースシェア実績】

◆テイクアウト専門店星野鶏ハム店@恵比寿 キッチン
◆スムージー専門店@恵比寿
◆アイカサ 設営、撮影モデル、事務仕事
◆mizhen 舞台美術の搬出業務
◆個人の引越し手伝い など

今後は三茶の職業案内所を目指しつつ、安安を皮切りに三茶を乗っ取るため行きつけの飲食店にスパイのバイトを送り込む予定である。

「この店で住民が働いている」と言って常連ぶることのできる店舗を増やし、結果、自己肯定感を高める算段である。

人手の足りない飲食店などは一度ご相談を。

2.三茶をまるごと3Dに!?バーチャル三茶シティ構想始動 


――2021年4月某日。

元住人で元360度おじさんのコマターから、突如モテアマス三軒茶屋にLINEアポが届いた。

iOS の画像

昨年11月にリリースされたサービス『盗めるシェアハウス常設展』。 

シェアハウス内の360度写真を見ながら部屋を移動し、家の中のモノをワンクリックで盗めるサービスとして、三軒茶屋経済、朝日新聞、TOKYO MXなどにも取り上げられ話題となった。補足情報を表示することもできるため、非対面の内覧にも活用できた。

こちらのサイトコンテンツとして360度写真を担当していたのが、何を隠そう元住人である「360度おじさん」ことコマター(@nagoyadenki)と岡本さんである。

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▲来モしたオカコマ産業の2人(左:コマ氏、右:オカ氏)

せっかく名古屋から来てもらうので三軒茶屋で彼らの仕事を作るために、三茶を全部バーチャルにしようという「バーチャル三茶シティ構想」を発案。


▼バーチャル三茶シティ構想とは…

実存する三軒茶屋の物件を立体的に見せることができる3Dカメラで撮影し、バーチャルの町をサイト上に展開する企画。今後、再開発による取り壊しが決定しているレトロな飲み屋街をフォーエバー三角地帯としてアーカイブ資料に残すことを目指すプロジェクトである。
<主な機能>
◆各物件がドールハウスで見られる
◆物件内部が3Dで見られる
◆クリックすると追加情報が見られる

撮影の前々日にリマインドの連絡がきて、そこから2日間の全力の営業活動により、追加で4件の交渉が成立した。

【バーチャル三茶シティ第1弾掲載施設】

・モテアマス三軒茶屋(シェアハウス)
・ハイパーリバ邸(シェアハウス)
・三茶ハウス(シェアハウス)
・メリールー(バー)
・三茶ワーク(コワーキングスペース)


▼バーチャル三茶物件

実際に今回撮影をして制作されたハイパーリバ邸のバーチャル画像を紹介したい。

体験に勝るものはないので、まずは下記URLより実際に体験していただければと思う。

▼ハイパーリバ邸の3D


クリックすると室内を移動することができ、カーソルを合わせると補足情報が出てくる。

フロアプランで物件全体を俯瞰して間取り図として見ることも、ドールハウスで立体的に見ることも可能である。もちろんフロアセレクターで、見たい階を選ぶこともできる。

▼オカコマ産業インタビュー

360度おじさんあらため、オカコマ産業として舵を切ったオカコマさんに、今回の技術について話を聞いた。

自己紹介をお願いします。

コマ:皆様初めまして、オカコマ産業です。

メンバーは代表でありエンジニアの「岡本」営業の「小俣」の二名で主に活動しております。二人とも名古屋出身ということもあり、名古屋のゲストハウス、飲食店の撮影を中心としております。

「VRをより身近なものに」という理念で活動されていらっしゃいますが、どのような未来を実現するために活動しているのですか?

コマ:我々が目指しているのはVRを使った「新しいコミュニケーションの形の創造」です。イケてる物件の撮影はもちろん、バーチャル上の人物にクリックすると突然その人に会えるなど今までなかったコンテンツを作りたいと思っています。

リアルに出かけるのは難しいけどECサイトはそっけない。。そんな世の中はPOISONですよね。社会に一石投じていきたいと思います。

バーチャル三茶シティで活用している技術はどのようなものなのでしょうか。また、撮影をお願いした場合、どのように撮影が進むのでしょうか?

コマ:米国の「マーターポート社」の3D360°カメラを使い、撮影しております。

撮影依頼があった場合は重さ約20キロあるカメラを担ぎどこでも行きます。

バーチャル三茶シティ構想のアイディアについて、どう思いますか?

コマ:今まで、物件ごとの撮影をしていたので、三軒茶屋という街をまるごとバーチャル化する構想は私調べでは世界初の取組でありとてもエキサイティングです。

私自身も三軒茶屋は大好きな街であり、今回のプロジェクトに参加できることに誇りを感じております。

今後、どのような物件や空間を3D撮影してみたいですか?また、3D撮影の技術を使った展望を教えてください。

コマ:先述したような「新しいコミュニケーション」に繋がる活動をしていきたいです。

直近では美術館を舞台とした動画展示会の会場撮影。お部屋のコーディネートまで想像できるバーチャル家具屋さん。そもそも実店舗を構えずバーチャルツアーにてブランディングする店舗など今までにはないプロジェクトを進めています。

3D撮影に興味をもった方へのメッセージなどがあればお願いします。

コマ:会いたいのに会えないそんな世の中は。。。VRで解決!?

VRは決して難しいものではなく、スマホがあれば体験できる身近なものです。今までは女子から敬遠されがちの技術でしたが、これからはモテます。

VRで一緒にモテませんか?


バーチャル三茶シティとして、歴史的資料をアーカイブするクラウドファンディングにも挑戦していくので、今後の展開に注目してほしい。

バーチャル三茶シティWebに参加したい物件をお持ちの方は、モテアソブ三軒茶屋までご連絡を。

3.POTLUCKアンバサダーに主任就任

このたび、主任カズキタがTwitterで募集していた定額制テイクアウトアプリ「POTLUCK」アンバサダーに応募。見事選考を通過して4月12日をもってPOTLUCKアンバサダーに就任いたしましたことをお知らせいたします。


アンバサダーとしての活動①POTLUCKパーティの開催

アンバサダーとして、友人を集めてPOTLUCKをごちそうするパーティを開催。みんなでご飯を食べる際にPOTLUCKを使うことで、その人たちがねずみ講のようにPOTLUCKを宣伝してくれる。なお、インドとの関連を強めるために99%カレーを頼んでいる。(渋谷のカレーはコンプリート済み)

アンバサダーとしての活動②POTLUCKアンバサダーサミットの開催

POTLUCKCEOでファッション住民の谷合さん(@Ryoma_Taniai)と、元住民で現ファッション住民であるPOTLUCKアンバサダーかおるさん(@carolpolca1)をお招きして、アンバサダーサミットを開催。


▼POTLUCK代表谷合さんからのコメント

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こんにちは!月1万円程で1日1回ランチを食べられるアプリ「POTLUCK(ポットラック)」の開発運営している会社代表の谷合です!

人見知りな僕でも簡単に新しいお店を開拓できて、しかも便利なサービスを作りたいな〜と思い、POTLUCKをはじめました!

僕らのサービスは世の中に同じものがないサービスなので、始めて利用するユーザーさんにとって、クチコミ(実際に利用している人の声)の情報がすごく大切だと思い、アンバサダーという形で、日頃の利用シーンをより分かりやすく届けられるのではないかと考えたためアンバサダー制度を始めました。

あとは、アンバサダーという形で関わっていただく人が増えることによって、共犯者(味方)を増やし、より多くの人にアプリを使ってもらえることを期待しています。

モテアマスは宗教だと思っているので、その教祖のカズキタさんをアンバサダーにすることで芋づる式にモテアマス界隈の人を巻き込めると期待しています。

また、POTLUCKはカレーのメニューも豊富なので、カレーを奢ることで、逆にモテアマスの住民の勧誘にも使えるのではないかと思いました。

つまり、ウィンウィンです。

まだまだエリアは渋谷、恵比寿駅中心と狭いのですが、現在新宿エリアに拡大したりと徐々に範囲を広げています!お近くにPOTLUCK利用のできるお店があったらぜひ使ってみてください!

(100banchに行けばカズキタさんがカレーを奢ってくれます。)


▼POTLUCKアプリのダウンロードはこちらから!


4.来月の目標

定性的な目標
・ぼりさんのアンアンでのあだ名を調査する
・POTLUCK文化を定着させる
・ふんどしをモテアマスにインストールする
定量的な目標
・POTLUCKアンバサダーを3人増やす
・安安住民を3名増やす
・バーチャル三茶シティの物件を3件増やす


5.今月のポテトヘッド


 モテアマスには、ポテトヘッドがいる。

日本語訳すると「じゃがいも頭」。それを概念の破壊と再構築を目的として導入した。

このコーナーは、その名の通り今月のポテトヘッドの状態をお知らせするものである。

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