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ロックアップ論からの自分のプロレス観

巷を賑わしてるロックアップ論。
※画像は本文と関係ないけど個人的にカッコいいロックアップ。
流れは以下の通り。※めんどいからイニシャル表記
①団体TJのTwitter上の動画を見た元レスラーGが感想を団体公式に引用RTで記載。
②TJのトップ選手Nが反応。宛名なしのエアリプでの強めのコメント
③Nがツイ消し
④一般人Aがツイート保存し、Gにリプライ
⑤Gがありえないと憤慨、心情を連ツイ
⑥TJが属するグループの社長兼レスラーSが直電、解決を報告
⑦Gもこの件、終了を報告

個人的に引っかかる点を段階ごとに拾ってみる。

①感想の中身
以下はスクショ

自分はこれを批判、ロートル自己主張と見ることは出来ず、あくまで褒めた上での経験からの改善コメント。恐らく学プロ上がりと舐められないために様々なことを考えてプロレスをしてきたという思いがこれを書かせたのではないか。
(210630追記 思い返せばGは女子団体のコーチしてましたね。そのときの感覚で呟いたのかも。)

②③エアリプによる想像の余地
Nのツイートは消されてるものもあるので本文は掲載は控えるが、基本宛名なく誰かを批判。
内容は「知らない人に上からものを言われたくない。」「知られてる誰かに乗っかりたいだけのくせに」「自分のロックアップへのこだわり」など。
宛名がないため想像で相手が決まるため、周りに妄想、空想の余地を持たせGへ伝わる。
もし違う相手に向けてたとしてもエアリプは悪手。文言もぶっちゃけ品がなく悪印象。夜だし酒でも飲んでたの?って思っちゃう。
Gに当てたとしたらGの経歴含め自分はとても偉大と思っているのではき捨てるのは乱暴かとおもう。
先輩選手と知らなかったなら知った上でどう反応するのが正解か。消しただけでは解決にはならない。デジタルタトゥーってSNS講座で習わなかったのかな。まずは第一に品のないコメントは呟かないこと。エアリプしないこと。そして消すだけじゃなくてコメントを添えて訂正をすること。

④スネ夫
告げ口する人は絶対出る。ナンセンスだとしても絶対出てくる。なにせデジタルタトゥーってそういう人たちで成り立つものだから。居ると思って対応するしかない。対応は??上に書いた。

⑤晒しあげ的な行動
④での告げ口を引用RTで拡散。
怒る気持ちは分かるがグッと飲み込んで欲しかったところ。ファンがファンネル化してNを追い詰める可能性がでてくる。それはいい結果を絶対産まない。

⑥上司としては100点もネットリテラシーとプロレス的な展開は0点?
互いに納得を報告もその際の文面で以下が引っかかる。
「ツイ消しした文章に対して言い草を改めて欲しいは破綻してます。」ツイ消しは本人の目に見えなくなっただけでWeb上には無数に残ります。消した=改めるではなく、1度呟いてしまった以上何かコメントをしない限りは改めたことにはならないでしょう。なお、そのコメントは本人同士が納得すればよく裏でやればいい話。
なんかこの団体関係のネットリテラシーの無さがNS双方のツイートから感じられてとても残念な気持ち。
しかし上司としては中にたち炎上を防いだ形なので100点。

⑦解決した以上もうこれ以上呟かないことが大切と思います。

で、流れ外の問題点。
⑴元レスラーの評価
掲示板などではGは老害と見られ受け入れられておらず過去のこともくたす文で溢れている。それは君が嫌ってると言っている人以下のことをしてませんかね?
⑵関係者のツイート
デザイナー兼写真家さんが同じようなタイミングでエアリプで老害批判。タイミング悪いし、エアリプの悪さは前述の通り。
レスラーが関係ツイートもどっちとも取れる表現が多く、見てるみんながいいように解釈してて混沌さが増す。こういう時は無駄な混乱を生まないためにも一意に気持ちが伝わる表現を心がけて欲しい。

なにか色々な事と人が入り交じってるが、根本はTwitterの使い方、Twitter上での人との関わり方が問題でロックアップ云々はすでに瑣末なことな気がする。エアリプをするのではなく裏でもいいから当人としっかり話をすることが大切なのではと思う出来事。

以下自分のプロレス観。
あるベテランレスラーがトークショーで話した以下の話
「ロープブレイクの時、俺は必ず手で顔を守る。殴られないように」
プロレスをショーと割り切って見る分には「何言ってんの?」かもしれないが自分はワクワクした。アメリカなどの遠征時に試合前後で死ぬ思いをした話を沢山聞いてきた中、プロレスの動きには意味があると感じた話。
ロックアップも同様で本質的な意味があるもののポーズとしてそれをやることも出来るが、それの意味まで分かってやるのとは違う。そして意味がわかった上で敢えてやらないという選択肢もあると思う。
ただTJの興行を現地で見た時には、全体に軽さを感じたのは正直なところ。ポーズ感が強かった。それは自分の好みじゃないということで行かなければ済む話。そういった流れが好きな人が見ればいいと思っている。
それに対して改善点をコメントするということは可能性を見た上での善意と思った。(ただのシロートが言うのは勘違い迷惑やろうです。)
あくまで元プロが感想を言ったということに対しての受け手の認識の違い、ネットリテラシーが重なって起きた問題。
しかしショーとしてのプロレスとスポーツとしてのプロレス、それぞれ見方が変わってきているという側面も映し出した。

自分は古いファンでマスマーケットの人種ではないのかもしれないけど個人としては意味のあるプロレスをこれからも楽しんでみていきたいと思います。
結果楽しければなんでもありなんですけど!!

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