~沼垂リサーチ~沼垂の秘密

こんにちは!

今回私たちは「沼垂の地名について」「沼垂に点在する小路の由来」の二つをテーマに調べてきました!

沼垂って何?と思う方もいるかもしれません。しかし。学生の頃に学んだ歴史の教科書を思い出してみてください。

「渟足柵」

この言葉聞いたことありませんか?

そう!これ実は私の出身でもある新潟市の沼垂地域のことなのです!

普段毎日のように私は沼垂を通って学校へ向かいますが、深く考えたことなんてありません。

歴史の教科書に載るほど昔から存在した、沼垂という地名。どういう意味なんだろう。。

気になりませんか!?

私達は気になりました!!!

ということで今回私たちは、

「沼垂の地名について」「沼垂に点在する小路の由来」

の二つをテーマに調べることにしました!





でも何を調べればいいんだろう。。。

そんな時は数多くの図書や歴史書が揃うほんぽーと!こちらの図書館は沼垂のすぐ隣、南万代地域にあります。

ということでほんぽーとに向かいました!

しばらく沼垂に関連する蔵書を調べたところ、このような本を発見しました

沼垂郷土史研究同人会 作の「沼垂物語」(昭和42年3月発行)

中を開いてみると、沼垂についてのマニアックな内容がたくさん!

これはベストなものを見つけてしまいました💦


このほかにも、

新潟市街づくり推進課 作 「にいがたの小路」(平成19年 8月発行)

お借りしてその日は帰宅。

そんなこんなあって調べ沼垂物語内に書かれている沼垂の地名の由来について説明しようと思います!


歴史を振り返ると「沼垂」の地名が出るのは、なんと、日本書紀が最初というのではありませんか!!!


詳しく見てみると日本書紀の孝徳天皇大化三年の条に「淳(ヌ)足(タリ)の柵(キ)を造り柵(キ)戸(ド)を置く」と書いてあります!

これまさかの今から約1400年前なんですよね。。

なげぇぇえええぇぇ!すごいな沼垂!!


しかし、沼垂は古くは倭妙抄に奴太利と書いてあるのがいつのまにか乗定とか沼垂という漢字が当てられてたそうで、要するにいくつかの説があるが、確かなことはいまだわかっていないようです。。。

まあそれだけ昔からあるとなるとそうですよね。笑


今回はその中のいくつかの説の三つを紹介したいと思います。

第一の理由に12代の景行天皇の多くの子供のうち、越後に来られた方のお名前が「淳(ヌ)足(タリ)別の王子」だったことからつけられた説。しかしこの説は正史に明文がないこと、口伝でしか知られていないことから、正確性が問われます。

二つ目は「地形からつけられた」という説です。
昔、沼垂の地域は越後内湾の沼地で海に向かって垂れるところだったということから沼垂とつけられたとするのがこの説で、信濃川と阿賀野川の二つが縦横に落ち込んで湖面をなした土地であったことが原因と記述されています。

三つ目は「アイヌ語から解釈される」説です。
ある専門家によるとアイヌ語で「浪」を「ノタ」ということから「ヌッタリ」は「波の荒いところ」のことだといい、別の専門家は「ノットポリ」ということから「突き出た道」だろうといわれています。しかしどちらにしても「だろう」という想像の範囲であることから不確実だと思われます。



沼垂の地名に関しては様々な説があることが分かりました!
しかし先ほども言いましたが、歴史が長い町なだけに、確かな理由ははっきりしていない。。

沼垂って深いですねぇ(沼だけに)


。。。。。。。ハイ。。


長い歴史の中多くのことが語られてきた沼垂には、そのようなことから数々の小路が今でも残されています。そこで私たちは現地に調査に行ってきました!今回はいくつか小路の歴史を紹介したいと思います!

現地調査の日(7月19日)はあいにくの雨。。

傘をさして沼垂の地を歩き回りました!笑

以下は沼垂の各地域に点在している小路の名前札です。

御屋敷小路
江戸時代、この小路の下手に新発田藩の支配役所があったことからこの名で呼ばれました。この屋敷は御旅屋とも言われ、当時は御旅屋浩二と呼ばれていました。新発田藩、沼垂まで来ていたんですね。驚きです。

孫助小路
大正期に名前が付けられたとされる。名前のいわれはこの近くに住んでいた人の名前からだとか。いったい誰なんだ!

石井小路
江戸時代、沼垂の有力商人であった石井氏の屋敷があったことからこの名がつきました。現在では沼垂テラスと呼ばれ、オシャレなカフェや雑貨やなどが並んでいます。休みの日はカフェでコーヒー。夜はバーでオシャレなカクテルなんていかがです?

光照寺大門
通りから沼垂にあるお寺、光照寺大門へと続く通りであったことからこの名がつきました。ちなみに真宗大谷派のお寺だそうです。


今まで特に考えこともありませんでしたが、沼垂ってすごい!(語彙力)

何よりも1400年もの歴史があることに驚きましたし、名前の由来がたくさんあってはっきりされていないことも、なんかわくわくしてきますね!

また、まだまだ多くの小路が沼垂地域にはありますので、皆さんもそれを探して沼垂地域を散歩するのも面白いかもしれません!!

先ほども紹介しましたが、疲れた時には休めるカフェなどもありますので、

皆さんも一度行ってみてはいかがでしょうか!!