ビジョンづくりで起こるモヤモヤを味わおう

企業のビジョン・ミッション・バリューつくりをお手伝いする中で、

「未来のことをポジティブに話しているのに、なんか余計モヤモヤしてきました。」
「このままで大丈夫なのか、不安になってきました。」

という声がよく出てきます。

それに対して、

「モヤモヤしてていいんです!」
「大事なプロセスを通ってます」

とお伝えしています。

モヤモヤが起こるのは、

「今まで自分達がやってきていることは、
何のためなのか?どこを目指しているのか?誰の役に立っているのか?」

の探求が始まり、普段がんばっている現状をゆらがせることが起きているからです。

逆に、このモヤモヤを通らずに、

「我々は世界を良くします!」

素晴らしい言葉が決まってスッキリ終了!パチパチパチ

となってしまうと、
そこで思考停止が起きたり、言葉の抽象度が高過ぎて、
普段の仕事との繋がりが持てず形骸化してしまう。
みんなの温度感や解釈が違ってバラバラの行動が起きてしまう。
ことになりやすい。

だからといって、
モヤモヤというのは、一時的には気持ち悪いものだったりするので、
すぐに解決しにいったり、なかったことにと排除や抑圧されがちです。

それが、チームや組織のレベルになると、

「うまく進んでない」
「荒れている」
「決まらない、決めてくれない」

などと、ネガティブな認知へとすぐになりやすいです。

先日ワークショップ後、参加者の1人と話していたら、

「最初はこの活動は何なんだ?とか色々気になることがあったけど、
 しばらくモヤモヤしていると、モヤモヤでもまっいいんだ、ってなってきました(テヘ)」

という方がいたので、
そうそう、そんな感じです!と思わずお伝えしました。


モヤモヤは現状をゆらがし、創造・進化へのサインなので、
モヤモヤを味わい、楽しんでいきましょう!!

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